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七代目については「小西新兵衛 (七代目)」をご覧ください。
株式会社小西新兵衛商店(こにししんべえしょうてん)は、かつて東京都に本社を置いていた、主に医薬品製造・卸販売を扱う企業である。合併し、現在は武田薬品工業である。
会社概要
初代小西新兵衛は、滋賀県伊香郡西浅井町余の東岡に生まれ、京都の万木医師に奉公にあがる。その後二条の薬種商「小作」にて奉公し、暖簾分けで独立し二条四丁目に1778年5月「小西新兵衛商店」を創業。
初代小西新兵衛が死去した後、実子の3男が二代小西新兵衛を相続したが6年で死去、三代小西新兵衛として二代小西新兵衛の弟・長蔵が継ぐ。四代小西新兵衛の新次郎に引継ぎ引退する。
しかし四代小西新兵衛も43歳で死去し、三代近江屋(武田)長兵衛の妻ゆう(近江屋長三郎の長女)の弟・久治郎が「小西屋」に見習い奉公に来ていた。
三代小西新兵衛のたつての願いにより、17歳の安政2年4月2日に久治郎「小西屋」の養子にはいる。この養子縁組で「小西屋」と「近江屋」との関係は緊密になる。
初代近江屋長三郎