少年メリケンサック
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少年メリケンサック
監督
宮藤官九郎
脚本宮藤官九郎
製作岡田真
服部紹男
製作総指揮黒澤満
出演者宮アあおい
佐藤浩市
ユースケ・サンタマリア
木村祐一
田口トモロヲ
三宅弘城
勝地涼
音楽向井秀徳
主題歌少年メリケンサック
「ニューヨークマラソン」
撮影田中一成
編集掛須秀一
製作会社「少年メリケンサック」製作委員会
配給 東映
公開 2009年2月14日
2009年6月5日
上映時間125分
製作国 日本
言語日本語
興行収入10.2億円[1]
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『少年メリケンサック』(しょうねんメリケンサック)は、2009年2月14日に公開された、日本映画。監督は宮藤官九郎、主演は宮アあおい。キャッチコピーは「好きです! パンク! 嘘です!」。
ストーリー

レコード会社の新人発掘担当として働くかんな(宮崎あおい)はある日、ネットで絶賛されているパンクバンド「少年メリケンサック」を偶然発見、スカウトのためにメンバーを訪ねる。ところが「少年メリケンサック」は25年前に既に解散しており、当時のメンバーは秋夫(佐藤浩市)をはじめ、現在は人生の落伍者の典型のようなオヤジばかり。

一方少年メリケンサックのネット上での人気は高まるばかりでライブツアーも決まってしまう。かんなはダメ人間ばかりのバンドを復活させるべくマネージャーとして奮闘することになる。
出演
栗田かんな -
宮アあおい
物語の主役。メープルレコードの社員。レコード会社の新人発掘担当として働いている。25歳。少年メリケンサックのライヴ映像を偶然見つけ社長の時田に報告し、メンバーの居場所を探る。実家は回転寿司店を営んでおり、メープルレコードを退職し、実家を手伝うと決めていたが、時田の勝手な命令により、強引にマネージャーとしてやらされてしまう。家ではマサルと共同生活をしておりマサルの歌を楽しみにしていた。25年後経った現在の少年メリケンサックのメンバーと会うが、メンバー全員がダメ人間となっており、当初の面影とは異なっていた。バンドを復活させるべくマネージャーとして奮闘する事になるが、彼らの駄目すぎるライヴを見て呆れ、一時は広島のツアーの時に彼らを見捨てて逃亡するが、メンバーが放っておけず、少年メリケンサックが真面目にライヴしていた時は中指を立てて笑っていた。当初は泣き虫ですぐに落ち込む性格であったが、秋夫達と出会ってから変わり、反発したマサルに小銭を投げつけたり、更には彼のギターを壊したりするなどしていた。
作並秋夫 - 佐藤浩市
春夫の兄で少年メリケンサックのリーダーでベース担当。黒髪と髪が立っているのが特徴。宮城県出身。少年メリケンサックのオフィシャルサイトに彼の電話番号が書かれ、時田の命令により、かんなは秋夫の居場所へ行った。しかし、25年前とはかけ離れており、50歳で髭を生やし昼間でも酒を飲んでいるなどだらしない姿だった。かんなに当時の少年メリケンサックのライヴ動画を見せた時は喜んでおり、再結成が決まった時は髭を剃っていた。秋夫の性格は女であるかんなに蹴りを入れたり、GOAのライヴ中に春夫と妨害したりするなど破天荒ではあるものの、バンドの為に成功したいと言う気持ちは確かである。またカラオケ大会の出演の際に地元の子供達と遊ぶなど子供好きな一面を持っている。ライヴ中に彼はメリケンサックで自分の頬を殴り出血するパフォーマンスをする。またベースだけではなく、ギターも弾く事ができ、学生時代に春夫にギターの弾き方を教えたのも彼である。春夫とジミーが当時、活動していたアイドルグループ少年アラモードのローディをやっていたが、金子が呼んだヤングとその仲間達と共に妨害し、少年メリケンサックを結成した。25年前、春夫が当時やっていたロケットビートが仙台のライヴを終えた際に美保とホテルで一夜を過ごし、ぬいぐるみの中に覚醒剤を入れたのは彼である。また仙台のライヴ中に彼に似た息子が来ていた時は自分の頬を殴りながらベースを弾いていた。その後に秋夫と春夫がギターとベースを振りかざしてしまい骨折してしまう。彼らの腕が治るまでは二人でギターを弾いていた。
作並春夫 - 木村祐一
秋夫の弟で少年メリケンサックのギター担当。短髪と首に手拭いを巻いているのが特徴。48歳で秋夫とは2歳も離れている。宮城県出身。作詞も担当しているが、その歌詞は過激であり、かんな曰くインディーズにも出せないほどである。かんなが春夫の実家に訪れた際に秋夫の事に触れられ、激怒してしまいかんなに牛の糞を投げ付け、更に「親父は死んだ」と秋夫に報告しろと伝えた。ライヴの時は無表情でギターを弾いている。GOAとの対バンしていた時に彼等に影で罵倒されて激怒し、GOAのメンバーに暴力を振るった。学生の頃に秋夫の指導によりギターを弾いており、秋夫にバンドのローディとして入れるはずだった。しかし、ジミーと共にバンドとは対極的なアイドルグループ「少年アラモード」をやっていたが、週刊紙では彼のみ目をそらしていた。名古屋のライヴの際に秋夫が少年アラモードのローディをやっており、ライヴ中にギターが折れた時は秋夫に笑われてしまう。ヤングと秋夫の暴動により少年アラモードが解散し、少年メリケンサックを結成。少年メリケンサックだけではなく、ロケットビートと言うメジャーバンドのギターとして加入した。25年前、仙台のライヴを終え美保とホテルへ行くが、実は秋夫が仕込んだ罠であり、ぬいぐるみの中に覚醒剤を入れられ逮捕される。春夫が逮捕されていた後は秋夫がTVの取材の際に「新メンバーやサポートも入れない。春夫が帰ってくるまで3人でやる」と語った。出所した春夫の姿はスキンヘッドとなり、自分が秋夫にはめられた事に気付きその事が原因で秋夫に対し強い恨みを持つ様になる。仙台のライヴの際に秋夫とぶつかりギターを降し腕を骨折してしまう。腕が治るまでは2人でギターを弾いていた。
清水(ジミー) - 田口トモロヲ
少年メリケンサックのヴォーカル担当。短髪と金髪が特徴。若りし頃は春夫と共に少年アラモードをやっていたが、金子が仕込んだヤングの暴動により、少年アラモードが解散。秋夫とヤングの出会いにより少年メリケンサックを結成し、髪の色は黒髪から金髪に、髪型は長髪になった。25年前解散ライヴの時に秋夫と春夫がギターとベース振り回した事が原因の後遺症が残ってしまう。25年後少年メリケンサックを再結成するが、上手く歌えずフラフラの状態だった。しかし、ライヴが続くにつれ歌える様になり、更にははねたり走ったり喋れる様になった(しかし、本人は隠していた様であり、実際は自作自演であると思われる)。
岡本(ヤング) - 三宅弘城
少年メリケンサックのドラム担当。モヒカンと白と赤のメイクが特徴。若りし頃はヤンキーであり、大暴れしていた。金子とはどう言った関係なのかは不明だが、仲間達と少年アラモードのライヴを妨害した。また金子の鼻を殴って曲げたのは彼である。ヤングの名前の由来はメンバーの中で最年少で金子の話によれば、17?18歳でバンドをやり始めており現在は42歳。彼の頭の傷はメリケンサックを拾ったジミーに殴られた跡である(この時、かんなはヤングの傷を見て焼きそば麺のお湯を捨てる連想をしていた)。また秋夫も妨害し、少年メリケンサックを結成した。しかし、25年後の彼は昔とはかけ離れ大人しい性格になってしまったものの、GOAのライヴ中に春夫達と妨害した時はメンバーの首を腕で絞めていた。


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