少年ジャンプNEXT!!
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週刊少年ジャンプの増刊号(しゅうかんしょうねんジャンプのぞうかんごう)では集英社の少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(以下『WJ』または本誌)およびその前身である『少年ジャンプ』の増刊号について述べる。
概要

WJ増刊号のほとんどは週刊少年ジャンプ編集部による紙の漫画雑誌である[注 1]。WJ編集部は「新人育成の場」である本誌に対して、増刊号を「新人発掘の場」と位置づけ、新人の読切作品を多く掲載している[1]。『WJ』と同じく読者アンケートが大きな意味を持ち、アンケート上位の作品はしばしば本誌に連載・掲載される[2][3][4]。『WJ』に比べ若干値段が張っていることが多い。

増刊の創刊時には、まず看板作家を決め、その作家を軸に雑誌のカラーが決められる[5]。定期増刊号(現『ジャンプGIGA』)は本誌創刊の翌年に創刊された。その他にも『WJ』は単発・年刊・不定期刊の増刊号を複数創刊している。『最強ジャンプ』『Vジャンプ』『スーパージャンプ』はWJ増刊号から始まり、後に独立した。また、『ジャンプSQ(SQ)』の前身『月刊少年ジャンプ(MJ)』は『別冊少年ジャンプ』としてスタートした。

WJ増刊号の作品は主に単行本レーベル「ジャンプ・コミックス」に収録される。一部、ジャンプスーパーコミックス収録作品もある[注 2]。『ジャンプノベル』の小説はジャンプ ジェイ ブックスに収録された。『ジャンプLIVE(LIVE)』は一部作品を電子書籍限定で販売した[6]。ただし、作者が連載デビューしなかった読切作品は単行本に収録されないことが多く、掲載から時間が経つと入手が難しくなる。また、マンガ図書館ZがWJ増刊号の読切作品を配信したことがある(『燃えるおにーさん』など[7])。
ジャンプGIGA

ジャンプGIGA
ジャンル
少年漫画雑誌
読者対象少年
刊行頻度季刊→年3刊→季刊→隔月刊→月刊→季刊
発売国 日本
言語日本語
定価550円[注 3]
出版社集英社
編集部名週刊少年ジャンプ編集部
発行人瓶子吉久[注 3]
編集長中野博之[注 3]
刊行期間2016年7月 - 刊行中[注 3]
レーベルジャンプコミックス
姉妹誌週刊少年ジャンプ(本誌)
ウェブサイト ⇒ジャンプGIGA
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『ジャンプGIGA』(ジャンプギガ)は、集英社が発行する日本季刊漫画雑誌。『週刊少年ジャンプ』の定期増刊号。
概要

1969年、『少年ジャンプ』(当時、月2回刊)の定期増刊号としてスタート。『少年ジャンプ』・『週刊少年ジャンプ〇〇Special』・『赤マルジャンプ』・『少年ジャンプNEXT!』・『少年ジャンプNEXT!!』などの名称変更を経て、2016年に『ジャンプGIGA』に改名。

現在の定価は550円[注 3]。通巻ナンバーのカウントは「vol.〇」。過去には『WJ』の通巻ナンバーにカウントされていたが、近年では別にカウントしている。2014 vol.5以降は『プラス』で本誌電子版を定期購読すると『NEXT!!』も無料で閲覧できる。『GIGA』は、創刊後しばらくは本誌電子版の定期購読特典に含まれていなかったが、2018 WINTER vol.1以降は定期購読特典に含まれるようになった。

新人作家の読切を中心に様々な漫画作品を掲載している。1969年の創刊以来、数々の『WJ』作品を輩出し続けている。かつてはほぼ必ず、表紙は『WJ』連載作品、カラーページは連載経験者による読切作品が担当した。『NEXT!!』リニューアル後、表紙は裏表からなるW表紙となり、表紙・カラーページの担当作品は柔軟に決められるようになる。巻頭付近にアンケート用葉書が付いており、切手を貼らなくても郵送できる。ギャグ漫画の読者アンケートは低い傾向にあるという[2]。読切作品の一部でアンケートを基準にした企画を行うことがある。
沿革

1969年 - 『少年ジャンプ』(1968年創刊、月2回刊)の間を埋めるために定期増刊号を発行。1969年から1983年まで46冊発行された。この46冊は本誌の通巻号数に含まれている。主な増刊号のタイトルは、ハレンチ学園大特集、父の魂大特集、男一匹ガキ大将大特集、川崎のぼるマガジン荒野の少年イサム総集編、愛読者賞作品特集号1?11、V1!GIANTS記念号、恐竜・SF大特集、Fresh Summer号などのタイトルであった。

10月 - 本誌が『週刊少年ジャンプ』として週刊化。それに伴い定期増刊号が季刊化する。タイトルロゴは『少年ジャンプ』のまま


1980年代中頃 - 定期増刊号を『週刊少年ジャンプ〇〇 (Spring, Summer, Autumn, Winter) Special』に改名。1985年 Spring Specialが○○Specialの創刊号扱いとなっている。愛読者賞作品特集号以外としては3年ぶりの刊行だった。最終号は1996年のSummer Specialだった。○○specialは全46冊の発行だった。

1996年末 - 『赤マルジャンプ』に名称統一。『WJ』合併号に合わせゴールデンウィークお盆年末年始の年3刊になる。

2010年4月 - 『少年ジャンプNEXT!』に改名[8]。新名称は一般公募された[9]

2012年 - 秋にも発行し季刊(年4刊)化[10]

8月 - 電子版販売開始[11]


2014年3月 - 隔月刊(年6刊)化し、『少年ジャンプNEXT!!』(!が一つ増えた)に改名[12]。この頃から複数の作品を連載するようになる。

2016年7月 - 不定期刊化し、『ジャンプGIGA』に改名[13]。不定期に3?4か月連続の刊行をするようになる。

2019年12月 - 季刊誌化した模様。

掲載内容
読切作品
新人・連載経験者らによる漫画作品。手塚賞赤塚賞JUMP新世界漫画賞(入選・準入選・超新生賞)・月間ルーキー賞(シルバールーキー賞)・Gカップなどの受賞・優秀作品を掲載することもある。掲載作品の大半を占める。数多くの読切作品が『WJ』連載に昇格している。作者が連載デビューした作品を除き、単行本に収録されることは少ない。ジャンプ ジェイ ブックス小説作品のコミカライズが掲載されたこともある[注 4]
連載作品
1990年代前半と2014年以降、『WJ』作品続編やオリジナル作品を連載している。『GIGA』における連載は、本誌における連載の手前の場とされる[14]。『GIGA』における連載作品は単行本未収録のものもある。
番外編・特別編
『WJ』作品の4コマ漫画・ショートストーリーなど。袋とじにしていることもある。『NEXT!!』リニューアルまでは、主に番外編を掲載する作品が表紙も担当した。
完結編
『WJ』作品の最終回。比較的長く連載した作品が多い。複数号に渡り掲載することもある。
その他
付録やポスターなど。デジタル版では収録しないものもあるが、『少年ジャンプ+』・「ジャンプBOOKストア!」限定の購入特典がつくこともある[15]
メディアミックス

一部の連載作品はメディアミックスされている。また、読切作品も本誌連載に昇格すれば様々なメディアミックスが行われることがある。特殊な例として、『ホイッスル!』はテレビアニメ放送中に『赤マル』で完結編を掲載した。また、『武装錬金』は『赤マル』で完結編掲載後にテレビアニメ化された。

主なメディアミックス原作媒体タイトル発売時期備考
BASTARD!! -暗黒の破壊神-小説魍魎達の鎮魂歌悪魔の褥に横たわりて1993年3月1993年8月小説:岸間信明


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