小笠原祥子
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マリア様がみてるの登場人物(マリアさまがみてるのとうじょうじんぶつ)では、今野緒雪小説マリア様がみてる』シリーズ及びそれを原作とする同名の漫画アニメなどの登場人物について解説する。また、スピンオフ作品『お釈迦様もみてる』の登場人物についても解説する(アニメについては『マリア様がみてる (アニメ)』を参照)。

※表記例
名前(ふりがな)
声 - 声優(アニメ版、ドラマCD版、Webラジオドラマ版)演 - 実写映画版の俳優役職、続柄など詳細

※ 文中の太字(例:姉妹、妹など)については、『マリア様がみてる』における独特の用語を参照。また、名前の後に【釈】とあるのは、『お釈迦様もみてる』にのみ登場する人物。
人物相関図人物相関図。同学年もしくは同年齢の者は、同列に配置されている(有馬菜々を除く)。
山百合会幹部
紅薔薇(ロサ・キネンシス)ファミリー
福沢 祐巳(ふくざわ ゆみ)
声 -
植田佳奈[1] / 桑島法子(『コバルト☆ときめき☆ドラマCD Remix』のみ)演 - 未来穂香紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンのプティ・スール)[2]→紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)[3]→紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)[4]本編の主人公。実家は設計事務所を営んでいる。シリーズの雑誌初掲載時は乃梨子が主人公を務めたので、そういう意味では2代目主人公とも言えなくない。祥子の妹にして、蓉子の孫。瞳子のお姉さま。物語は、祐巳の憧れである紅薔薇のつぼみこと2年生の小笠原祥子に呼び止められたことをきっかけに始まる。初登場は単行本第1巻でリリアン女学園の高等部1年桃組。セミロングのクセのついた髪をリボンで二つに縛った髪型(ツインテール)がトレードマークで、リボンにはこだわりがあるのか毎日違うものをつけているようである[注 1]。デート服はピンク色のセーターに紺色のスキニーデニムタイプのジーパンをはいている。幼稚舎からリリアンに通う、自称「チャキチャキのリリアンっ子」だが、容姿[注 2]も中身も成績も平均的で特に目立ったところのない平凡な生徒であることから、自称「小心者の一般庶民」とも。性格は素直で前向きだが、思い込みや心境変化が極端で激しく、その素直さゆえに感情が顔に出やすいため「百面相」とからかわれたりすることも多い。また、かなり涙もろい。当初は、様々な分野で秀でた人物が多い山百合会の中でも良い意味で異色の存在であった。2年生に進級し薔薇のつぼみとなったのを機に、「親しみやすいアイドル」として下級生から絶大な人気を誇るようになるも、当人は鈍感なため自覚が無い。弟の祐麒が通う花寺高校(推理小説同好会など)にもファンがいる。瞳子とは一時、ギクシャクした関係になってしまうが、紆余曲折を経てバレンタインイベントで瞳子から妹にしてほしいと申し込まれ、瞳子と正式に姉妹となる。
松平 瞳子(まつだいら とうこ)
声 -
釘宮理恵[1]紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンのプティ・スール)[5]→紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)[4]祐巳の妹にして、祥子の孫。蓉子のひ孫にあたる。初登場は単行本第9巻「チェリーブロッサム」。祐巳の1年後輩で乃梨子と同じく1年椿組に在籍。演劇部所属。実年齢より幼い容姿で、長い髪の両側につくった縦ロールの髪型が特徴的で、作中では聖などに「電動ドリル」と例えられている。なお、この髪型は、養母のリリアン女学院時代の髪型を真似ている。小笠原家と並ぶ財閥家である松平家の一人娘で、実の両親とは交通事故で死別。事故時、乳児の瞳子が運び込まれた病院の院長の息子夫婦が今の養父母である。実母は小さな劇団の女優で、養母とはリリアン女学院で同級生だった。柏木優とは従兄妹に当たる(瞳子の養母は優の父の妹)。気の強い性格で祥子のことを慕っており、祥子のことを「祥子お姉さま」と呼んで祐巳を挑発するなど、祐巳に対しては当初軽く見ていた節があった。しかし、次第に祐巳のペースに巻き込まれ、押し切られるように山百合会の仕事を手伝うことになる。演劇部では、1年生ながら文化祭公演のメインキャストに抜擢されるなど、女優としての才能に優れている。また、ヴァイオリンが得意。なお、初登場時と現在(祐巳とのデート後)では性格がまるで別人である(特に祐巳に対する姿勢)。中等部3年のとき、バレンタイン企画でフライング参加したとき、遠巻きながら初めて祐巳を見て、その人となりに強い印象を受け、一瞬で心を奪われ、祐巳と姉妹になることを強く望むようになる。クラスメイトや祥子には愛くるしく振舞う。義理の両親を大切に思い、育ててもらった負い目を感じている心優しい繊細な性格だが、誰かに頼ることや同情されることを嫌う性格から本質を隠す。瞳子との不安定な関係を解消したいと願う祐巳からの姉妹の申し込みを「自分に対する哀れみ」と誤解して断る。突如、生徒会役員選挙に立候補するが落選。それまでの経緯からクラスや部活動で浮いた存在になってしまった。挙句に祐巳と祥子に自分と両親の秘密に関する怒りをぶつけてしまい、祥子の失望を買い孤立無援に陥ってしまう。葛藤の末、乃梨子の助けでなんとか立ち直り、祐巳に謝罪して妹にしてほしいと懇願し、自分の生い立ちを包み隠さず打ち明けた。そして祥子の立会いのもと、祐巳のロザリオを受け取り正式に姉妹(祥子の孫)となる。
小笠原 祥子(おがさわら さちこ)
声 -
伊藤美紀[1] / 川村万梨阿(『コバルト☆ときめき☆ドラマCD Remix』のみ)演 - 波瑠紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)[2]→紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)[3]祐巳の姉にして、蓉子の妹。瞳子のおばあちゃまになる。リリアン女学園の2年生(初登場時)。全校生徒のあこがれの的、紅薔薇のつぼみ(後に紅薔薇さま)であり、小笠原グループの一人娘という生まれながらのお嬢さま。学園一の潔癖症で、身だしなみには特に厳しい。基本的には真面目で自他共に厳しい性格なのだが、お嬢様育ちのためか、わがままな一面があり、また一般的な世間の常識が欠落していることも多い。しかし、生まれながらに持つ高貴さ、優雅さで、祐巳をはじめとする多くの少女たちを惹きつけている。家族や親族の素行、さらには従兄で許婚の柏木優を原因として、極度の男嫌いに陥っている。このことは身内以外にはあまり知られていない。しかし、祐巳たちの尽力もあって、少しずつ改善されてはいる。お姉さまである水野蓉子には、稀に反発するが基本的には頭が上がらない。高等部入学直後まではさまざまな習い事を日々掛け持ちしていたが、蓉子と初めて話した数日後には全て辞めてしまった[注 3]。自分には無いものを持つ祐巳のことをとても愛しく思っているが、素直に態度に示せないことが多く、この部分には自分でも苦悩しているらしい。時折、祐巳と互いの思いがすれ違うこともあるものの、一つ一つ克服して逆に2人の絆を強めることになる。同学年で同じく山百合会に属する支倉令とは親友。祐巳に「私の妹になるように」と申し出る少し前には、藤堂志摩子に「私の妹にならないか?」と申し出ていた[注 4]が、志摩子が佐藤聖の妹になることを選んだため断られた形になった[注 5]。山百合会の会議で文化祭の演劇に関して薔薇さま達と対立し、「2年の秋にもなって妹の一人も持てない人に発言権はない」などと言われて逆上。頭に血が上って部屋を飛び出したところで祐巳とぶつかり、これ幸いと名前も知らない祐巳を「妹にする」と宣言した。困惑した祐巳に断られてしまうも、薔薇さまたちの賭けに煽られ、祐巳を妹にしようと動く。その後様々な経緯を経て、文化祭の夜、マリア像の前で祐巳に再び姉妹の申し入れをし、祐巳もそれを受け、晴れて正式に姉妹となる。従兄の柏木優とは婚約者の間柄であったが、3年生の正月に婚約を正式に白紙撤回した。高等部卒業を前にして自動車普通免許を取得し、高等部卒業後は祐巳のいるリリアン女学園に残ってリリアン女子大に進学する道を選んだ。
水野 蓉子(みずの ようこ)
声 - 篠原恵美[6]演 - 平田薫紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)[2]祥子のお姉さまにして、祐巳のおばあちゃま。瞳子には曾おばあちゃまになる。聖、江利子とは同学年にして親友。才色兼備で大人受けも良い優等生で、山百合会の実質的リーダー。祥子のお姉さまだけあって、祥子をたった一言でも操れる。真面目な性格だが、親しい人の前では時に茶目っ気を示すこともある。基本的には世話好きで相談されれば親身に耳を傾けるが、黄薔薇革命の際には「他藩のお家事情には口を挟まない」「これが令ではなく祥子だったら相談されなくても世話を焼く、何故なら私は祥子のお姉さまだから」と公私混同しない一面もある。祐巳にとってはとても優しい「おばあちゃん」である。「私たち三年生にとっては、二年生が子供で一年生は孫みたいなもの」「姉は包み込むもの、妹は支え」「友達なんて、損な役回りを引き受けるために居るようなもの」など、のちに後輩達に何度も引用されるような名言を数多く残した人物でもある。リリアンには中等部から外部入学した。一般生徒が山百合会(薔薇の館)に近寄り難さを感じていることを悩んでおり、薔薇の館を一般生徒で一杯にしたいと願っていたが、ある出来事から卒業を前にしてその願いが叶った。自分には出来ないやり方で祥子を助ける祐巳[注 6]に後事を託して、卒業後は法律勉強のため外部の大学に進学する。大学入学後は「真面目」や「優等生」からのイメージチェンジを図るも、根っからのものであることを悟る。
元・紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)
声 - 勝生真沙子(『マリア様がみてるドラマCD 長き夜の』のみ)蓉子のお姉さま。祥子の「お祖母ちゃま」でもあり、祐巳とは面識はないが、「曾お祖母ちゃま」に当たる。姓名は不明。短編や蓉子たちの過去回想に何度か登場した。原作の挿絵でその姿が描かれることはなく、アニメ版第1期では右サイドからの編みこみを入れたヘアスタイルの後ろ姿のみ登場。蓉子をして「敵わない」といわしめた異能の人で、蓉子が祥子に惹かれているのを見抜き、当時の白薔薇さまと共に2人が結びつくようにしむけた。孫である祥子を可愛がっていたようだが、祥子世代の薔薇さまの要として静を欲するなど、薔薇さまとしての祥子には一抹の危惧を抱いていた節もある。(蟹名静が1年生時の)合唱部の部長とは親しい友人であったようで、薔薇の館で一緒にお茶をしていたこともある。
白薔薇(ロサ・ギガンティア)ファミリー


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