屋久島
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屋久島

ランドサット画像(2002年)
所在地 日本
鹿児島県熊毛郡屋久島町
所在海域東シナ海
所属諸島大隅諸島
面積504.88 km²
最高標高1,936 m
最高峰宮之浦岳
人口11,858人(2020年、国勢調査[1]
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屋久島(やくしま)は、鹿児島県大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する熊毛郡屋久島町に属し、近隣の種子島口永良部島などと共に大隅諸島を形成する。南方に位置するトカラ列島奄美群島などとともに南西諸島を構成する。

九州最高峰の山、宮之浦岳標高1936m)がある。自然が豊かで、屋久島国立公園の中核をなし、世界自然遺産の一つに登録されている[2]
概要

面積504.29 km2[3]、周囲130km(東西約28km、南北24km)[4]。円形に近い五角形をしており、淡路島よりやや小さい[4]鹿児島県の島としては奄美大島に次いで2番目、日本の中では本州など4島を除くと面積第9位である[5] 太鼓岩から望む屋久島の山々のパノラマ

豊かで美しい自然が残されており、島の90%が森林である。島の中央部の宮之浦岳(1936m)を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる107.47 km2がユネスコ世界遺産に登録されている。この世界遺産への登録は1993年姫路城法隆寺白神山地とともに日本からの第一陣であった。

本島においての発電は、屋久島電工が製錬所の自家発電のために建設した火力発電所水力発電所からの電気を、安房電気利用組合、種子屋久農協、九州電力送配電、屋久島町の4事業者が分担して供給している。したがって本島では九州電力送配電が電気を供給していない世帯や事業者も存在する。平素、島内の電力は水力発電で賄われており、火力発電は緊急時に限って活用される。
地理永田岳宮之浦岳黒味岳愛子岳国割岳ジンネム
高盤岳本富岳太忠岳七五岳一湊岳吉田岳屋久島空港白谷
雲水峡
縄文杉 屋久島の地形図
地形・地質

屋久島はほぼ全域が山地であり、1,000mから1,900m級の山々の連なりは八重岳と呼ばれ洋上アルプスの異名もある[6]。屋久島山地と記述した文献もある[7][8]。中央部には日本百名山の一つで九州地方最高峰の宮之浦岳 (1,936m) がそびえる。このような中央部の高峰は奥岳と呼ばれ、永田岳を除き海岸部の人里から望むことはできない。宮之浦岳、永田岳および栗生岳は屋久島三岳とされ、山頂に一品宝珠大権現が祀られ古来より嶽参りの対象とされてきたが[9]、『三國名勝図會』の記す栗生嶽は位置的に現在の黒味岳に相当するとする説もある。海岸部から間近に聳える山々は前岳と呼ばれ、本富岳国割岳および愛子岳などがある。また、喜界カルデラを生んだ6,300年前の大噴火の際、屋久島は火砕流によって島の大部分が覆われたことがあるとされている[10]

地質的には西南日本外帯の四万十帯に属し、島外周部は日向層群(旧称・熊毛層群)[11]第三紀堆積岩からなり、中央山岳部は直径約25kmの巨大な花崗岩貫入している。屋久島の高山はこの1550万年前にできた花崗岩がその後に隆起して形成された。また激しい雨による侵食の結果として残された花崗岩塊が点在し、永田岳の山頂付近に見られるローソク岩のような岩塔が林立する。一般に花崗岩は広い間隔で節理が発達するため巨大な岩塊が生まれる。さらに島の北西-南東方向および、北東-南西方向に発達した渓谷尾根筋も節理の方向に沿って侵食が進んだ結果である[12]

屋久島を流れる河川は放射状に広がり、その数は140にも及ぶ。主な河川は安房川、宮之浦川、永田川、栗生川の4つである。また急峻な山々と日本一を誇る雨量のため深い渓谷が刻まれ、河床は急勾配でが発達している。大川の滝千尋の滝などが良く知られ、宮之浦川には、屋久島最大の竜王滝(3段110m)がある。.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}屋久島三岳とされる宮之浦岳永田岳栗生岳安房川源流部の淀川(よどごう)
川砂は全て花崗岩大川の滝(おおこのたき)千尋の滝(せんぴろのたき)
小島・岩礁


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