小笠原村
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この項目では、東京都の村について説明しています。山梨県にあった村については「小笠原村 (山梨県)」をご覧ください。

おがさわらむら 
小笠原村
父島大村地区の街並みと大村海岸


小笠原村旗小笠原村章

日本
地方関東地方
都道府県東京都小笠原支庁
郡なし
市町村コード13421-0
法人番号6000020134210
面積113.04km2

総人口2,824人 [編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度25人/km2
隣接自治体青ヶ島村北マリアナ諸島北部諸島市
(以上海上を隔てて隣接)
村の木タコノキ

村の花ムニンヒメツバキ
村の鳥メグロ
小笠原村役場
村長[編集]渋谷正昭
所在地100-2101
東京都小笠原村父島字西町
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯27度05分39秒 東経142度11分31秒 / 北緯27.09419度 東経142.19192度 / 27.09419; 142.19192座標: 北緯27度05分39秒 東経142度11分31秒 / 北緯27.09419度 東経142.19192度 / 27.09419; 142.19192

村役場位置
外部リンク公式ウェブサイト

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小笠原村(おがさわらむら)は、東京都島嶼部に位置する

小笠原諸島の30あまりの島々を村域とするが、一般住民が居住しているのは父島母島のみである。日本の最東端・最南端である南鳥島沖ノ鳥島を含む。
概要父島に残る戦争遺跡

村の主要な機能は人口がもっとも多い父島に集中している。伊豆諸島の町村と同様に所属するが存在しない。そのため「東京都小笠原村」が正式な表記である。日本で唯一、国土利用計画法における「監視区域」に指定されている。

2010年平成22年)現在の老齢人口割合は9.2%で、全国の市町村の中でもっとも老齢人口割合が低い。逆に、生産年齢人口割合は75.7%で、全国の市町村の中でもっとも高い。

平成22年度国民健康保険、1人あたりの医療費は15万7649円で、全国の市町村の中でもっとも低い。人口の年齢構成を補正した1人あたりの医療費の指数も0.71で、全国で2位の低さである。

父島は第二次世界大戦中、父島要塞として要塞化されたが、空襲以外の攻撃が少なかったため、多くの戦争遺跡が残っている。

村名と同じ苗字という縁から、プロ野球選手小笠原道大1999年(平成11年)から2016年2月まで観光親善大使を務めた[1]2008年(平成20年)には小笠原諸島返還40周年大使に辰巳琢郎が任命された。

東京運輸支局の管内であるため、村内で自動車を登録した場合、品川ナンバーが交付される。
地理

東京都本庁(新宿区)から小笠原村本庁である父島までは、約1,000キロメートル離れている。沖ノ鳥島から小笠原村本庁である父島までは約1,000キロメートル、南鳥島からは約1,400キロメートル離れている。また、大陸から遠く離れた海洋島のため固有の動植物が多い。そのため小笠原諸島の生物地理区は、ハワイ諸島イースター島フィジー諸島などと同じオセアニア区に分類される。



父島最高峰:無名の山(326メートル、中央山ではない)

母島最高峰:乳房山(463メートル)

河川


八ッ瀬川

気候「父島#気候」も参照

小笠原村の気候は、聟島列島父島列島北部・西之島では温帯亜熱帯)、父島列島南部・母島列島火山列島・南鳥島・沖ノ鳥島では熱帯サバナ気候から熱帯モンスーン気候となっている。

大陸から離れているため寒気の影響を受けにくく、同緯度の南西諸島よりも気温の日較差年較差の小さい典型的な海洋性気候となっている。降雨については、台風の主な北上コースから外れていること、標高の高い山がないこと、太平洋高気圧小笠原高気圧)に覆われる期間が長いことなどにより、年降水量が瀬戸内沿岸や北海道並みに少ない。

父島(熱帯サバナ気候)は最寒月平均気温が18.1(2月)、最暖月平均気温28.0℃(8月)、年平均気温23.4℃、年降水量1,296 mmである。南鳥島(熱帯モンスーン気候)は最寒月平均気温が21.8℃(2月)、最暖月平均気温28.5℃(7月と9月)、年平均気温25.8℃、年降水量1,053 mmとなっている[2]

長らく日本国内で唯一、津波以外の気象警報注意報が発表されない地域だったが、2008年(平成20年)3月26日9時から予報が開始された[3]
歴史「小笠原諸島#歴史」および「小笠原支庁#歴史」も参照

1940年昭和15年)4月1日 - 普通町村制の適用により、東京府小笠原支庁の父島に大村扇村袋沢村が、母島に沖村北村が、硫黄島硫黄島村が設置される[4]

1943年(昭和18年)7月1日 - 東京都制施行(東京府廃止)。

1946年(昭和21年)1月29日 - GHQよりSCAPIN-677が指令される。このSCAPIN-677によって小笠原諸島全域における日本の施政権が停止され、アメリカ軍の直接統治下に置かれる[5]

1952年(昭和27年)4月28日 - サンフランシスコ講和条約発効により、5村は日本国政府の行政から分離され廃止。アメリカ合衆国の施政権下に置かれ、引き続きアメリカ海軍管理となる。


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