将棋めし
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将棋めし
ジャンル将棋漫画、
グルメ漫画
漫画
作者松本渚
出版社KADOKAWA
掲載誌コミックフラッパー
レーベルMFコミックス フラッパーシリーズ
発表号2016年8月号 - 2020年4月号
巻数全6巻
話数全29話
その他将棋監修:広瀬章人
ドラマ
原作松本渚
脚本児玉頼子、溝井英一デービス
演出安見悟朗
制作The icon(協力)
放送局フジテレビ
放送期間2017年8月2日 - 9月27日
話数全8話
ゲーム:棋士プロ?将棋めし編?
発売元トイズクリエイション
稼動時期2017年8月10日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマゲーム
ポータル漫画テレビドラマゲーム

『将棋めし』(しょうぎめし)は、松本渚による日本漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ。棋譜監修は広瀬章人。『コミックフラッパー』(KADOKAWAメディアファクトリー)にて、2016年8月号から[1]2020年4月号まで連載された[2]

プロの将棋棋士が、主に対局中の休憩時間に食べる食事にスポットを当てた将棋グルメ漫画。作中で、将棋会館での対局時に出前を注文する飲食店は、いずれも連載当時実在した店である[3]。2017年7月1日より、ダ・ヴィンチニュースでも短期集中連載された[4]
登場人物

主要人物の名前は焼酎のブランドが元ネタになっている[5]。また一部の登場人物は同作者の『盤上の詰みと罰』『盤記者!』にも名前が登場しており、同一の世界を舞台としている(時系列としては『盤上』→『将棋めし』→『盤記者!』の順)[6]
原作に登場
峠なゆた(とうげ なゆた)
主人公。実父である峠はじめ八段門下。
女流棋士ではなく、女性プロ棋士。登場時の段位は六段、順位戦はC級1組。同期やファンからは「なゆたろう」と呼ばれている。同期同学年の三人は周囲から「仲良し三羽烏」と呼ばれているが、なゆた曰く「腐れ縁三羽烏」。第1話で玉座[注 1]を獲得してタイトルホルダーとなる(七段昇段[7])。第11話で「C1の門番」を倒してB級2組昇級を決める。対局相手と食事の注文がかぶるのを嫌がったり、相手よりもランクが上のメニューを頼もうとしたりする[注 2]など、やや神経質な一面があるが、ドラマ第3話ではあえて相手と同じメニューで対抗したこともあった。納豆が苦手。名前の由来は焼酎「峠」と「那由多の刻」[5]。なお特にモデルとなる棋士はいない[6]
宝山貴善(ほうざん たかよし)
なゆた、黒瀬と同期かつ同学年のプロ棋士。登場時の段位は七段、順位戦はC級1組。なゆたが玉座のタイトルを奪った相手でもある。第11話でなゆた同様対局相手に勝利し、B級2組昇級を決めた。左利き振り飛車穴熊が得意(と言うよりそれしかやらない)。幼少の時に父親を事故で、プロ棋士になるのと同時期に病弱だった母親を亡くしている。大食漢かつマイペースな性格で、タイトル戦の夕食でカツ丼天丼のダブル注文を敢行したり、パフェの後でハンバーグを食べたりしている。名前の由来は焼酎「富乃宝山」[9]
黒瀬時彦(くろせ ときひこ)
なゆた、宝山と同期かつ同学年のプロ棋士。登場時の段位は七段、順位戦はB級1組。久米島と同門で弟弟子にあたる。食事は外食派[注 3]。龍王戦挑戦者として杜谷龍王に挑むも跳ね返される。11話冒頭で峠はじめを破ってA級昇級・八段昇段した。名前の由来は焼酎「黒瀬」[9]
杜谷憲司(もりや けんじ)
峠はじめ八段門下。なゆたの兄弟子で、龍王[注 4]のタイトルを持つ。強面の風貌にちなみ、棋風は「鬼瓦流」と呼ばれる。テレビの占いを見て縁起をかつぐなど繊細な一面もある。
峠はじめ(とうげ はじめ)
なゆたの父であり、なゆた、杜谷の師匠。段位は八段、順位戦はB級1組。妻(なゆたの母)とは別居中。ドラマ版では納豆好きという設定[注 5]
七窪奏珠(ななくぼ かなみ)
とある高校の将棋同好会に所属する女子高生。なゆたの対局をネット中継で見てからの新入り将棋ファン。
赤兎馬アンナ(せきとば アンナ)
女流二段。対局中継の聞き手として登場する。原作ではプロ棋士であるなゆたに対しコンプレックスを抱いていた。名前の由来は焼酎「赤兎馬」[5]
壱岐ちとせ(いちき ちとせ)
なゆたの母であり、女流棋士。棋士としては旧姓のままで活動している。ちとせ曰く「ポメラニアンみたいなおじさんとは一緒に暮らせない」と、はじめとはなゆたが3歳の時から別居している。しかし、お互いの近況をなゆた経由で確認しようとするなど、夫婦仲が悪いわけではないらしい。
大河庵(たいが いおり)
段位は九段、順位戦はB級1組だがA級経験者。長年玉位[注 1]に就いていたが、白河名人に敗れ陥落。腕前は関西イチで、通称「虎徹」。
久米島獅郎(くめじま しろう)
A級棋士のひとりで棋帝[注 1]のタイトルを3期連続防衛中。小食で有名だったが、筋トレを始めてから周囲が驚くほど量を食べるようになった。大河とはプロ入りが同期という縁がある。杜谷・大河・久米島の3人は奨励会からの仲で「豪腕三傑」と呼ばれ、棋界のトップとして活躍。
逢初衛次(あいそめ えいじ)
20代でタイトルの一つ将聖[注 1]を3期獲得し、A級・八段を経験することなく九段になった強豪。よくわからない思考の持ち主でなゆたに結婚を賭けた対局を申し込む。人呼んで「西の(電波)王子」。と金を量産するなど棋風も変わっている。
白河和雅(しらかわ かずまさ)
名人・玉将[注 1]のタイトルのほかに大河から玉位を奪取し現在三冠。第15話では挑戦者として勝ち上がってきた大河を退け玉位を防衛した。元真剣師という異色のキャリアを持ち、プロ棋士となった後も「負けた対局の賞金は受け取らない」という噂が立つほど。
古丹波まつり(こたんば まつり)
奨励会二段の中学生。大河と同門で妹弟子にあたる。凱とは家が隣同士の幼なじみ。
凱右典(がい ゆうすけ)
天才中学生棋士。対局中に練乳を直飲みするほどの甘党。キノコが嫌い。
淺井雄一郎(あさい ゆういちろう)
久米島と黒瀬の師匠で、段位は九段、順位戦はC級2組。
ドラマ版独自の人物
村尾清(むらお きよし)
日本将棋連盟会長。段位は九段。天丼が大好物で、いつも対局時に注文している。父親もプロ棋士で、公式戦で一度だけ父親と対局した際は「父親であることを意識しすぎて」敗北を喫したという。
小牧(こまき)
段位は七段。ドラマ第1話の冒頭でなゆたと対局する。
桜門孝介(さくらもん こうすけ)
段位は七段、順位戦はC級1組。「若手潰しの門番」と呼ばれている。ドラマ第3話でなゆたと対局する。
雲海宏伸(うんかい ひろのぶ)
段位は九段。赤兎馬アンナの師匠。棒銀戦法が得意。ドラマ第4話でなゆたと対局する。
柳下文美雄(やなぎした ふみお)
段位は八段、順位戦はC級2組(過去にA級在籍経験あり)。ドラマ第5話のなゆたの対局相手。盤外戦術で相手を揺さぶるのが常套手段で、作中でも格下のなゆたを相手にわざと下座に座る、なゆたの背後から盤面を覗き込む(いわゆる「ひふみんアイ」)などの手を繰り出す。終いにはなゆたが注文したカツ丼を、間違えたふりをしてわざと食べてしまった[注 6]
書誌情報

松本渚 『将棋めし』
KADOKAWAMFコミックス フラッパーシリーズ〉、全6巻
2017年1月23日発売[10]ISBN 978-4-04-068823-7

2017年8月23日発売[11]ISBN 978-4-04-069374-3

2018年3月23日発売[12]ISBN 978-4-04-069775-8

2018年11月21日発売[13]ISBN 978-4-04-065102-6


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