少女革命ウテナの登場人物
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少女革命ウテナの登場人物(しょうじょかくめいウテナのとうじょうじんぶつ)とは、漫画テレビアニメ少女革命ウテナ』に登場する人物の紹介である。
概要

デュエリストたちの名前には植物と関係のある文字・単語が入っている。

生徒会執行部のメンバーは、気高さを持つ者として「世界の果て」から選ばれたデュエリスト。合い言葉は「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らは雛だ、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ、世界を革命するために」。
初期決闘関係者
天上ウテナ(てんじょう ウテナ)
川上とも子本作の主人公。鳳学園中等部二年(TV版がベースのゲーム版では後述の劇場版同様に転校生とされている)。幼い頃に両親と死別した際に白馬に乗った「王子様」に救われ、彼に憧れるあまり自身も王子様になろうとする男装の少女。一人称は、「僕」。絵に描いたような美少女でありながらスポーツ万能で正義感が強く常に凛然とした佇まいで中等部では主に女子生徒達の人気の的。「王子様のように気高くかっこよく」生きることを信条としており、決して男になりたい訳ではなく女であることに縛られることを拒んでいる。幼い頃出会った王子様にもう一度会いたいと願っている。親友・若葉の恋心を踏みにじった西園寺莢一の言動を非難したことを機にデュエリスト達の決闘ゲームに巻き込まれていく。決闘の際に胸に挿す薔薇の色は白だがピンクの時もあった[1]。武器はディオスの剣(第1話の西園寺との決闘では竹刀、第12話の冬芽との決闘では樹璃から手渡された剣を使用。第20話での若葉との決闘では剣を抜かずに闘った)。鳳学園の女子の制服ではなく黒い学ランに赤いスパッツという出で立ち(一度冬芽に負けた後は女子の制服を着用した)。漫画版では当初ピンクの学ランを着ていたが、冬芽との決闘で切り裂かれ、それ以降はアニメ版と同じ黒い学ランを着用するようになる。劇場版では最初は白い学ランに白い帽子を被っているが、後にTV版の衣装に良く似た白い学ランに白いスパッツという出で立ちになる。後に同じデュエリストとして戦うことになる西園寺莢一、桐生冬芽とは幼い頃に会ったことがあるが、本人は覚えていない。実は王子様(ディオス)に会った時に「百万本の剣」で貫かれたアンシーの姿を見せられており、その際に「薔薇の刻印」の指輪を授けられていた。その際、ウテナの本当の目的は「王子様との再会」ではなく「アンシーを助け出すこと」だったことが明かされる。後に暁生とアンシーがただならぬ関係にあることを知ってもアンシーを助けるという意志は揺るがず、最終回では「女の子だから王子様になれない」という事実を突きつけられるも薔薇の門=本当のアンシーが閉じこもっていた「棺」を開くことに成功し、アンシーを助けることは出来なかったが代わりに彼女の意識革命に成功した。しかしその代償としてウテナはアンシーの身代わりとなり(アンシーと離れ離れになった直後に「百万本の剣」が彼女に迫る描写がある)、鳳学園という世界から消え、アンシーと暁生を除く他の人々から忘れられてしまった。漫画版では「物語の中核から外されている主人公は漫画には向かない」というさいとうの意向から、早期に「世界の果て」の情報を知ることになり、中盤では生徒会に出入りしている。最後は暁生との決闘で相打ちになるも新たな光のディオスとなり、暁生(闇のディオス)と一つになり彼と共に消滅。彼女の存在はアンシーと冬芽を除く全ての人々から忘れ去られた(TV版では言われれば思い出すため完全には忘れられていないが、漫画版では話題にも上がらない)。名前の「ウテナ」は、花の(がく)のことを指す。ピンク色の髪に水色の瞳(漫画版では最初は金髪だった)。TV版では長いストレートヘア。劇場版では、白と黒の学ランを着、ロングヘアを男子のようなショートカットに編みこんでいる。デュエリストの衣装に変身すると、靴のデザインが変化し、ズボンもスパッツになり、衣装の白と黒の基色には赤のさし色が入り、頭髪にはウェーブがかったロングヘアが露になる。劇場版では他校からの転校生、冬芽とは幼馴染という設定になっており、「王子様になりたい」と願うのではなく、「王子様」を失った傷心を抱えながらも志高く生きようとする少女として登場する。また、冬芽に好意を持っていることが明確になっている。物語の終盤でアンシーを連れて“外の世界”へ出ようとした際に巨大な洗車機に取り込まれて車に変身し、アンシーを乗せて“外の世界”へと旅立った(ラストで元の姿に戻ったが、車の一部は残っていた)。プロフィール

年齡:14歳

誕生日:12月29日

星座:やぎ座

血液型:B型

身長:164cm

体重:46kg

趣味:スポーツならなんでも、バラのティーカップ集め、男装

得意なこと:おんぶ、意外なことに料理

苦手なこと:納豆とねばねばした男の子

姫宮アンシー(ひめみや アンシー)
声:渕崎ゆり子本作のもう一人の主人公。決闘勝者に「世界を革命する力」を授ける「薔薇の花嫁」として、デュエリストたちに争われる少女。中等部二年。日々温室のバラ園(鳥かごをイメージした形をしている)の世話をし、独自の人付き合いが無いなど所有者(エンゲージした決闘勝者)に従属して主体性を感じさせない存在だが、ウテナとの関わりによってのちに精神的な変化が見られるようになる。チュチュというペットを飼っているなど自然や動物をこよなく愛しているが、筆箱の中に蝸牛、引き出しにマングースを飼うなど変わった一面が時折見られる。ウテナとエンゲージしてからはウテナのルームメイトになる。丸い眼鏡を掛けているのが特徴。口癖は「どぅも、どぅも」。黒薔薇会編で、理事長代行・鳳暁生の妹であることが明かされる。更に物語後半では暁生の過去の姿であるディオス(王子様)の妹であったことが判明する。かつて人々の願いを叶えすぎて疲弊し傷ついたディオスを封印したが、その代償として彼女は「魔女」と見なされ、ディオスに救ってもらうはずだった「お姫様」達の家族によって無数の剣で刺し貫かれ、以降人々の憎しみから成る「憎悪に光る百万本の剣」を受け止め続けることになった。物語終盤では徐々に「魔女」としての一面が現れ始め、実兄である暁生と肉体関係を持っていたことが発覚する。そのことを知ってもなお自分を友達として信用してくれたウテナの姿を見て少しずつ心境が変わり始めるが、暁生とウテナの決闘の際にウテナを裏切ったととれる行動に出た。だがその後、傷つきながらも薔薇の門=自分が閉じこもっていた「棺」を開いて自分を助けようとしているウテナの姿を目の当たりにし、結果的に彼女によって意識革命を起こされる。最後は未だ決闘に固執する暁生を見限り、消えたウテナを探すためにチュチュと共に学園を去った。兄であるディオス(かつての暁生)の「理想」=「ディオスの剣」を心に封印している。この剣はエンゲージした者のみがアンシーの心から取り出すことができる(作中の映像ではアンシーの胸から生えてくる剣をエンゲージしたデュエリストが引き抜いている)。「抑圧された自我」の象徴であり、この「自我の解放」すなわちアンシーの「(精神的)革命」が本作のテーマである。名前の「アンシー」はギリシャ語で「花ひらく」の意。紫色の髪に緑色の瞳・褐色の肌という容貌で、額にビンディーのような赤い印がある。実は非常に長い髪の持ち主で、本来の髪は長いウェーブヘア。漫画版では人間ではないことを示唆している(劇場版のコミカライズでは2桁では済まない年月を生きてきたことを思わせる発言をしている)。物語の最後でウテナが暁生と共に消滅した後、性格が明るくなり、ウテナのように男装するようになる。また人々がウテナのことを忘れてしまっても冬芽と共にウテナのことを覚えていた。最後はアニメ版同様消えたウテナを探すために学園から旅立つ。劇場版では眼鏡を掛けておらず、髪も長いストレートヘアで、TV版のウテナと似たキャラクターデザインとなった。また、TV版とは異なり、ウテナと対照的ながら対等な友人関係や行動力を見せる(テレビ版ではウテナを「ウテナ様」と呼び敬語で話していたが、劇場版ではウテナを呼び捨てにしており話し方も普通になっている)。兄の暁生を「私の王子様」として慕っており、彼が自分を密かに抱いても「王子様だから好きにしていい」とまで言い切るほどだったが、その想いが結果的に暁生を自殺に追いやることになってしまう。それ以来、アンシーは暁生の幻影に支配され続けてきた。物語終盤でウテナが姿を変えた車に乗って“外の世界”への脱出を試みた際、遂に兄の幻影を振り切ることに成功し、最後はウテナと共に“外の世界”へと旅立っていった。


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