封神演義_(漫画)
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封神演義
ジャンル
少年漫画ファンタジー
SFバトルアクション
漫画
作者藤崎竜
出版社集英社
レーベルジャンプ・コミックス
発表号1996年28号 - 2000年47号
巻数通常版:全23巻
完全版:全18巻
文庫版:全12巻
話数全204話
アニメ:仙界伝 封神演義
原作藤崎竜
監督西村純二
シリーズ構成西村純二
キャラクターデザイン小島正士
音楽酒井良
アニメーション制作スタジオディーン
製作テレビ東京、スタジオディーン
放送局テレビ東京系列
放送期間1999年7月3日 - 12月25日
話数全26話
アニメ:覇穹 封神演義
原作藤崎竜
監督相澤伽月
シリーズ構成高橋ナツコ
キャラクターデザイン山下喜光
音楽井内舞子
アニメーション制作C-Station
製作「覇穹 封神演義」製作委員会
放送局#放送局を参照
放送期間2018年1月 - 6月
話数全23話
漫画:封神演義 外伝
作者藤崎竜
出版社集英社
掲載誌週刊ヤングジャンプ
レーベルヤングジャンプ コミックス
発表号2018年21・22合併号 -
発表期間2018年4月26日 -
巻数全1巻
小説:封神演義 導なき道へ
原作・原案など藤崎竜
著者吉上亮
出版社集英社
レーベルJUMP j BOOKS
発売日2018年6月19日
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ
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『封神演義』(ほうしんえんぎ)は、集英社週刊少年ジャンプ』に1996年28号から2000年47号まで連載された藤崎竜による漫画作品。原作は安能務訳『封神演義』(講談社文庫)。2017年8月時点で単行本の累計発行部数は2200万部を記録している[1]
概要

中国の古典怪奇小説『封神演義』を原作(厳密には下記の通り)としている作品。原典にはない「ギャグ・コメディ」の要素や改変点が多く盛り込まれている。また、メタフィクション要素やオマージュ的表現をも積極的に取り入れられている。

本作は安能務訳の講談社文庫版『封神演義』(安能の独自加筆あり)に基づいている。例として楊?を「ようぜん」、??を「なたく」と読んでいる。一方で、聞仲の読みは「もんちゅう」でなく「ぶんちゅう」とするなど、安能版とは異なるものもある。なお連載当初は安能訳の『封神演義』が原作とは記述されなかった。また、いわゆる超古代先史文明古代宇宙飛行士説の要素も加えられ、遥か昔に存在した古代文明を歴史の裏で起きた「神」の戦争と繋ぎ合わせている。

作者の藤崎曰く「(本作の都合により)登場させなかったキャラクターも描きたかった」[2]とコメントしている。終盤のトーナメントも梅山の七怪が出る予定だったが、名前やモチーフにしたと思われる端役が登場するに留まった。後年に『屍鬼』がコミカライズされる際には本作の一部の登場人物を原型にしたキャラクターデザインが流用されている[注釈 1]

連載終了後、殷周革命に別の解釈を交えた本作のパロディパラレルワールド)とも言える読切『異説 封神演義』が発表された。

2017年12月、完全新作が週刊ヤングジャンプにて2018年春に短期集中連載されることが発表され[3]、本編の続編および外伝として『封神演義 外伝』(ほうしんえんぎ がいでん)が『週刊ヤングジャンプ』2018年21・22合併号より連載開始。また、2018年6月19日に吉上亮の手により本編の後日譚にあたるノベライズ作品『封神演義 導なき道へ』[4]が刊行されている。
あらすじ
本編

今から3000年前の古代中国、王朝時代。第30代皇帝紂王は文武共に優れた名君であった。しかし邪心を持つ仙女の妲己を皇后に迎えて以来、彼女の怪しい術に惑わされ、かつての賢君は見る影も無い抜け殻になった。悪政を続ける紂王と妲己によって国は乱れに乱れた。そこで仙人界崑崙山の教主元始天尊は悪の仙道を神界に封じ込め、革命による新たな王朝を作る計画「封神計画」を弟子の太公望に実行させる。

太公望は妲己という強大な敵に立ち向かうため、持ち前の頭脳と人を惹き付ける人格で仲間達を集め、宝貝という仙界の道具を使い、共に封神計画を進めていく。そして紆余曲折ありながらも順調に進む封神計画の中、新たな事実が次々と判明していく。
外伝

全ての戦いが終わったのち、太公望は気ままにパワースポットを巡る旅を続けていた。四不象にはパワースポットに実る質の高いを味わうためと嘯き、遂には嫌気を差されて三行半の手紙を書かれるが、直後に桃の枝に「最初の人」の一人である神農が現れる。太公望は最初の人と共に消えた時間を移動できるスーパー宝貝「禁光?」を探るべく、最初の人が具現できるパワースポットを巡っていたのだった。

禁光?は神農が所持しており、野に無いことを安心するが、突如に神農によって魔家四将と戦っていた過去へ飛ばされる。過去では先に書かれていた三行半が原因で四不象が消失しかけるなど、歴史改竄の恐ろしさを身を以て体験し、過去の神農によって現在へ帰還するもそこは虚無の世界が広がっていた。神農曰く、先の時代に雉鶏精が現れ大規模な歴史改竄が発生したという。太公望は原因を止めるべく、再び過去へ向かって時間を遡る。
登場人物

担当声優は、アニメ『仙界伝』 / アニメ『覇穹』の順番に表記。CDブック版は『仙界伝』、各種ゲーム版はそれぞれ元となったアニメ版に順ずる。

ミュージカル担当俳優は、特筆がなければ第1弾(目覚めの刻)・第2弾(開戦の前奏曲)共通キャスト。
主要人物
太公望 / 呂望(たいこうぼう / りょぼう)
声 -
結城比呂 / 小野賢章[5] / ミュージカル - 橋本祥平宝貝:「打神鞭」(だしんべん)、「杏黄旗」(きょうこうき)、「火竜?」(かりゅうひょう→後に黄天化に譲渡)、「NEW・打神鞭」、「太極図」(たいきょくず)本作の主人公。元始天尊の直弟子にして、周の軍師。一人称は「わし」。一見、うつけ者を装っているが崑崙一の頭脳を持つ策士。元々は羌族の統領子息であり、12歳の時に家族を人狩りで失い、元始天尊にスカウトされ直弟子として仙人界で修業を積む。30年足らずで仙人級の実力をつけ、しかも申公豹を始め作中最強クラスの強者からにもその実力を認められている。位も崑崙十二仙と同格とされており、彼らの弟子達からは敬称「師叔(スース)」で呼ばれる。太公望の実力を見抜いた者からは「道化た振る舞いは実力を隠すための演技では?」と思われている。ピンチに追い込まれていても思わぬ奇策で逆転するということをやってのけるのが常道。主要武器は風を操る宝貝「打神鞭」。主な技としては「打風刃」「打神風」「打風輪」などがある。打神鞭は後に趙公明との戦いで四不象の復活の玉の光を浴びたことで「NEW・打神鞭」にパワーアップし使える技のバリエーションも増えた。殷郊率いる殷軍との戦いにおいては崑崙山から力を貰い自身を強化する宝貝「杏黄旗」も使用し力押しで殷郊を圧倒した(崑崙山がなくなってからは使われなくなる)。仙界大戦後には三大仙人の一人・太上老君と出会い、スーパー宝貝「太極図」を手に入れる。入手時にはその強力さゆえ、まともに扱いきれずにいたが太上老君との夢の中の修業を経て完全にコントロールできるようになり、妲己のスーパー宝貝「傾世元禳」とも互角に渡り合った。戦闘においては主に他の宝貝(及びその能力・効果)を無効化する力が用いられた。当初はただ他者の宝貝を無効化する能力と認識されていたが、後に太上老君によってその真の能力が明かされた。実年齢は72歳以上なためか言動がやや爺くさく、異性や恋愛には興味がない様子。また桃や酒が大好きな甘党で、苦い薬が飲めない。酒に関してはかなりの量を一度に飲酒でき、仙桃で酒化した海水をがぶ飲みしても酔いはするがハッキリした意識を保っていられる(ただ限界はあるようで四不象と酒の池に入った際には酔いつぶれて熟睡していた)。ほとんど使われないが、酔えば酔うほど強くなるという「泥酔拳」の達人。性格はマイペースで飄々としている一方、平和な人間界を作るという信念は非常に強い。その信念から、仙人たちが引き起こす戦いに人間たちを巻き込むことを極端に嫌っている。仲間に対しては常に優しく厳しく接しており、非常に大切に想っている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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