居眠り磐音
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『居眠り磐音』(いねむりいわね)は、佐伯泰英による日本時代小説シリーズ。全51巻およびサイドストーリーの「新 居眠り磐音」シリーズ既刊5巻。

『居眠り磐音 江戸双紙』(いねむりいわね えどぞうし)のシリーズ名で双葉文庫より書き下ろし2002年4月から2016年1月にかけて刊行され、累計発行部数2000万部を超えるベストセラーとなった[1]。『居眠り磐音』へとシリーズ名を改め、加筆修正を経た「決定版」が新作書き下ろしのサイドストーリーとともに文春文庫より2019年から3年にわたって刊行されている[2][3]

2017年1月より続編となる『空也十番勝負』のシリーズがスタートした。

陽炎の辻?居眠り磐音 江戸双紙?』として2007年から2017年にかけてテレビドラマシリーズ化、『陽炎の辻 居眠り磐音』として2008年漫画化された。2019年に映画化。

『居眠り般若(はんにゃ)』と、誤読、誤解される事が多く、また間違いのまま検索エンジンで検索しても『居眠り磐音』と正しく検索できる。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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登場人物

『空也十番勝負』以降の動向は「空也十番勝負#登場人物」を参照
主人公
佐々木磐音(ささき いわね) / 坂崎磐音(さかざき いわね)
この作品の主人公。のち、佐々木磐音。九州の
豊後関前藩(架空)の中老である坂崎正睦の嫡男。幼なじみの河出慎之輔、小林琴平とともに直心影流の佐々木玲圓の道場で修行(国を出る前は神伝一刀流中戸信継門下)し、3人で藩政改革を志していたが、藩の守旧派である宍戸文六らの陰謀により、自身の許嫁である奈緒の兄・琴平を討ち取ることになってしまう。傷心の磐音は、豊後を離れて浪人として江戸に戻り、江戸深川の金兵衛長屋に住み、今津屋で用心棒稼業を経てその人物を見込まれ、店の後見となる。将軍徳川家治の日光社参では世子家基の影警護として同道し、師の佐々木玲圓と共に家基を消さんとする老中田沼意次の刺客から家基を死守した。また、関前帰着前後に起きた危難にも陰ながら助け、藩主や家臣たちの信頼も厚い。後、佐々木玲圓の養子となり金兵衛の娘のおこんとも結婚、尚武館佐々木道場を継ぐが、家基の死後、田沼意次の陰謀により命を狙われ、おこんと共に江戸から離れる(後に霧子と弥助が合流)。尾張を経て、紀伊姨捨の郷で雑賀衆の庇護を受けて一子空也を儲ける。2年半を過ごした後江戸に戻り、道場を再興する。田沼一派の妨害などもあって全盛期に比べて小規模な道場となってしまったが、量より質の方針転換で20人程度の門弟を指導していた。やがて11代将軍となった徳川家斉の命により、神保小路幕府道場として尚武館道場を再興させた。剣を構えた姿が縁側で日向ぼっこをして居眠りしている年寄り猫のようなので、「居眠り剣法」と呼ばれている。愛刀は備前包平で、刀身は2尺7寸(約87センチ)。一度鉄釜を斬り付けて刃こぼれさせてしまったことがある。他に備前長船長義2尺6寸7分(今津屋から貰った大刀)、粟田口吉光一尺七寸三分(将軍家治の代わりに速水左近からもらった脇差)も所有している。
江戸坂崎家
佐々木こん(ささき こん)/坂崎こん(さかざき こん) / おこん
磐音の住んでいる金兵衛長屋の差配を務めている金兵衛の娘。両替商の「今津屋」に
女中として勤め、お艶が病弱であったこともあり、奥向きの一切の仕事を任されている。後、速水左近の養女を経て、磐音と結婚する。しかし、大納言徳川家基の死後、江戸を追われた磐音と共に身分を隠して尾張を経て紀伊姨捨の郷で一子空也を産み、2年半余を経て江戸に戻る。確実な収入源に乏しい財政難の中、道場の台所を取り仕切る。道場の裏に大根畑を作っている。
坂崎空也(さかざき くうや)
磐音とおこんの嫡男。玲圓とおえいが自害した日に懐妊がわかり、磐音と共に江戸を離れて苦難の末に姨捨の郷で誕生した。その後、3人で江戸帰着を果たした。その翌年には養祖父となる速水左近とも面会した。5歳になって庭先で磐音から剣術を習い始め、12歳で道場入りを許させる。16歳で東郷示現流を修行するため、豊後関前から薩摩へと旅立った。愛刀は修理亮盛光2尺7寸(将軍家斉からもらった大刀)。続編となる『空也十番勝負』シリーズの主人公。
坂崎睦月(さかざき むつき)
磐音とおこんの長女。磐音とおこん、空也の江戸帰着後に誕生した。速水右近が拾ってきた牝犬、小梅の世話をしている。 
松浦弥助(まつうら やすけ)
公儀御庭番衆吹上組に属する忍び。九州にある長崎街道で磐音と知り合い、後、日光社参を皮切りに磐音と行動を共にするようになる。忍術では霧子の師匠。佐々木道場が再興した後、田沼の命を受けた御庭番衆が佐々木道場を襲撃した際に初めて姓名が明らかになった。磐音と行動を共にするにつれてその人柄に惚れて、江戸帰着後に御庭番を辞して磐音と主従関係を結ぶ。
豊後関前

入り江に面した豊前白鶴城を中心とする7万石の小藩。財政が逼迫している中、藩は宍戸派と改革派に分裂して争っている。
豊後関前藩
福坂実高(ふくさか さねたか)
関前藩の
藩主。当初は藩政に無頓着であったが、参勤交代で江戸に赴いた直後、宍戸派が藩を乗っ取らんと画策したのを受けて磐音に直筆の上意文を託した。その後も磐音に対する覚えが良く、藩の危難に立ち向かう磐音に感謝している。
お代の方(おだいのかた)
実高の正室小城鍋島藩の姫。後に鑓兼参右衛門にそそのかされ、罪を償うために剃髪鎌倉尼五山東慶寺に入るが、3年後に還俗し実高の許に戻った。藩邸に戻る前に、磐音と実高の心遣いにより江戸藩邸からの出迎えがあり、そこで初めて俊次と対面した。
お玉の方(おたまのかた)
実高の側室。鑓兼一派の推挙により、側室となる。後、懐妊したが正睦の機転により鑓兼一派には懐妊の事実が伏された。出産後の教育係として照埜が実高より命じられた。やがて男子、実継を出産するが実高の命により跡継ぎは俊次のままとなった。
福坂俊次(ふくさか としつぐ) / 木下俊次(きのした としつぐ)
日出藩木下家分家、立石領5000石の領主の弟。実高の養子で江戸に入るとすぐに佐々木道場に入門する。日出藩の藩道場で東軍流を会得していた。後、田沼の息が掛かる鈴木清兵衛の門弟に襲われるが家臣と尚武館道場の門弟たちにより死守された。
福坂利高(ふくさか としたか)
関前藩江戸家老。藩主・実高の従兄弟。後に藩の公金を横領していた事実が発覚し、坂崎父子を襲うが磐音に斬られる。死後、藩主主導で利高派は粛清された。
中居半蔵(なかい はんぞう)
関前藩の江戸屋敷詰直目付。直心影流目録の腕前で磐音と共に藩政改革に着手する。やがて藩の物産所の組頭に命じられ、廻船貿易に専念し、藩の改革を押し勧める。磐音の関前帰着の際、藩内に癒着がらみの不穏な動きがあることを磐音に伝えた。後に藩物産所を若手に任せ、自らは留守居役に任じられた。
宍戸文六(ししど ぶんろく)
関前藩国家老。かつては藩中興の祖といわれる切れ者であったが、年を経るにつれ頑迷になり、失政が目立つようになる。材木の転売で財政を救おうとするが、江戸の大火で材木が全焼、逆に巨額の負債を抱え込んでしまう。改革派であった坂崎磐音、河出慎之輔、小林琴平らによる藩政改革を恐れ、姦計を策して仲間割れをさせる。後に自害。秀晃という嫡男がいる。
東源之丞(ひがし げんのじょう)
関前藩郡奉行。磐音の中戸道場での先輩に当たり、正睦の側近として藩政改革に携わる。藩内における癒着の動きに関前から大坂に出向き、探索している最中に磐音と再会。共に関前に向かい、癒着事件の真相を掴んでいく最中に金で雇われた浪人に襲われて瀕死の重傷を負うが奇跡的に助かる。甥の2人も関前藩士。
中戸信継(なかと のぶつぐ)
関前藩城下にある神伝一刀流中戸道場の道場主。磐音の最初の師匠。河出慎之輔、小林琴平もこの道場に属していた。中戸道場隆盛時は藩道場を自任していたが磐音が藩を離れた5年後に病に倒れてからは新しく出来た新陰流諸星道場に門弟が移籍したこともあり、落ち着かない日々を過ごしていた。しかし、磐音の関前帰着後に磐音と辰平の打ち合いを見て感動。体調が優れない時でも道場に顔を出すようになった。
豊後坂崎家
坂崎正睦(さかざき まさよし)
磐音の父。豊前関前藩中老で藩政改革の中心人物であったが宍戸の陰謀により蟄居閉門となる。後、磐音の活躍により、宍戸派が粛清されると藩政に復帰し、国家老となる。


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