小林陵侑
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小林 陵侑


基本情報
誕生日 (1996-11-08) 1996年11月8日(25歳)
出身地 日本
岩手県岩手郡松尾村 (現八幡平市)
身長173cm
選手情報
クラブ土屋ホームスキー部
使用メーカーBWT
最高記録252.0m
ワールドカップ
シーズン2016年 -
優勝回数26
他の表彰台15
表彰台獲得数43

獲得メダル

男子 スキージャンプ
ノルディックスキー世界選手権
2019 ゼーフェルト団体ラージヒル
ノルディックスキージュニア世界選手権
銅2016 ルシュノヴ個人ノーマルヒル
銅2016 ルシュノヴ団体ノーマルヒル
スキージャンプ・ワールドカップ
金2018-19総合成績
銅2019-20総合成績
スキージャンプ週間
金2018-19総合成績
金2021-22総合成績
Raw Air
金2018-19総合成績
銀2019-20総合成績
スキーフライング・ワールドカップ
金2018-19総合成績
銀2020-21総合成績


最終更新日:2022年2月3日
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小林 陵侑 (こばやし りょうゆう、1996年11月8日 - ) は、岩手県岩手郡松尾村 (現在の八幡平市) 出身のスキージャンプ選手である。盛岡中央高等学校を経て土屋ホーム所属。日本人男子初のスキージャンプ・ワールドカップ総合優勝者 (2018-19シーズン)。日本人男子ではFISワールドカップで最多の通算26勝。スキージャンプ週間総合優勝2回 (2018-19, 2021-22シーズン)で2018-19シーズンは全勝優勝。県民栄誉賞 (岩手県、2019年5月8日)。

兄の小林潤志郎、姉の小林諭果、弟の小林龍尚もスキージャンプ選手である。目次

1 経歴

1.1 2017-18シーズンまで

1.2 2018-19シーズン

1.3 2019-20シーズン

1.4 2020-21シーズン

1.5 2021-22シーズン


2 記録

3 主な競技成績

3.1 オリンピック

3.2 世界選手権

3.3 フライング世界選手権

3.4 ジュニア世界選手権

3.5 ワールドカップ

3.5.1 表彰台


3.6 サマーグランプリ

3.7 国内大会


4 脚注

4.1 注釈

4.2 出典


5 外部リンク

経歴
2017-18シーズンまで

5歳の時にスキーを始め、小学1年生の時にジャンプを始める。高校まではノルディック複合にも取り組んでおり、全日本中学大会で史上2人目のジャンプとノルディック複合の2冠を達成している。高校在学時、土屋ホームスキー部選手兼任監督葛西紀明からスカウトされ[1]、卒業後の2015年4月に土屋ホームに入社する。高校時代の小林は全国大会での優勝はなかったが、葛西は小林の飛ぶ姿が「ヨーロッパの強い選手に似ている」と感じ、スカウトしている[2]

ワールドカップデビューは2016年1月23日のザコパネ ( ポーランド) で行われた団体戦。日本勢のワールドカップ遠征組の一時帰国の代替メンバーとして出場した。原田侑武(ポーランド語版)、伊藤謙司郎作山憲斗と臨んだ団体戦は8位に終わったが、団体戦の前日に行われた予選を10位で通過すると1月24日に行われた個人戦で7位に入った。翌週の札幌で行われたワールドカップで20位、36位に終わると残りシーズンのワールドカップ出場は2試合にとどまり、総合42位でシーズンを終えた。

2016-17シーズンは開幕からワールドカップ遠征組に選ばれ、シーズン通してワールドカップに出場し続けたが、33位が最高で一度もポイントを獲得できずに終わった。同シーズンに開催された世界選手権は男子ラージヒル団体のみの出場で7位に終わった。

2017-18シーズンも開幕からワールドカップ遠征組に選ばれた。同シーズンに開催された平昌オリンピックでは、個人ノーマルヒルで日本勢最高の7位入賞し、団体戦では日本の最終飛躍者を務めた。五輪後のラハティフィンランド) で行われた個人第16戦で自己最高の6位に入り最終的に総合24位でシーズンを終えた。
2018-19シーズン

11月18日にヴィスワ ( ポーランド) で行われたワールドカップの個人戦開幕戦で3位となり自身初の表彰台にのぼり[3]、翌週の11月24日にルカ ( フィンランド) で行われた第2戦で138.5mを飛び、ワールドカップ初優勝。日本勢男子としても兄・潤志郎が2017-18シーズンにヴィスワで行われた個人戦開幕戦以来の優勝となった。なおこの試合は強風で開始が遅れたため、競技は1回の飛躍で争われた[4]。翌日同地で行われた個人戦第3戦で1回目に140mを飛び首位で折り返し、2回目はスタートゲートを2つ下げたにも関わらず、ヒルレコードタイの147.5mを飛び連勝した際には[5]、オーストリアの放送局のキャスターが実況で「一体どこの惑星から来たんだコバヤシ!  君は宇宙人か」と絶叫。ドイツの新聞は  宇宙人  と見出しを付け、「大会中、選手やコーチの間では、この青年の話で持ちきりだった」と、その熱狂ぶりを伝えた[6]。 12月16日にエンゲルベルク ( スイス) で行われた個人第7戦で4勝目を挙げた。

12月30日から行われた伝統の「スキージャンプ週間」の開幕戦を兼ねた個人第8戦オーベルストドルフ ( ドイツ) で5勝目を挙げた。ジャンプ週間での日本勢の優勝は2000-01シーズン第2戦優勝の葛西紀明以来18シーズンぶり、開幕戦の優勝は1997-98シーズンの船木和喜以来21シーズンぶりである。更に年の明けた2019年1月1日、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン ( ドイツ)でのジャンプ週間第2戦を兼ねた個人第9戦で6勝目をマーク。W杯3連勝を飾るとともにシーズン6勝目は1998-99シーズンの葛西に並ぶ日本男子歴代最多タイ記録に並ぶ。1月4日のインスブルックオーストリア) でのジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第10戦で日本男子シーズン最多優勝記録を更新する7勝目を挙げるともに日本男子としては初のワールドカップ4連勝を記録した。


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