小さなバイキング
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『小さなバイキング』(ちいさなバイキング、スウェーデン語原題:: Vicke Viking)は、スウェーデン出身の作家にしてジャーナリストであるルーネル・ヨンソン原作による児童文学シリーズである。
日本語訳

学習研究社より「少年少女・新しい世界の文学」シリーズの1巻として刊行された他、評論社から「児童図書館・文学の部屋」シリーズとして6冊刊行された。また、アニメ放送に合わせて、朝日ソノラマより2巻シリーズとして発行された。
学習研究社版


ルーネル・ヨンソン『小さなバイキング』大塚勇三訳、学習研究社〈少年少女・新しい世界の文学 1〉、1967年7月。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-05-003676-2。 

朝日ソノラマ版


ルーネル・ヨンソン『小さなバイキング ビッケ』 1巻-2巻、丹野雄之文、ズイヨー映像絵、朝日ソノラマ、1974年。 

評論社版


ルーネル・ヨンソン『ビッケと赤目のバイキング』石渡利康訳、評論社〈児童図書館・文学の部屋・バイキングのビッケシリーズ 1〉、1974年。ISBN 4-566-01040-6。 

ルーネル・ヨンソン『ビッケと空とぶバイキング船』エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈児童図書館・文学の部屋・バイキングのビッケシリーズ 2〉、1974年。ISBN 4-566-01041-4。 

ルーネル・ヨンソン『ビッケと弓矢の贈りもの』エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈児童図書館・文学の部屋・バイキングのビッケシリーズ 3〉、1974年。ISBN 4-566-01042-2。 

ルーネル・ヨンソン『ビッケと木馬の大戦車』エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈児童図書館・文学の部屋・バイキングのビッケシリーズ 4〉、1974年。ISBN 4-566-01043-0。 

評論社新版


ルーネル・ヨンソン『 ⇒小さなバイキング ビッケ』 1巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2011年9月。ISBN 978-4-566-01379-7。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp/whatsnew/detail.php?detailID=1221。 

ルーネル・ヨンソン『 ⇒ビッケと赤目のバイキング』 2巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2011年9月。ISBN 978-4-566-01380-3。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp/whatsnew/detail.php?detailID=1222。 

ルーネル・ヨンソン『 ⇒ビッケと空とぶバイキング船』 3巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2011年11月。ISBN 978-4-566-01381-0。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp//whatsnew/info.php?info_id=94。 

ルーネル・ヨンソン『 ⇒ビッケと弓矢の贈りもの』 4巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2011年12月。ISBN 978-4-566-01382-7。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp//whatsnew/info.php?info_id=95。 

ルーネル・ヨンソン『 ⇒ビッケと木馬の大戦車』 5巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2012年2月。ISBN 978-4-566-01383-4。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp//whatsnew/info.php?info_id=97。 

ルーネル・ヨンソン『 ⇒ビッケのとっておき大作戦』 6巻、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社〈評論社の児童図書館・文学の部屋〉、2012年3月。ISBN 978-4-566-01384-1。 ⇒http://www.hyoronsha.co.jp//whatsnew/info.php?info_id=98。  - ビッケの冒険物語の最終巻。第6作は初の邦訳であり、原書は1975年刊行のため、37年ぶりの完結編となる。

テレビアニメ
フジテレビ版

1972年にドイツZDF日本ズイヨー映像の共同制作によるテレビアニメとして製作された[1]。日本版タイトルは『小さなバイキングビッケ』。当初ZDFが人形劇アニメを計画したが、後に、国際共同制作として瑞鷹にテレビアニメーション製作を依頼し、1972年から1974年にかけて1話23分の全78話と、85分の長編アニメを製作した。

ドイツでは1974年1月31日から8月8日までZDFで『Wickie und die starken Manner』として26話が放送され、残りの52話は1975年3月5日から放送された。オーストリアでは1974年2月17日からORFにて放送された。日本では1974年4月3日から1975年9月24日にかけてフジテレビ系で放送された。

テレビアニメはヨーロッパを中心に全世界に輸出された。タイトルは国や放送局によって異なる。英語圏では『Vicky the Viking』である。2009年にはテレビアニメを元にした実写映画が製作された (後述の実写映画を参照) 。

主人公の名前はZDFのドイツ版や英語版などでは「ヴィッキー」となるが、日本版では原作和訳版を元にした「ビッケ」が用いられる。

同じく海賊を題材にした作品『ONE PIECE』の作者尾田栄一郎は本作をきっかけに海賊好きになったと述べている[2]。なお、1999年より同作がテレビアニメ化された際、奇しくも本作と同じ局・同じ放送枠で開始した。
ステレオタイプについて

本作においては、バイキング (ヴァイキング) が海賊であるという見解に沿って描写されているが、史実とは異なる。詳細は「ヴァイキング」を参照

作中において「角のついた兜を被る」[注釈 1]「捕鯨民族であるバイキングがクジラを助ける (27話) 」[注釈 2][疑問点ノート]といった、細かな点においても考証ミスがある。なお、「角のついた兜を被る」というのは欧米におけるバイキングのステレオタイプなイメージであり、本作によってそれが日本にも定着したと言える。

また、オープニング映像に登場するアメリカ・インディアンの描写についても考証ミスが見られる[注釈 3]


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