富山空港
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この項目では、富山県富山市秋ヶ島にある地方管理空港について説明しています。かつて富山県婦負郡倉垣村にあった飛行場については「富山飛行場」をご覧ください。

富山空港
Toyama Airport
愛称が付けられる以前の建物
IATA: TOY - ICAO: RJNT
概要
国・地域 日本
所在地富山県富山市
母都市富山市
種類商業
運営者富山空港ターミナルビル株式会社
運用時間7:00 - 21:30
標高23.6 m (77 ft)
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度38分54秒 東経137度11分15秒 / 北緯36.64833度 東経137.18750度 / 36.64833; 137.18750座標: 北緯36度38分54秒 東経137度11分15秒 / 北緯36.64833度 東経137.18750度 / 36.64833; 137.18750
公式サイト富山空港
地図
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滑走路

方向 ILS 長さ (m) 表面
02/20 I 2000 アスファルト

統計(2022年度)
旅客数251,509人
貨物取扱量251t
航空:空港管理状況 - 国土交通省
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空港の一覧
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上空俯瞰

富山空港(とやまくうこう、Toyama Airport)は、富山県富山市秋ヶ島にある空港法第5条第1項の規定及び富山県富山空港条例に基づき設置される地方管理空港である。愛称は富山きときと空港[1]
概要富山空港付近の空中写真。
神通川右岸(東岸)に位置している。
2009年4月29日撮影の6枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

富山県富山市中心部の南約7キロメートルに位置する[2]立山黒部アルペンルート、世界遺産五箇山に最も近い国際空港。富山市街地や富山IC国道41号から近くアクセスの利便性が高いため、富山県民のみならず、近隣の新潟県上越地方[3]岐阜県飛騨地方などからも利用しやすい空港である。制限表面は外側水平表面(航空法:半径24km以下、高さ295m)や円錐表面(半径16.5km以下)が設定されておらず、水平表面(半径4km以下、高さ45m)が半径3kmで設定されている[4]。このため、近接しながらも市街地でのビル建設には影響を与えていない。

日本で唯一河川敷に作られた空港で[5][6]滑走路エプロンなどは神通川右岸の河川敷にある。ターミナルビルは河川外にあり、堤防をまたいで建設されたボーディング・ブリッジの長さ(堤防を渡る固定橋約50m、可動橋約39m、合計約89m[7])は日本一である[5][8]。河川敷という立地ゆえ、滑走路南北端にある橋梁のために滑走路の延長や、着陸帯が確保できないために計器着陸装置の完全設置が困難(滑走路の中心を示すローカライザーのみ)である。進入路指示灯なども、神通川の氾濫で河川から流れてきたものが引っ掛かるのを防ぐため撤去または倒伏できるようになっている[7]

ローカライザーの完全設置が困難であるため、冬場の大雪による視界不良により条件付き運航となりやすい。また、敷地の余裕がなく滑走路の両端まで誘導路が作れない(平行誘導路がなく、離陸機は滑走路末端のターニングパッドでUターンしてから離陸していく)、駐機場が狭いため斜めや水平に駐機しなければならない、マーシャラーも風向きやゲートによっては1機につき2人で誘導する場合があるという物理的制約が厳しい[7]

1970年度から新空港建設に関する調査を開始し[9]、同年10月、北陸自動車道小杉インターチェンジの南側(庄川下条川の中間の丘陵地帯)への移転の計画が発表[10]1971年度には全日空に県内候補地のフライチェックを依頼し[9]、さらに1972年2月11日または2月29日には倉垣地区の富山飛行場跡地に2,000 - 2,500mの滑走路を建設して国際空港とする構想も発表[9][11]されていた。他にも中新川郡立山町常願寺川右岸なども含め、最終的に富山県内では十数か所が候補に挙がっていて、最終的には常願寺川右岸、射水丘陵、倉垣地区の3箇所に絞られ、最終的に倉垣地区に一本化された[9]。しかし、費用面の問題や地元住民の反対もあった他、北陸新幹線金沢駅延伸後に羽田線の便数維持が難しいこともあり[注 1]、現空港を活用する方針となった[12]2015年3月に実現した北陸新幹線開業後の富山空港利用者数は羽田線で1月あたり前年比28%[12]、2015年度は前年比40%の減少となった[13]

航空機の進入路にあたる空港北側の北陸自動車道神通川橋には、ジェット化による滑走路延伸を機に昼間障害標識としてオレンジと白色の塗装が施されている。また、神通川橋両端部には「わき見注意 航空機通過」という注意標識が設置されている[6][14][15]

年間利用客数は、国内461,639人、国際103,020人(2016年度)[16]立山黒部アルペンルート のうち、特に20メートル近くにもなる雪の壁「雪の大谷」の人気が高く、ルートが開通する4月から6月まで韓国、台湾からの国際便がチャーター便も含めて増えている。

国内線手荷物受取所の、旅行用トランクなどを運ぶベルトコンベアに、富山県観光課が富山湾の模型を2012年12月より[17] 搭載していて、観光面でアピールしている[18]
歴史

1960年10月1日:臨時富山市議会で空港の設置が決まる[19]

1961年2月20日:飛行場の設置許可が下りる。

1963年8月20日:富山空港開港。同時に全日本空輸の富山 - 東京線(フレンドシップ機)が就航。


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