小林親弘
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こばやし ちかひろ
小林 親弘
プロフィール
性別
男性
出身地 日本愛知県日進市[1]
生年月日 (1983-09-05) 1983年9月5日(40歳)
血液型A型[2][3]
職業俳優声優
事務所アトミックモンキー[4]
公式サイト小林親弘|アトミックモンキー
公称サイズ(時期不明)[6]
身長 / 体重177[5] cm / 64 kg

俳優活動
活動期間2007年 -
ジャンルテレビドラマ舞台
声優活動
活動期間2012年 -
ジャンルアニメゲーム吹き替え
デビュー作『シンイ-信義-
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

小林 親弘(こばやし ちかひろ、1983年9月5日[7][5] - )は、日本俳優[5]声優愛知県[7][5]日進市[1]出身。アトミックモンキー所属[4]
経歴

小学生まではやんちゃすぎて通知表に「落ち着きがないので、どうにかできませんか」と書かれていたほど問題児だった。中学に入った頃から周りの目を気にして内にこもる暗い性格に変わり、人付き合いが苦手になってしまい、太宰治などを愛読したり、卓球部で友達と「人生って何だろうね」などと語り合うような毎日だった[8][9]

母親が映画好きで、小さい頃から映画館に連れられて行ったり、近所の図書館でビデオを借りたりしてよく観ていた[8][10]。中学高校で毎週テレビ放送される吹き替え映画に傾倒する[11]

歴史が好きで、地元の大学では歴史考古学を専攻[8]。大学入学時に馬術部と迷っていたところへ強引な勧誘に会い演劇サークルに入会したが、当初は役者ではなく大道具を担当していた。学芸会で演技の経験すらなかったものの、役者が4人しかいなかったので出演してほしいと言われ、1年の6月には舞台に立っていた[3][9]

その後、大学の演劇サークルと並行して地元の社会人劇団にも参加したが、芝居にのめり込みすぎて大学の単位を取るのが大変だったという。同年代の多い中で芝居を続けていくうちにもっと幅広い年代のいる東京の劇団で上手い芝居とは何かを学びたいと思い、演劇集団円の養成所・円演劇研究所の募集案内が目に留まり、愛知から東京へ出向いて卒業公演を鑑賞、入所を決意[12]。上京の資金を貯めるために大学卒業後1年だけアルバイトより収入の良い正社員として就職し、上京した[3][13]

2007年、円演劇研究所へ入所[3]。アルバイトを2つほどやっていたが、夜勤を終えて午前中に殺陣の授業があるときは朝に仲間と公園で自主稽古する生活を送るうちに仕事中に眠くなり体力がもたなくなった結果、アルバイト先を辞めさせられた[13]。同期で入所した50人が翌年には16人に[13]。初めての一人暮らしでお金のやりくりがうまくできず、1年目の卒業公演を過ぎた頃には貯金が底を尽き、12月に電気やガスを止められ、養成所講師である先輩の家で世話になったり公園で水を飲む日々もあった[13]。2009年に卒業、劇団員である会員資格を得る。この年に新会員となった研究生は小林を含めて6人[13][14]。前述のように映画を観ることは好きだったが養成所時代に日本の小津安二郎成瀬巳喜男を名をいわれてもわからなかった自分に先輩から鑑賞を勧められて今まで得られなかった感性を育んだ[15]

2012年の終わり頃、韓国ドラマの仕事があると言われ、てっきり自身のドラマ出演かと思っていたら吹き替えの台本を渡され、初の声の仕事となる[3]。演劇集団 円では年に1、2人がジュニアランクで売り出す会員が決まるが、それが小林だった[16]。円では声優についての授業がなく、いきなり収録に臨んだがダメ出しされてもどう直せばいいかわからず、特に距離感への指摘が多く、居残りさせられたことや共演者と面と向かって話しかけた後に収録するも演技が直らず、さっきできたのにもう忘れたのかといわれて落ち込んで帰り、自分は声優に向いてないと思った[17]

2013年、『ムシブギョー』で初めてアニメのアフレコを経験。吹き替えとは異なり未完成の絵に声を当てる作業にも戸惑う。メインキャストには同い年の宮野真守寺島拓篤がいた[3]。いろんな吹き替え作品や共演者の声を聞いて迷惑をかけないような喋り方を真似することを1年ほど続けると仕事も増えたが内心、とても違和感があった[17]。口先だけで言っているように感じたためで、2年目あたりでそれをやめると声がかからなくなる現場もあったがあるとき主演に起用、スムーズに進められたことでこのやり方は間違ってないと考えた[18]

その後は吹き替えは映画・ドラマともにコンスタントに参加するものの、アニメは端役を年に数作という年が続いていたが2015年、吹き替え作品の打ち上げで大塚明夫に「お前、芝居めっちゃいいな!そのままやっていった方が良いぞ!」と言われる[3][18]津田健次郎から「いいねえ」と褒められ、こういったことがあったことで方向性を決定付けた[18]

2017年、『デュエル・マスターズ』で初めてレギュラーキャラに起用される[3]。同年、TVアニメ『ゴールデンカムイ』の主役・杉元佐一のオーディションに合格。マネージャーから連絡をもらった時は自宅で叫んでしまったほど嬉しかったと語っている[19]。以後生活は一変[20]、のちに「自分の人生を変えてくれた1本であり、自分にとっての金塊はこの作品」と述べている[21]

2022年4月から開講の声優ワークショップDA-Academyに特別講師として参加[22][23]

2023年9月30日をもって17年間所属してきた演劇集団円を離れることを発表[24]、翌10月1日付けでアトミックモンキーへ移籍[4]
人物

声種ハイバリトン[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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