寧浦郡(ねいほ-ぐん)は、中国にかつて存在した郡。後漢末から唐代にかけて、現在の広西チワン族自治区横県に設置された。 218年(建安23年)、鬱林郡・高涼郡・合浦郡の3郡を分割して、寧浦郡が立てられた。平山県に郡治が置かれた。寧浦郡は交州に属した。 後に寧浦郡は廃止されて、合浦郡に編入された。260年(呉の永安3年)、合浦郡平山県に合浦北部都尉が置かれた。 286年(晋の太康7年)、合浦北部都尉は寧浦郡と改められた[1]。晋の寧浦郡は広州に属し、寧浦・連道・呉安・昌平・平山の5県を管轄した[2]。 南朝宋のとき、寧浦郡は簡陽・興道・寧浦・呉安・平山・始定の6県を管轄した[1]。
概要
621年(武徳4年)、唐により鬱林郡寧浦県が簡州と改められた。623年(武徳6年)、南簡州と改称された。634年(貞観8年)、横州と改められた。742年(天宝元年)、横州は寧浦郡と改称された。758年(乾元元年)、寧浦郡は横州と改称され、寧浦郡の呼称は姿を消した[5]。
脚注^ a b 『宋書』州郡志四
^ 『晋書』地理志下
^ 『南斉書』州郡志上
^ 『隋書』地理志下
^ 『旧唐書』地理志四
表
話
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