尼崎市総合文化センター
Amagasaki Cultural Center
あましんアルカイックホール(2014年)
尼崎市総合文化センター (あまがさきしそうごうぶんかせんたー)は、兵庫県尼崎市にある複合文化施設。 芸術文化(美術・音楽・演劇などの活動)の拠点に使用することを想定した施設として、1982年にグランドオープン。オープン後は、関西二期会(声楽家集団)の活動拠点にもなっている。 美術館や文化教室の役割をもつ文化棟(1975年1月10日開館)と、音楽・演劇公演の会場となるホール棟(1982年7月10日開館)で構成。2012年3月31日までは財団法人尼崎市総合文化センター、翌4月1日からは公益財団法人尼崎市文化振興財団が運営している[1]。 施設の一角は、1996年10月26日の「エフエムあまがさき」開局を機に、コミュニティ放送用のスタジオに充てられている。「エフエムあまがさき」は株式会社として設立された後に、2009年4月1日から当施設の運営団体(財団法人尼崎市総合文化センター→公益財団法人尼崎市文化振興財団)が特定地上基幹放送局免許人の地位を承継。尼崎市から尼崎市文化振興財団に対する業務委託の終了に伴って、「エフエムあまがさき」としては2023年3月31日をもって閉局した[2]。これに対して、「エフエムあまがさき」のパーソナリティ有志などが、2022年10月に一般社団法人みんなのあま咲き放送局を設立。この法人は、特定地上基幹放送局の免許を尼崎市文化振興財団から承継した[3]後に、2023年10月2日から「みんなのあま咲き放送局」という名称でスタジオの使用とコミュニティ放送を再開している。 メインホールのあましんアルカイックホール(旧称:尼崎市総合文化センター大ホール)は、1820名収容の音楽コンサートを主用途とする。優良ホール100選に選ばれているほか、オーストラリアのシドニー・オペラハウスと友好ホール提携を結んでいる。1982年7月10日に朝比奈隆指揮の大阪フィルハーモニー交響楽団が「交響曲第5番 (チャイコフスキー)」でこけら落し公演を開催した。 ホテル棟を除き、全て公益財団法人尼崎市文化振興財団の所有である。 2012年1月31日に、尼崎信用金庫(あましん)との間で、大ホール・中ホールの命名権契約を締結した。当初の契約期間は2012年4月1日から2015年3月31日までの3年間(年間契約料700万円)で、以降も契約を更新中。契約期間中には、大ホールに「あましんアルカイックホール」、中ホールに「あましんアルカイックホール・オクト」という呼称を用いている。 かつては建物を住友生命が所有し、株式会社ホテルニューアルカイックが運営を行う、ホテルニューオータニの提携ホテルであったが、2007年に近畿日本鉄道が建物と経営権をそれぞれ取得し、2008年4月から近鉄ホテルシステムズにより運営が行われている。
概要
大ホール
施設
文化棟
美術ホール― 5階ホール、4階ホール
ギャラリーアルカイック
尼崎市立地域研究史料館?7階
宴会場など
ホール棟
あましんアルカイックホール(旧称:尼崎市総合文化センター大ホール)1820名収容。
あましんアルカイックホール・オクト(旧称:尼崎市総合文化センター中ホール)650?804名収容。コンピューター制御により、壁や床、客席を移動させることができる可変型ホール。
小ホール(愛称:アルカイックホール・ミニ)250名収容の小ホール。
リハーサル室
練習室
ホテル棟(住友生命ニューアルカイックビル/都ホテル 尼崎)
高さ100メートル、地上22階、地下1階建
客室185室・宴会場16室など
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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