富士500マイル(ふじごひゃくマイル)は、富士スピードウェイで開催されている耐久レース。1977年から1992年まで毎年開催されており、その後長きにわたり休止状態にあったが、2018年・2019年にSUPER GTのシリーズ戦の1つとして開催された。 1977年より富士ロングディスタンスシリーズ(富士LD)の一戦として開催される。富士GC用の2座席スポーツカーからツーリングカーまでが様々なカテゴリーのマシンが混走するスタイルだった。開始当初はFISCOクラブの主催で国内格式だったが、1985年全日本耐久選手権の一戦となり国際格式レースとなった。主催も日産スポーツカークラブ (SCCN)とビクトリーサークルクラブ (VICIC)の共催となり、またそれまで行われなかった予選も行われるようになった。 当初は2座席GCマシンの独擅場だったが、1983年からはグループCの時代に突入し、ポルシェが圧倒的強さを誇るようになる。国産グループCカーの初勝利は1990年の日産・R90CP。 1984年まではシリーズ最終戦として毎年11月頃の開催だったが、1985年以降は毎年7月の開催となる。夏休みの時期に重なったため、国内レースでは毎年屈指の動員を誇る人気イベントとなった。なお1982年は、9月に台風で延期になったGCとのダブルヘッダーとなったため500 kmとなっており、富士500マイル (805 km)としては開催されていない。 1993年に全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 (JSPC)の崩壊、および景気後退で中止され、その後自然消滅した。 最後の開催から26年後の2018年、SUPER GTで毎年8月に富士で行われている第5戦が、鈴鹿1000km終了に伴う代替の耐久戦として、これまでの300 kmから500マイルに距離を変更して開催されることになり、これにより本レースが復活した[1]。 2020年・2021年[注 1]は、富士スピードウェイが2020年東京オリンピックの自転車競技会場として使用される関係から、夏のレース開催が困難なため休止。2022年は夏の富士・鈴鹿の連戦というスケジュールが組まれた関係もあり、レース距離が100周(約450km)に短縮された。 富士ロングディスタンスシリーズ 開催年マシン勝者備考 SUPER GT (上: GT500クラス、下: GT300クラス) 開催年車両名勝者備考
概要
歴代優勝車/ドライバー
1977年マーチ・76S/マツダ片山義美/従野孝司
1978年マーチ・76S/マツダ片山義美/浅井順久
1978年マーチ・76S/マツダ片山義美/浅井順久
1979年GRD・S74/マツダ生沢徹/中嶋悟/高原敬武
1980年マーチ・73S/マツダ佐藤文康/戸谷千代三
1981年マーチ・75S/マツダ赤池卓/小林武
1982年開催無し。
1983年ポルシェ・956藤田直広/ヴァーン・シュパン
1984年ポルシェ・956ヴァーン・シュパン/片山義美
1985年ポルシェ・962C高橋国光/高橋健二
1986年ポルシェ・956ヴァーン・シュパン/鈴木恵一/ジョージ・フーシェ
1987年ポルシェ・962C高橋国光/ケネス・アチソン/茂木和男
1988年ポルシェ・962C岡田秀樹/スタンレー・ディケンズ
1989年ポルシェ・962C関谷正徳/岡田秀樹
1990年日産・R90CP長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン
1991年トヨタ・91C-V関谷正徳/小河等
1992年日産・R92CP星野一義/鈴木利男
1993年中止になる。
2018年No.36 au TOM'S LC500 中嶋一貴/ 関口雄飛
No.55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一/ ショーン・ウォーキンショー
2019年No.6 WAKO'S 4CR LC500 大嶋和也/ 山下健太最大延長時間の経過により175周で終了。
No.87 T-DASH ランボルギーニ GT3 高橋翼/ アンドレ・クート/ 藤波清斗
注^ 新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、東京五輪が開催延期となったため。
出典[脚注の使い方]^ ⇒2018年8月のスーパーGT富士戦は500“マイル”レース。時間は5時間ほどか!?,オートスポーツ,2017年8月30日
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