小沼純一
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小沼 純一(こぬま じゅんいち、1959年8月13日 ‐ )は、日本の音楽・文化批評家・詩人早稲田大学文学学術院教授
略歴

東京都生まれ。小学校から高校まで暁星学園に学ぶ。学習院大学文学部フランス文学科卒業。製薬会社に勤務しながら、文学美術音楽についての文章を多数発表し、流通経済大学国立音楽院等での勤務・講演を経て、2001年より早稲田大学文学部客員教授(小説家など研究者ではない人が実務教員として最大5年つとめるのが第一文学部の慣例)。2002年助教授(実務教員の客員教授から研究職枠の助教授への就任は異例)、現在、文学学術院教授(学部改組後は実務教員枠の講座に収まる)。

1998年第8回出光音楽賞(学術・研究部門)受賞。横浜市芸術文化振興財団理事横浜みなとみらいホール企画委員会委員なども務める。

音楽批評・学術的研究とは相容れない、独自の感性によって幅広い活動の射程を持つ。聴取行為、聴取空間にも配慮した独特な語り口で、音、音楽、音楽家について論じる一方、文学、映画、美術、ダンス等、芸術全般にわたる横断的な批評活動を展開している。雑誌、出版メディアへの露出も多い。ライナーノーツも多数執筆している。
著書

『し あわせ』(
思潮社 1989)詩集

『アルベルティーヌ・コンプレックス』(七月堂 1992)詩集

『音楽探し 20世紀音楽ガイド』(洋泉社 1993)

『いと、はじまりの』(思潮社 1994)詩集

ピアソラ』(河出書房新社 1997)

『ミニマル・ミュージック その展開と思考』(青土社 1997)

武満徹 音・ことば・イメージ』(青土社 1999)

『パリのプーランク その複数の肖像』(春秋社 1999)

『アライヴ・イン・ジャパン 日本で音楽する外国人たち』(青土社 2000)

『サウンド・エシックス これからの「音楽文化論」入門』(平凡社新書 2000)

バカラックルグランジョビン 愛すべき音楽家たちの贈り物』(平凡社 2002)

『武満徹 その音楽地図』(PHP新書 2005)

『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房 2006)

『サイゴンのシド・チャリシー』(書肆山田 2006)

『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(青土社 2007)

『はたらくって何? あたらしいシゴト論』アスペクト 2008

『発端は、中森明菜 ひとつを選びつづける生き方』実務教育出版 2008

『無伴奏 イザイ、バッハ、そしてフィドルの記憶へ』アルテスパブリッシング 2008

『映画に耳を 聴覚からはじめる新しい映画の話』(DU BOOKS 2013)

『音楽に自然を聴く』平凡社新書、2016

『SOTTO』七月堂、2020 詩集

『本を弾く 来るべき音楽のための読書ノート』東京大学出版会、2019

『しっぽがない』青土社、2020

編・監修

共編『サウンド派映画の聴き方』(フィルムアート社 1999)

監修『あたらしい教科書・音楽』(プチグラ・パブリッシング 2006)

編『武満徹対談選 仕事の夢 夢の仕事』(
ちくま学芸文庫 2008)

編『武満徹エッセイ選 言葉の海へ』(ちくま学芸文庫 2008)

編『高橋悠治対談選』(ちくま学芸文庫 2010)

編『柴田南雄著作集』(全3巻、国書刊行会 2015)

責任編集『ユリイカ 総特集 エリック・サティの世界』青土社、2016年1月臨時増刊号

翻訳

マルグリット・デュラス『廊下で座っているおとこ』(書肆山田 1994)

カトリーヌ・モンディエ=コル+ミシェル・コル『身長の神話 巨人伝説から遺伝子操作まで』西村薫共訳(工作舎 1994)

ジョン・ケージ著作選』ちくま学芸文庫、2009

出演作品

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 2010年から2014年

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