小坂町
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「小坂町」のその他の用法については「小坂町 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

こさかまち 
小坂町
小坂鉱山事務所


小坂町旗小坂町章1972年4月1日制定(便宜的な日付)[1]

日本
地方東北地方
都道府県秋田県
鹿角郡
市町村コード05303-1
法人番号5000020053031
面積201.70km2

総人口4,379人 [編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度21.7人/km2
隣接自治体大館市鹿角市
青森県平川市十和田市
町の木ベニヤマザクラ
町の花アカシア
町の魚ヒメマス
小坂町役場
町長[編集]細越満
所在地017-0292
秋田県鹿角郡小坂町小坂字上谷地41-1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度19分59秒 東経140度44分10秒 / 北緯40.3331度 東経140.7361度 / 40.3331; 140.7361座標: 北緯40度19分59秒 東経140度44分10秒 / 北緯40.3331度 東経140.7361度 / 40.3331; 140.7361

外部リンク公式ウェブサイト

■ ― 市 / ■ ― 町・村

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小坂町(こさかまち)は、秋田県の北東部に位置するである。鹿角郡に属す。かつては小坂鉱山などの鉱産資源に恵まれ、江戸時代には津軽街道が通る盛岡藩の領地であった。

19世紀初頭以降、亜鉛の採掘で栄え、鉱山の閉山のあとも、その鉱石精錬技術を活用して、日本を代表するリサイクル基地の一つとなっている[2][3]
概要

秋田県の北東部に位置し、青森県と境を接している。奥羽山脈の西側、鹿角盆地の北部に位置する。

町の北東部には十和田湖があるが、2008年までは町の境界が確定していなかった。2008年(平成20年)9月に十和田市との境界が覚え書きによって決定して[4]官報に告示され、十和田湖の西側が正式に小坂町の町域となった[5]

19世紀初頭(江戸時代末期)に小坂鉱山が発見され、の採掘の鉱山産業地域として町が栄えた。明治時代には亜鉛の採掘も行われ、小坂鉱山事務所を始めとして多数の近代建築が建てられ、町は大いに栄えた。特に銅は、別子銅山足尾銅山と並び三大銅山と称される産出をほこったが、第二次世界大戦後は鉱山資源が枯渇し、一時期は過疎化が進行した。

近年は明治期の近代建築や十和田湖の観光資源を生かした町づくりを模索している。この他にも、自動車廃触媒や金属スクラップを製錬して貴金属やレアメタルなどを取り出す産業が発達している。
町のシンボル

町の木はベニヤマザクラ、
1967年昭和42年)制定。

町の花はアカシア、2005年平成17年)新町制50周年を記念し制定。ただし、町内に植えられているのはニセアカシアである。

町の魚はヒメマス、平成17年に新町制施行50周年を記念し制定。和井内貞行が十和田湖で養殖した。

地理

山:
長引山白地山

河川:小坂川、荒川

湖沼:十和田湖

隣接している自治体

秋田県

大館市

鹿角市


青森県

平川市

十和田市


歴史小坂町役場旧庁舎(2011年撮影)町村制施行時の鹿角郡
3.小坂村(桃:現・小坂町)

1590年(天正18年)豊臣秀吉朱印状により、鹿角郡は盛岡藩(南部領)と確定。

1869年(明治元年)戊辰戦争後の盛岡藩への処分により弘前藩取締地となる。その後、北奥県となり、九戸県、三戸県、江刺県を経て、1871年(明治4年)第1次府県統合により秋田県の管轄となる。

1884年明治17年)9月18日 - 藤田組(後の同和鉱業、現・DOWAホールディングス)が政府から小坂鉱山の払い下げを受け創業する。

1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い鹿角郡小坂村、七滝村が発足。

1902年(明治35年) - 鉱山の煙害が深刻化。後に煙害対策としてニセアカシア(アカシア)の植林が行われ小坂町の花となる[6]

1908年(明治41年)9月15日 - 藤田組が大館駅から小坂間に小坂鉄道専用鉄道を敷設する。

1909年(明治42年)5月7日 - 小坂鉄道が藤田組から受け継いだ専用鉄道を小坂線として、大館駅-小坂駅間の旅客営業を開始する。

1914年大正3年)5月15日 - 小坂村が町制施行して小坂町となる[7]

1938年昭和13年)1月26日 - 小坂小学校の体育館の屋根が積雪の重みで倒壊して児童8人が死亡、51人が重軽傷[8]

1955年(昭和30年)4月1日 - 鹿角郡小坂町、七滝村が新設合併し、小坂町が発足。

1956年(昭和31年)4月1日 - 鹿角郡小坂町の山根、上向の一部を十和田町に編入。

1990年(平成2年)10月12日 - 東北自動車道 小坂IC供用開始。

1994年平成6年)10月1日 - 小坂線が旅客営業を廃止し、貨物専業の鉄道となり、古館駅が廃止。

2008年(平成20年)12月25日 - 青森県十和田市との境界のうち十和田湖の境界が確定する[5]

2009年(平成21年)4月1日 - 小坂線全線が廃止され、町内から鉄道が姿を消す。


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