将軍の隠密!影十八(しょうぐんのおんみつかげじゅうはち)とは1996年1月27日から1996年6月29日まで、毎週土曜日 20:00 - 20:54にテレビ朝日系で放映された連続テレビ時代劇。全19話。 江戸幕府の8代将軍・徳川吉宗によって秘密裏に創設された影の御庭番組織 影十八が吉宗の死後、遺児の一橋宗尹の命で探索を行い、最後は悪を殺す。劇中では闇裁きと呼ぶ。 主人公たちは町人が仮の姿ではなく、町人の身分をもって同じ町人を守る為に影十八をしている。幕府の為ではなく、あくまで市中の人々の為に戦っており、ハードなドラマ展開が中心となっている。 影十八のメンバーで設立時から加入しているのは猪之吉だけで、他の3人(雨太郎、幹、音次郎)は設立時のメンバーの遺児である。跡継ぎで影十八になったのであり、自ら望んだ訳ではない。彼らは武士には戻れない。武士社会の制度ゆえに辛い目に合っている市中の人々が事件に絡むことが多く、リーダー格の雨太郎は宗尹に対して、政道のあり方について反発したことがある。 悪を倒すシーンが土曜20時枠の時代劇では異例な物となっている。劇中で闇裁きと呼ぶ様に少人数の敵を静かに殺していく演出となっている。 時代設定は第九代将軍 徳川家重の時代である。第1話は吉宗の死の半年後であることが劇中で語られている。
内容
キャスト
影十八
加納雨太郎:三田村邦彦
廻り髪結いで、影十八のリーダー
幹:南野陽子
医者
音次郎:岸本祐二
小料理屋の板前
猪之吉:ベンガル
軽業師
一橋宗尹:里見浩太朗(第1話 - 第5話、第8話 - 第19話)
浪人で、八坂内蔵助、影十八の元締である。
その他
おはる:辻沢杏子
音次郎の姉、小料理屋の女主人
小野甚兵衛:笹野高史
宗尹の御側用人
おしま:清水由貴子(第6話、第16話)
猪之吉の妻
長吉:大森貴人
おゆき:鈴川法子
おきわ:嶋田光希
オープニング ナレーション:神山繁
殺し技
雨太郎
元 武士の腕を活かして、大刀で悪人を斬り倒す。登場時に「影十八、闇の裁きを伝えに来た」と悪人の前で口上を述べる。
幹
情報収集を担うため、闇裁きは基本的に参加しないが、非常時は小太刀を使うことがある。
音次郎
メリケンサック状の武器を嵌めた拳で悪人を殴り殺す。
猪之吉
竹ひごの様な形状で柄の無い細見の長針を悪人の首の横から刺して、反対側から抜き取る。鎖分銅で敵を捕らえた後に長針で悪人の額を突き刺す。
スタッフ
プロデューサー:高橋正樹、加藤守啓、伊駒伊織、小林由幸、小嶋雄嗣
脚本:放映リストを参照
監督:放映リストを参照
音楽:東一貫
放映
年月日各話サブタイトル脚本[1]監督[1]ゲスト
1996年1月27日第1話闇裁き・花嫁衣装を待つ女藤井邦夫澤井信一郎おまち:山辺有紀
文吉:井田州彦
青山出雲守:有川博
木曽屋源兵衛:西沢利明
前田平九郎:木村栄
小桃:安藤晃子
進藤:峰蘭太郎
島崎清之進:中嶋俊一