小沢原の戦(おざわがはら の いくさ)とは、享禄3年6月12日(1530年7月6日)、上杉朝興と一戦を交えた北条氏康が上杉勢を退け、初陣を飾った戦。氏康は乳母子の清水吉政をはじめ、中島隼人佐(はやとのすけ、麻生区万福寺)を引き連れ、上杉の陣を急襲したという。
場所は諸説がある。
金程付近(神奈川県川崎市麻生区金程1丁目)
史跡・勝坂(麻生区千代ケ丘5丁目)には細山郷土資料館による史跡案内板があり、勝利をおさめた氏康が「勝った、勝った」と喜びの声を発して、金程から細山へ通じる坂を駆け上がったことから、勝坂と呼ばれるようになったと記されている。ちなみに、この戦で糧食炊飯の場とされたのが膳部谷戸(麻生区上麻生3丁目付近)。
小沢城址付近(東京都稲城市矢野口)
参考文献
『相州兵乱記』
『鎌倉九代後記』
『北条記』
更新日時:2020年3月28日(土)06:13
取得日時:2020/04/01 23:40