富岡多惠子
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富岡 多惠子(とみおか たえこ、1935年7月28日[1] - )は、日本詩人小説家文芸評論家日本芸術院会員。上方お笑い大賞選考委員。静岡県伊東市在住。現代美術家菅木志雄は夫。
目次

1 来歴・人物

2 受賞歴

3 著書

3.1 共著


4 翻訳

5 脚注

来歴・人物

大阪府大阪市出身[1]大阪府立桜塚高等学校大阪女子大学文学部英文科卒業[2]池田満寿夫と同棲していたことがあり、当初詩人として出発したが、1970年代初めから小説を書き始めた。多数の小説評論エッセイがある。また映画のシナリオも書いている。1976年坂本龍一作曲によりアルバム「物語のようにふるさとは遠い」を発表している。

フェミニストであり、上野千鶴子小倉千加子との鼎談『男流文学論』を刊行している。また、大阪の芸能への傾倒が大きく、秋田實の評伝の執筆などをしている。

2008年に芸術院会員[1]
受賞歴

1958年、詩集『返礼』で第8回H氏賞受賞

1961年、『物語の明くる日』で第2回室生犀星詩人賞受賞

1969年、映画シナリオ『心中天網島』でシナリオ賞秀作賞受賞(篠田正浩武満徹との共作)

1973年小説『植物祭』で第14回田村俊子賞、『冥土の家族』で第13回女流文学賞受賞

1977年、「立切れ」(『当世凡人伝』に所収)で第4回川端康成文学賞受賞

1994年評論『中勘助の恋』で第45回読売文学賞受賞

1997年、小説『ひべるにあ島紀行』で第50回野間文芸賞受賞

2001年、評論『釈迢空ノート』で第11回紫式部文学賞、第55回毎日出版文化賞受賞

2004年日本芸術院賞受賞

2005年、評論『西鶴の感情』で第16回伊藤整文学賞、第32回大佛次郎賞受賞

著書

『カリスマのカシの木 詩集』飯塚書店 1959

『女友達 詩集』思潮社 1964

『富岡多恵子詩集』思潮社 1967

『ニホン・ニホン人』思潮社 1968 のち集英社文庫

『厭芸術浮世草紙』中央公論社 1970 のち文庫

『青春絶望音頭』文化出版局 (レモン新書) 1970 のち角川文庫

『厭芸術反古草紙』思潮社 1970

『行為と芸術 十三人の作家』美術出版社 1970

『丘に向ってひとは並ぶ』中央公論社 1971 のち文庫

『回転木馬はとまらない』読売新聞社 1972 のち中公文庫

『歌・言葉・日本人 歌謡曲、ああ歌謡曲』草思社, 1972

『わたしのオンナ革命』大和書房 1972 のち女性論文庫

『仕かけのある静物』中央公論社 1973 のち文庫

『結婚記念日』新潮社 (書下ろし新潮劇場) 1973

『植物祭』中央公論社 1973 のち文庫

『ヒミコと呼ばれる女』新潮社 1974

『イバラの燃える音』吾八ぷれす 1974

『冥途の家族』講談社 1974 のち文庫、文芸文庫

『壷中庵異聞』文藝春秋 1974 のち集英社文庫

『ボーイフレンド物語』講談社 1975 のち文庫

『九つの小さな物語』大和書房 1975

『虚構への道行き 対談集』思潮社 1976

『女子供の反乱』中央公論社 1976 のち文庫

『動物の葬礼』文藝春秋 1976 のち講談社文芸文庫

『言葉の不幸』毎日新聞社 1976

『新選富岡多恵子詩集』思潮社 (新選現代詩文庫) 1977

『当世凡人伝』講談社 1977 のち文庫、文芸文庫

『どこ吹く風』思潮社 1978

『詩よ歌よ、さようなら』冬樹社 1978 のち集英社文庫

『写真の時代』毎日新聞社 1979

『近松浄瑠璃私考』筑摩書房 1979 のち文庫

『さまざまなうた 詩人と詩』文藝春秋 1979 のち文庫

『兎のさかだち』中央公論社 1979 のち文庫

『斑猫』河出書房新社 1979 のち文庫

『芻狗』講談社 1980 のち文芸文庫

『三千世界に梅の花』新潮社 1980

『少女たちの桜通り』(昭和世代女流短編集 5)読売新聞社 1980

『間の山殺し 全戯曲集』作品社 1981

『「英会話」私情』日本ブリタニカ 1981 のち集英社文庫

『砂に風』文藝春秋 1981 のち文庫

『砂時計のように』中央公論社 1981 のち文庫


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