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対レイシスト行動集団略称C.R.A.C.
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たいれいしすとこうどうしゅうだん
前身レイシストをしばき隊(しばき隊)
設立2013年2月[1][2]
種類市民団体
目的人種差別(レイシズム)への対抗
本部 日本
公用語日本語
会長野間易通
関連組織「差別反対東京アクション」、「男組」など[3]
ウェブサイト ⇒Counter-Racist Action Collective
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対レイシスト行動集団(たいレイシストこうどうしゅうだん、Counter-Racist Action Collective、略称C.R.A.C.(クラック))は、「レイシストをしばき隊(レイシストをしばきたい。略称しばき隊)」を起源とする、左翼市民団体。
名前の由来は「レイシスト(差別主義者)」+「しばきたい」と「隊」からの造語であり、在日特権を許さない市民の会やネット右翼などの保守系市民運動等の「レイシスト」を、彼らを「しばく」活動を「カウンター」と称している、などと報道されている[3]。会長は野間易通[4]。 2010年頃から在日特権を許さない市民の会(在特会)などへ対抗する「カウンターデモ」に参加していた野間易通を会長として発足した[5]。 団体側の見解としては、2013年1月12日に「在特狩り行きたいな」と野間がツイート[6]したことから「レイシストをしばき隊(レイシストをしばきたい。略称しばき隊[7])」を結成され、同団体が「レイシスト」と見做した在特会に対して初めてのカウンターデモを同年2月9日に行ったとしている[8]。またその後、しばき隊が「ファシスト」と位置付けた安倍政権に対する糾弾活動も行われた[3]。 野間易通は「しばき隊は北朝鮮人民解放軍の便衣兵である」と正式に認めている[9]。 「しばき隊」は2014年9月30日付で解散。翌10月1日に後継団体となる「C.R.A.C.」が結成された[10][11]。C.R.A.C.は「いわゆるしばき隊、プラカ隊、署名隊その他が渾然一体となったもの」で「これまでさまざまな形態のカウンター・アクションを呼びかけていた人たちが、そのまま引き続き」「行動を呼びかけ」る「プラットフォーム」と説明されている[12]。構成員と非構成員の境界が明確でないため、関係している人物は関与の程度を問わず、「しばき隊界隈」と総称されることも多い[13]。 公式サイトでは、在日特権を許さない市民の会やネット右翼などの保守系市民運動は「レイシズム」であるとし、レイシズムを説教し、「街頭行動、言論、写真、アート、音楽、署名、ロビイング、イベント、学習会その他、必要なあらゆる方法でレイシズムに対抗」することを活動目的としている[14]。 在日特権を許さない市民の会等が行うデモや街頭宣伝に対して、沿道から中指を突き立てたり、プラカードを掲げたり、拡声器で「(レイシストに対して)帰れ!」「帰れや!クズ!ボケ!カス!」「ゴキブリレイシストども!」「豚は死ね」「日本人として恥ずかしいわ!アホ!」「ネトウヨ殺す(主に弁護士の神原元が発言)」[15] などといったシュプレヒコールを行う、カウンターデモを行っている[16]。 2013年2月22日に、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークが大阪府曽根崎警察署長あてに、「日本軍「慰安婦」問題に対するヘイトスピーチを容認、便乗した大阪府警の弾圧に抗議します」と題した抗議文を提出する活動に賛同している(抗議文は受け取り拒否されている)[17]。 2013年6月のデモで、中指を突き立て、刺青姿の男組と共闘して怒鳴りつける「暴力的な動画」をインターネットで公開し、より多くの抗議デモ参加者の動員を図っていた姿が報じられている[3]。 2016年1月に、銀座で行われた「慰安婦問題 日韓合意を糾弾する国民大行進」に対して、中指を立てるポーズで「バカヤロー」「豚ヤロー」と抗議の姿勢を示している姿が報じられている[18][19]。 2017年7月に、秋葉原で東京都議会議員選挙の街頭演説を行っていた内閣総理大臣安倍晋三に向かって、しばき隊が制作した「安倍辞めろ」という巨大な横断幕を掲げて、抗議した[20][21]。
概要
活動
主張
当事者
「お前らこそゴキブリ」「死ね」「お前らは日本の恥だ」等の罵声で差別デモへの対抗運動を行っており、汚い罵倒の応酬ではなく他の手段を取るべきとの朝日新聞の指摘に対し、野間は差別的表現に対しては上品で冷静な議論ではなく怒りを持って叫ぶのが正常であるとして運動の正当性を主張している[22]。野間は、カウンター(対抗活動)の特徴を「少数者の在日を守るためではなく、社会の公正さを守るために闘う」という理念にあるとし[23]、逮捕者を出したことは活動の失敗としつつ、「カウンターを通じて反対意見があることが目に見えて伝わる。抗議が下品になってはいけないが、カウンターは、世界的に見れば通常の平和的な意思表示だ」と強調した[24]。
「「しばき隊」の最初期のメンバー」であり[25]、C.R.A.C.や[26] 男組の弁護人[27]を務める自由法曹団常任幹事の神原元は[28][29]、自著の中で、レイシストのデモ本体ではなく、その後の非合法な「お散歩」を阻止するために結成された「しばき隊」は[30]、2013年2月9日のカウンターデモが「最初で最後のミッションだった」とし、後の「プラカ隊」や「ダンマク隊」「署名隊」「知らせ隊」らが加わった、2013年3月31日のカウンター行動を「もっともすばらしかった」と評価[31]、有田芳生の著した上記エピソードを援用した[32]。