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小田急30000形電車
Excellent Express
30000形 “EXE”
基本情報
運用者小田急電鉄
製造所日本車輌製造[1]・川崎重工業[1]
製造年1996年 - 1999年
製造数14編成70両
(4両×7編成、6両×7編成)
運用開始1996年3月23日
主要諸元
編成4・6両編成[2]
軌間1,067 mm(狭軌)
電気方式直流1,500 V
(架空電車線方式)
最高運転速度110 km/h[5]
設計最高速度120 km/h[6]
起動加速度2.0 km/h/s[6]
減速度(常用)3.5 km/h/s[6](初速100km/h、常用最大)
4.0 km/h/s[6](初速60km/h)
減速度(非常)4.0 km/h/s[6](初速100km/h、非常)
4.5 km/h/s[6](初速60km/h)
編成定員578名(4両+6両)[3]
編成重量376.7 t(4両+6両)[3]
編成長199.500 m(4両+6両)[3]
全長19,750 mm(1・10号車)[4]
20,000 mm(2 - 9号車)[4]
全幅2,900 mm
全高4,065 mm(集電装置付車)[4]
4,050 mm(集電装置無し車)[4]
台車住友金属工業製[4]
SS146(電動台車)
SS046(付随台車)
主電動機かご形三相誘導電動機[4]
東洋電機製造製 TDK-6335-A
三菱電機製 MB-5065-A
主電動機出力195 kW[4]
駆動方式TD平行カルダン駆動方式[7]
(中実軸撓み板継手方式)
歯車比98:15=6.53[4]
制御方式IGBT-VVVFインバータ制御
制御装置東芝製[4]
SVF024-A0(4両固定編成)
SVF024-B0(6両固定編成)
制動装置回生制動併用電気指令電気演算式電磁直通制動 (MBSA-R) [7]
保安装置OM-ATS, D-ATS-P
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小田急30000形電車(おだきゅう30000がたでんしゃ)は、1996年(平成8年)から小田急電鉄が運用している[8]特急用車両(ロマンスカー)である。
小田急では、編成表記の際「新宿寄り先頭車両の車両番号(新宿方の車号)×両数」という表記を使用している[9]ため、本項もそれに倣い、特定の編成を表記する際には「30051×4」「30251×6」のように表記する。また、3100形は「NSE車」、7000形は「LSE車」、10000形は「HiSE車」、本形式30000形は「EXE車」、箱根登山鉄道箱根湯本駅へ乗り入れる特急列車については「箱根特急」と表記する。 特急ロマンスカーに使用されていた3100形(NSE車)の置き換えを目的として登場し[10]、特急ロマンスカーの利用実態の変化に対応し[2]、単位輸送力の増強を行った上で[2]、観光輸送だけではなくビジネス利用を強く意識した車両とした[8]。また、小田急の特急車両では初めてVVVFインバータ制御を採用した[10]。車体側面のロゴマーク "Excellent Express"(「EXE(エクセ)」)という愛称が設定された。車両設計に際しては、小田急や車両メーカーのほかに、小田急百貨店のインテリアデザイナーや外部のグラフィックデザイナーも交えて検討が行なわれた[11]。 小田急の特急車両で唯一ブルーリボン賞を受賞していない車両である[12]が、1996年には当時の通商産業省よりグッドデザイン賞を受賞している[13][10]。
概要