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富士見二丁目交響楽団
ジャンルBL[1]
小説
著者秋月こお
イラスト西炯子[注 1]
後藤星[注 2]
出版社角川書店→KADOKAWA
レーベル角川ルビー文庫
角川mini文庫
刊行期間1994年3月31日 -
巻数既刊57巻(2016年12月現在)
漫画:寒冷前線コンダクター
富士見二丁目交響楽団シリーズ
原作・原案など秋月こお
作画後藤星
出版社角川書店
レーベルあすかコミックスCL-DX
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル・漫画
ポータル文学・漫画
『富士見二丁目交響楽団』(ふじみにちょうめこうきょうがくだん)は、秋月こおによる日本のライトノベル。イラストは西炯子[注 1]、後藤星[注 2]がそれぞれ担当している。略称は「フジミ」[要出典]。角川ルビー文庫・角川mini文庫(角川書店→KADOKAWA)より1994年3月から刊行されている。2012年3月時点で累計部数は400万部を突破している[2]。 1994年6月、東京近郊の住宅地・富士見町に拠点を構える町内楽団「富士見市民交響楽団」通称フジミに、新しい常任指揮者・桐ノ院圭が現れた。フジミのコンサートマスターを務めるバイオリニスト・守村悠季は、圭の傲慢で高飛車な態度や、団員の実力以上の成果を求める厳しい指導方法に反発をおぼえるが、フジミは圭のカリスマ性と天才的な指導力によってしだいに上達していき、これまでにない盛り上がりを見せていく。天才との差を見せつけられたことによりプライドが崩壊し、さらには憧れの女性である川島奈津子までもが圭に惚れていることを知った悠季は、嫉妬といらだちから「フジミをやめる」と宣言。だが圭はその言葉に激昂し、タンホイザーのCDを大音量でかけた部屋で悠季を激しく陵辱する。実は、圭はゲイであり、奈津子ではなく悠季のことを以前から愛していた。男に犯された屈辱と失恋のショックであわや発狂しかける悠季だったが、奈津子のとりなしなどによって圭の謝罪を受け入れるかたちで一件を不問にし、二度と強姦などしないという圭の言葉を信じて、お互い表面上はこれまでと変わりなくフジミに参加することに決める。この件がきっかけとなり圭に嫌悪感を抱きながらも強く惹かれはじめた悠季は、さまざまな事件の末に彼の愛情を受けとめて恋人同士となる。愛しあい、時に反発しながら切磋琢磨していくふたりは、やがて日本を代表する若き音楽家として成長していく。 声優の表記は、「MM版」が(株)マガジン・マガジン版ドラマCD、およびOVAでの演者 / 「ソニー版」がソニー・ミュージックエンタテインメント版イメージアルバムシリーズ、およびライナーノーツミュージック版企画CD『T.S.Collection』、およびコロムビアミュージックエンターテインメント版イメージアルバム『雨の歌を君に』での演者 / 「コロムビア版」がコロムビアミュージックエンタテインメント版イメージアルバム『long ago…』 での演者となる。なお、「演」は実写映画版での俳優。
ストーリー
登場人物
守村悠季(もりむら ゆうき)
声:MM版:置鮎龍太郎 / ソニー版:堀川亮 / コロムビア版:保志総一朗演:高崎翔太[3]生年月日:1971年2月11日 身長:175cm 血液型:A型 出身:新潟県新発田市本作の主人公。バイオリニスト。初登場時は23歳。私立邦立音楽大学バイオリン科を卒業後、高校で臨時採用の音楽講師を務めるかたわら、富士見市民交響楽団(フジミ)のコンサート・マスターとして活動する。極度の内気で、人付き合いが苦手。男らしい外見ではないことや、越後の田舎出身であること、受験や就職に失敗したことなどが多大なコンプレックスとなっており、チャレンジ精神が希薄で何事もすぐに諦めてしまう弱気な性格になってしまった。桐ノ院圭にバイオリニストの素質を見出され、音楽家としても恋人としても熱烈に口説かれるうちに秘めた才能が開花。95年の日本音楽コンクール・バイオリン部門三位入賞を皮切りに、留学などを経て徐々に世界に羽ばたくプロの演奏者となっていく。