小島慶三
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日本政治家小島慶三こじま けいぞう
生年月日1917年3月11日
出生地埼玉県
没年月日 (2008-08-30) 2008年8月30日(91歳没)
出身校東京商科大学(現・一橋大学
所属政党(日本新党→)
無所属新緑風会)→)
自由連合→)
無所属(民主党・新緑風会)
参議院議員
選挙区比例区
当選回数1回
在任期間1993年7月16日 - 1998年7月25日
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小島 慶三(こじま けいぞう、1917年(大正6年)3月11日 - 2008年(平成20年)8月30日[1])は、日本のエコノミスト思想家教育者実業家官僚政治家俳人。元参議院議員(1期)[1]衝鋒隊副隊長・鈴木蠖之進(永井蠖伸斎)の子孫である[2]
人物

埼玉県生まれ[1]。東京商科大学(現・一橋大学)1940年(昭和15年)卒業。企画院商工省通商産業省大臣官房審議官を経て、日本銀行政策委員。通産省同期にあたる人物として、熊谷典文吉國一郎、国井真(防衛庁装備局長)、新井真一(通産省繊維局長、日本万国博覧会事務総長)など。

退官後、日本精工代表取締役専務、芙蓉石油開発(株)代表取締役社長。この間、経済審議会臨時委員、産業構造審議会委員。その後、日本立地センター理事長、日本テクノマート理事長 上智大学、一橋大学、成蹊大学名古屋大学講師、経済同友会幹事、社会経済生産性本部理事、近代化研究所所長、参議院議員。ヒューマノミックス研究会主宰、全国小島塾主宰、以上を歴任。叙勲従四位勲三等瑞宝章
経歴

1917年(大正6年)3月11日 - 埼玉県
羽生市生まれ。

1934年(昭和9年) - 東京商科大学(現・一橋大学)予科入学。ボート部で活躍。その後はスキー、ゴルフなど発展期のスポーツの体験に興味をしめした。

1940年(昭和15年) - 東京商科大学卒業。卒業論文『本邦農村協同組合史論』。同年 企画院入省。勤務の傍ら法政大学非常勤講師(農業政策)。

1942年(昭和17年) - 大蔵省出向。翌年 軍需省発足。同省総動員局総務部勤務。

1947年(昭和22年) - 商工省(後に通商産業省、現経済産業省大臣官房企画室勤務。緊急生産対策、物資需給調整、軍需工場の民需転換などに従事。

1949年(昭和24年) - 石炭庁国家管理準備室勤務。

1950年(昭和25年) - 物価庁機械金属課長。公益事業委員会監理課長兼調査課長。電気事業再編成、電源開発に従事。

1953年(昭和28年) - 通産省大臣官房調査課長。産業構造、産業動向調査に従事。

1955年(昭和30年) - 重工業局鉄鋼業課長兼製鉄課長。

1957年(昭和32年) - 経済企画庁調整局調整課長。

1959年(昭和34年) - 通産省石炭局炭政課長。

1961年(昭和36年) - 公益事業局経理参事官等。戦後の通産省・経済企画庁、炭鉱争議の対応や電力再編成など日本の産業復興主要業務に従事。

1962年(昭和37年) - 日銀政策委員(経済企画庁代表)。業務の傍ら経済学にも造詣を深め、多くの大学の非常勤講師なども務める。

1963年(昭和38年) - 通商産業省大臣官房審議官にて退官。日本精工株式会社に入社。取締役企画部長として海外の営業活動に尽力。

1970年(昭和45年) - 専務取締役就任。

1974年(昭和49年) - 日本精工株式会社から芙蓉石油開発株式会社に派遣され、副社長に就任。

1978年(昭和53年) - 芙蓉石油開発椛纒\取締役社長に就任(1984年まで)。この間、経済同友会役員として理論的、政策的な活動に参加。こうした経済活動の中で、農業問題に深い関心を持ち、特に日本の「水田」の持つ多様な役割と重要性を訴えた。「小島塾」を主宰し、東京をはじめ全国各地で勉強会を開く。上智大学、成蹊大学、名古屋大学、一橋大学の講師として後進の指導に当る。「近代化研究所」を設け日本の近代化の基礎が江戸時代に築かれていることの研究を進め、「人間の顔を持った経済学」を説き『人間復興の経済学』を出版。

1981年(昭和56年) - 同志を糾合し「ヒューマノミックス研究会」を設立。

1984年(昭和59年) - 経済界から転じて、(財)日本立地センター理事長に就任。地域振興、農業振興、環境問題の重要性を説き、全国各地を訪れ、地域の取組みに参画、指導に当たる。この間(財)日本テクノマート理事長を兼務。母校の(財)東京商科大学奨学財団の理事長。E・F・シューマッハーの『混迷の時代を超えて』、『スモール・イズ・ビューティフル』を翻訳。

1992年(平成4年) - 細川護煕日本新党に参加。第16回参議院議員通常選挙に比例区6位で立候補。同党が比例区で獲得したのは4議席だったため落選。


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