尾藤イサオ
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尾藤イサオ
2015年、第28回東京国際映画祭にて
基本情報
出生名尾藤 功男(びとう いさお)
生誕 (1943-11-22) 1943年11月22日(80歳)
出身地 日本東京都(現・台東区
ジャンルロカビリーポピュラー音楽
職業俳優歌手
活動期間1961年 -
公式サイト ⇒尾藤イサオ・ホームページ

尾藤 イサオ(びとう イサオ、1943年11月22日 - )は、俳優歌手ジャグラー声優。本名:尾藤 功男(びとう いさお)。

東京都、現在の台東区出身。身長168cm、体重55kg、血液型A型。

父は百面相や形態模写を得意とした落語家で寄席芸人の3代目松柳亭鶴枝。母も芸人であった。長女は歌手の尾藤桃子
来歴

1953年に、曲芸師・鏡味小鉄の内弟子となり鏡味鉄太郎を名乗って、幼少時代は太神楽曲芸師として活躍[1]。小鉄と兄弟子・小次郎存命時には、3人で共演することもあった。高校時代はロカビリーなどの音楽に興味を持つ。

1960年プロダクションの門をたたき、バンド「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」をバックに練習に励む。

1961年から翌1962年5月まで、アメリカのハリウッドに渡り勉強する。帰国後の9月、フランツ・フリーデルをリーダーとするバンド「ファイア・ボール」の一員になり、東京都内のジャズ喫茶に出演するようになる。当時のレパートリーは「ジェニ・ジェニ」「ルシア」「火の玉ロック」「ハウンド・ドッグ」等のロックナンバーであった。ジャズ喫茶での歌唱に目を留めたテレビのプロデューサーにより「パント・ポップショー」(TBSテレビ)や「森永スパーク・ショー」(フジテレビ)にレギュラー出演する[2]

1963年の「新春日劇ウエスタンカーニバル」初出演。以降「日劇ウエスタンカーニバル」に連続出演する。2月、銀座の音楽喫茶「ニュー美松」で開催されたプロ歌手、バンドのみによる「プロ・ロック・コンテスト」にて歌手部門で1位になる。1963年3月、「ミュージック・ライフ・人気投票」(1962年の人気による投票)では36位に初登場[2]。5月開催の「第20回記念日劇ウエスタンカーニバル」ではプレスリー賞を受賞。

1962年に「東芝レコード」に内定していたものの、初めてのレコードが発売となったのは1964年2月であった。この頃はブルー・コメッツの専属シンガーだったが、クルト・ヴァイル作曲『三文オペラ』の主題曲「マック・ザ・ナイフ」のカヴァー「匕首マッキー」でソロでデビューし、ヒットとなった。以降、シングル盤は1967年までほとんどが、ブルー・コメッツがバックを務め録音され発売された。

1964年3月「ミュージック・ライフ・人気投票」では18位になる。7月、アニマルズのカヴァー『悲しき願い』(原題 Don't Let Me Be Misunderstood)発売[3]。大ヒットとなり、彼の代表作となる(1978年にセルフカヴァーし、再びヒットさせている)。10月に内田裕也との初のアルバム『ロック、サーフィン、ホッドロッド』発売。(尾藤のソロ4曲。デュエットが4曲。演奏:ブルージーンズ、ブルー・コメッツ)[2]

1965年12月、内田裕也とのアルバム第2弾『レッツ・ゴー・モンキー』(演奏:ブルージーンズ、ブルー・コメッツ)を発売。この2枚のアルバムはグループ・サウンズ発祥前の日本のロックである。この年3月の「ミュージック・ライフ・人気投票」では7位になり、初のベストテン入り[2]

1966年ビートルズ日本公演の前座として内田裕也、ブルージーンズ、ブルー・コメッツ等と出演し、合同演奏を行った。

12月初のソロアルバム「ワーク・ソング」発売[2]

1970年テレビアニメあしたのジョー』の主題歌を歌い、これも彼の代表作となる。

1970年代からは俳優としての活動が顕著となり、二枚目半・三枚目・小悪党などを演じてきた。市川崑監督の映画『股旅』で三人主役の一人、テレビドラマ『幻のぶどう園』(NHK)で主演。『特捜刑事マイアミ・バイス』(1984年 - 1989年)では、リカルド・タブス役であるフィリップ・マイケル・トーマスの吹き替えをした。市川作品では独自の斜に構えたユーモアを発揮。最晩年に到って5本の映画に立て続けに招かれている。

2012年、たいとう観光大使 [4] に就任。

近年は「夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦」に出演し、全国各地を回っている。
人物・エピソード.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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ジャグリングの達人でもあり老境を迎えてなおステージやテレビ番組で衰えぬ腕前を披露する。

駄洒落が得意である。

読売ジャイアンツのファンである。

ビートルズ日本公演の前座に出演した後、内田裕也と一緒にステージの真下でビートルズの演奏を見ていた。この公演では、事故や混乱防止のため会場である日本武道館のアリーナには座席は設置されず、結果的にビートルズの演奏を最も間近で見ていた一人となった。

あしたのジョー』の主題歌には「ルルル?」と歌う箇所があるが、寺山修司はこの部分の歌詞も作っていた。尾藤がレコーディング中に歌詞を忘れ、咄嗟にアドリブで歌ったところ「この方がいい」とそのまま採用された。

発表作品
シングル
東芝音楽工業・東芝EMI

匕首マッキー(マック・ザ・ナイフ)/審判のテーマ(
1964年2月)レコードデビュー曲※A面ボビー・ダーリンのカヴァー:B面フランス映画「審判」より


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