富岳_(スーパーコンピュータ)
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富岳富嶽の外観(2020年)
稼働期間2021年 -
スポンサー文部科学省
運営者理化学研究所
所在地理化学研究所計算科学研究センター 最寄り駅は、ポートライナー P08「計算科学センター駅」(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)
アーキテクチャ

158,976 ノード

52 コア CPU/ノード (Armv8.2-A SVE)

Tofu Interconnect D

OS

Linux (RHEL 8.1)

McKernel

メモリ32 GiB/ノード (HBM2)
ストレージ

1.6 TB NVMe SSD/16ノード (第1階層)

150 PB 共有ファイルシステム (第2階層)

クラウドストレージサービス (第3階層)

処理速度400+ PFLOPS (倍精度)
コスト1300億円[1]
ランキングTOP500: 1, 000000002020-06-01-00002020年6月、000000002020-11-01-00002020年11月、000000002021-06-01-00002021年6月、000000002021-11-01-00002021年11月
ウェブサイトwww.r-ccs.riken.jp/fugaku/
出典Fugaku System Configuration[リンク切れ]
PRIMEHPC FX1000(「富岳」と同様の構造のHPC。SC19にて)2018年 SC18での「富岳」のデモブース。「京後継、ARMエコシステムの最先端」と書かれている。

富岳(ふがく、英語: Fugaku)は、理化学研究所の「」の後継となる、日本スーパーコンピュータである[2]エクサスケール・コンピュータではないが、処理速度が100PFLOPSを超えるためプレエクサスケール・コンピュータには該当する[3]

2014年(平成26年)に開発が始まり、2020年(令和2年)より試行運用[4]、2021年(令和3年)に本格稼働した[5]。設置場所は兵庫県神戸市ポートアイランド理化学研究所計算科学研究センター。主要ベンダーは富士通[6]
受賞歴

2020年6月、11月、スーパーコンピューターの計算速度ランキングで、世界初の2期連続4冠を達成[7][8][9]

2021年6月のTOP500を含む4部門で1位となり、3期連続の4冠を達成した。

2021年11月のTOP500、HPCGHPL-AI、およびGraph500において4期連続の4冠を達成[10][11]

2021年11月、ゴードン・ベル賞COVID-19研究特別賞[12]

2022年11月、ゴードン・ベル賞[13]

名称

名称は2019年2月から4月まで公募を行い[14]、5月にポスト「京」ネーミング委員会により7案に絞られ、更に理化学研究所理事会議により「富岳」に決定された[15]。理化学研究所は「富岳」と決定した理由を以下のように発表した。「富岳」は"富士山"の異名で、富士山の高さがポスト「京」の性能の高さを表し、また富士山の裾野の広がりがポスト「京」のユーザーの拡がりを意味します。また"富士山"が海外の方々からの知名度も高く名称として相応しいこと、さらにはスーパーコンピュータの名称は山にちなんだ名称の潮流があること、また海外の方からも発音しやすいことから選考しました。 ? 理化学研究所(2019年5月23日)[16]

なお、「富岳」は「京」の最大100倍の性能を目指すことから、葛飾北斎の『富嶽百景』や太宰治の『富嶽百景』からの駄洒落(富岳100京)との説もある[17]
ハードウェア

「富岳」は富士通が開発したCPUであるA64FXを搭載している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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