かつては木村家・式守家以外の姓を名乗る行司家が存在し、その中には「尾上家
」も含まれていた。また、初代から3代目までと7代目の引退時の姓が「尾上」姓で、6代目から8代目が木村庄之助部屋の所属だったことから、元々は行司由来の姓であったと考えられる。一時期、「おのうえ」と呼ばれていたが、17代が襲名した際、元来の読みである「おのえ」に戻している。 代目引退時四股名最高位現役時の所属部屋襲名期間備考
尾上の代々
代目の太字は、部屋持ち親方。
初代尾上六郎左エ門------
2代尾上只右エ門------
3代尾上甚五郎------
4代高砂浦右エ門前3追手風-玉垣-追手風部屋1844年10月-1846年頃?(死去)
5代霞ヶ浦清吉------
6代明石潟浪五郎前1木村庄之助1864年5月-1870年頃(廃業)
7代尾上唯右エ門前6木村庄之助
8代千勝森金之介十2木村庄之助
9代野州山徳之丞十4高砂部屋1896年1月-1919年1月(死去)
10代野州山義郎
11代森ノ里信義十10高砂部屋1957年3月-1962年3月(廃業)
12代若前田英一朗関脇高砂部屋1964年1月-9月(廃業)
13代松前山武士前9出羽海部屋-九重部屋1967年11月-1968年11月(廃業)借株
14代富士錦猛光小結高砂部屋1971年9月-1988年10月6代高砂に名跡変更
15代飛騨乃花成栄前1二子山部屋1989年2月-1994年3月(廃業)借株
16代大乃花武虎前13大鵬部屋1994年3月-2001年4月(退職)借株
17代濱ノ嶋啓志小結三保ヶ関部屋2004年5月-
関連項目
尾上部屋