この記事には複数の問題があります。改善
やノートページでの議論にご協力ください。ミサイル(英: missile、発音はミッスル)とは、目標に向かって誘導を受けるか自律誘導によって自ら進路を変えながら、自らの推進装置によって飛翔していく軍事兵器のことである。誘導弾(ゆうどうだん、英: guided missile)ともいう。誘導ミサイルと呼ばれることもある。
単語自体の原義については「呼称」の節も参照。
分類エグゾセミサイル発射の瞬間
以下にミサイルの分類を示す。必ずしもすべてのミサイルが下記の内の1種類に分類される訳ではなく、空対地ミサイル (ASM) が同時に対戦車ミサイル (ATM) や巡航ミサイルであるなど、同時に複数に分類できるものがある。詳細は「ミサイル一覧」を参照 対地ミサイルは地上の目標を攻撃するミサイルである。1人で扱う小型のものから巨大なICBMまでさまざまな種類がある。 巡航ミサイル (CM:英: cruise missile)は発射プラットフォームにかかわらず大気圏内を目標まで水平に動力飛行するミサイルのうち、特に射程が長いミサイルである。長距離を飛翔するために固定翼航空機と同等に、主翼とジェットエンジンを備えることが多く、長い航続距離を得る代わりに音速以下での揚力による飛行を行うものが多い。破壊対象は地上目標もしくは艦船であり、長距離の対地ミサイルや対艦ミサイルの別称といえる。航空機同様に撃墜を避けるために低空飛行を行うことが求められ、地表高度に沿いながら防空レーダー網を左右に避けながら複雑な飛行ルートを行うなどの、高度な誘導装置を備えることで知られている。核弾頭を積んだ戦略ミサイルと通常弾頭を積んだ戦術ミサイルがある。ステルス性能の向上と並んで超音速巡航能力が求められており、2008年現在はいくつかの超音速巡航ミサイルの配備が始まっているとされている。 極超音速ミサイル(ごくちょうおんそくミサイル)とはマッハ5.0以上の極超音速:ハイパーソニック (hypersonic speed)で飛行するミサイルである。(cf. 極超音速機)。 下記の事例がある。(詳細は英語版 Wikipedia を参照) 対艦ミサイルは水上艦船を攻撃するミサイルである。艦船の移動速度は車両と同等のため、対艦ミサイルを対地ミサイルの一部として扱う事がある。この場合の略号は ship ではなく surface を用いる。洋上は彼我共に探知範囲が大きくなるため対艦ミサイルは一般的な対地ミサイルより射程が長く、中には弾道ミサイルに匹敵する射程を持つミサイルもあり、これらは対艦用の巡航ミサイルとも呼べる。
対地ミサイル
弾道ミサイル
大気圏上層や大気圏外を弾道飛行して目標へ到達するミサイル。射程で分類されるが明確な基準はない。ICBMだけはSALT-IIで射程5,500km以上の弾道ミサイルと規定されている。核弾頭を積んだ戦略ミサイルと通常弾頭を積んだ戦術ミサイルがある。
大陸間弾道ミサイル (ICBM:英: intercontinental ballistic missile)
中距離弾道ミサイル (IRBM:英: intermediate-range ballistic missile)
射程2,000-6,000km程度のもの。
準中距離弾道ミサイル (MRBM:英: medium-range ballistic missile)
射程800-1,600km程度のもの。
短距離弾道ミサイル (SRBM:英: short-range ballistic missile)
射程約800km以下のもの。スカッドミサイルもこれに入る。
潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM:英: submarine-launched ballistic missile)
射程の長短にかかわらず潜水艦から発射される弾道ミサイルはすべてSLBMに分類される。
空中発射弾道ミサイル (ALBM:英: air-launched ballistic missile)
射程の長短にかかわらず航空機から発射される弾道ミサイルはすべてALBMに分類される。現在までに攻撃兵器として実戦配備されたALBMは無いが、弾道弾迎撃ミサイルの標的としてはいくつか実用化されている。
対艦弾道ミサイル(ASBM:英: anti-ship ballistic missile)
海上の艦船を対象としたもの
地対地ミサイル (SSM:英: surface-to-surface missile)
地上から発射される対地ミサイル。
空対地ミサイル (ASM:英: air-to-surface missile)
航空機から発射される対地ミサイル。
艦対地ミサイル (SSM:英: ship-to-surface missile)
艦船から発射される対地ミサイル。地対地ミサイル(surface-to-surface missile)の略語もSSMで混同を防ぐため、艦対地ミサイル(ship-to-surface missile)を特に区別してShSMと呼ぶこともある。
対レーダーミサイル (ARM:英: anti-radiation missile)
レーダーを攻撃するミサイル。誘導装置が通常の対地ミサイルとは異なるため、専用に開発・運用される。主な目標は地上配備のレーダーであるが、巡洋艦などに搭載されている艦載レーダーも攻撃することができる。航空機である早期警戒機のレーダー波を探知するミサイルは対空ミサイルに分類される。
対戦車ミサイル (ATM:英: anti-tank missile)
対戦車ミサイルは、地上の戦車や装甲/非装甲車両を攻撃することを主目的とするミサイルである。歩兵、車両、ヘリコプターから運用される。運用上の制限から小型である事が多く、誘導能力が無い対戦車ロケットも平行して配備されている。
巡航ミサイル
極超音速ミサイルマッハ7到達時の極超音速飛行機の、コンピュータ計算による流体解析の等高線図「極超音速兵器」も参照
Shaurya (missile)
BrahMos-II Cruise Missile - (開発中)
9K720 Iskander Short-range ballistic missile ロシア (運用中)
3M22 ツィルコン 極超音速対艦ミサイル (量産・配備中 2022年-)
R-37 (missile)
Kh-47M2 Kinzhal 極超音速空対地ミサイル (運用中)
対艦ミサイル
地対艦ミサイル(SSM:英: surface-to-ship missile)
陸上から発射される対艦ミサイル。沿岸防備用兵器として配備される事が多い。車両に搭載した移動発射式のものが主体である。
艦対艦ミサイル(SSM:英: ship-to-ship missile)