富士急モビリティ
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富士急モビリティ株式会社
路線バス車両(G4463)
種類株式会社
略称FujiQモビリティ
本社所在地 日本
412-0043
静岡県御殿場市新橋999
設立2020年令和2年)5月29日
業種陸運業
法人番号4080101021826
事業内容一般乗合旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
代表者代表取締役 藤村健
資本金2億円
決算期毎年3月31日
主要株主富士急行 100%
外部リンクhttps://www.fujikyumobility.com/
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旧御殿場営業所(富士急行時代、現在は移転)御殿場駅富士急バスターミナル

富士急モビリティ株式会社(ふじきゅうモビリティ)は、静岡県御殿場市を中心に路線バス貸切バス事業を行う富士急行子会社である。営業所記号は「G」を用いる(1995年以前の営業所記号は「F」であった)。御殿場駅を拠点として、御殿場市内や周辺の裾野市三島市駿東郡小山町へ向かう地域路線のほか、富士登山バスや富士五湖への観光路線を運行している。また、2024年2月1日に富士急湘南バスを吸収合併したことから神奈川県西湘地区へ運行エリアが広がることとなった。
概要

1990年代から2000年代前半にかけて、富士急行ではバス事業の地域分社化を行ってきた。

富士急モビリティについては、御殿場営業所のみ富士急行直轄のバス営業所として残されていたものが、2020年10月1日に事業譲渡となった(会社設立は5月29日[1]

かつて富士急行の直轄営業所としてもう1つ残されていた河口湖営業所は、2012年3月31日の出発便をもって閉鎖。翌日からの出発便は富士急山梨バス(現:富士急バス)本社営業所に移管された。小田原市郊外を走るバス(千代小学校付近にて) M8263

一方で旧富士急湘南バスは、モータリゼーションの進展とともに、過疎地域の利用客減が進み、一部の路線を除きかなり利用客が減っており、国庫補助をはじめとした補助金を受けて路線維持を図っている路線がほとんどであった。

特に会社の生命線とも言えた新松田駅国府津駅・湘光園[注釈 1]から大井町にある第一生命大井事業所[注釈 2]への路線は、通勤客・訪問客輸送による運賃収入だけで富士急湘南バス全体の運賃収入の3分の1を占めていたが[2]、第一生命の組織再編に伴い2011年に大井事業所は閉鎖となり、同町内に設立された新大井事業所へ一部部門が移転するも規模は縮小され[3]利用者数の減少が懸念されている[2]

2008年当時は、神奈川県内の路線バスとしては、距離あたりの運賃は一番高いが、初乗り運賃は県内では最も安かった。

また富士急モビリティ湘南営業所の一般路線バスでは新松田駅・小田原駅・下曽我駅山北駅周辺などの指定された短い区間で乗降する場合に現金のみ100円運賃区間を導入している。
バスカード(旧富士急湘南バス)

富士急湘南バスは、富士急行グループのバス会社としては、唯一全路線でバス共通カードを使用することができた[注釈 3]。また、2009年9月30日までは富士急バスカードも利用でき、日本の路線バスでは珍しい「複数規格のバスカードが利用可能な地区」となっていた。日本国内での他の例としては、中国JRバス広島県内バスカードで島根県のバス利用ができた例のみである。

なお、フジエクスプレスが運行する「横浜タウンバス」134系統[注釈 4]の車内では、富士急湘南バス発行のバス共通カードが販売されていた。

2008年9月1日に路線バスでPASMOSuicaの利用を開始、2013年3月23日からは交通系ICカード全国相互利用サービス開始により、相互利用できる交通系ICカードが利用可能となっている。
沿革
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この節の加筆が望まれています。
主に: 富士急湘南バス分社化以前の歴史、乗車カード以外についての歴史 (2020年2月)

富士急行グループの神奈川県下でのバス事業は1939年(昭和14年)7月11日に富士山麓電気鉄道が松田自動車を合併した事に始まる。

松田自動車は1931年(昭和6年)10月15日に井沢勝之助を中心に設立され[4]、1932年(昭和7年)7月20日に松田駅 - 下曽我駅 - 国府津駅間と下曽我駅 - 井細田間を開業した[5]。以降、松田を中心に路線を伸ばし、1938年(昭和13年)4月には、清水自動車(1927年(昭和2年)2月15日開業の清水村営自動車が1935年(昭和10年)11月13日に細谷力蔵に払い下げられる)と道了山自動車(山北駅 - 関本間。1931年(昭和6年)7月22日開業[6])を合併して山北から御殿場まで路線網を拡大。足柄自動車(現在の箱根登山バス)と勢力を二分した[7][8]。この間経営は静岡県で富士自動車を経営していた西村清策の手に移っていたが、その富士自動車はこれより前の1937年(昭和12年)3月12日に富士山麓電気鉄道に合併され、西村も同社の役員に迎えられたこともあり松田自動車も富士山麓電気鉄道に合併することになった。これにより富士山麓電気鉄道は足柄上郡の乗合バス路線をほぼ統合した。さらに合併後、富士山麓電気鉄道は1940年(昭和15年)11月27日に下曽我自動車(小田原町緑町 - 曽我村曽我野 - 下府中村西大友間。1933年(昭和8年)3月18日高野綾子が開業)を買収して小田原に進出した。

戦後も1956年(昭和31年)3月9日に松田町営バス(松田駅 - 宇津茂間。1949年(昭和24年)4月1日寄村営バスとして開業)を譲受している。
年表

2002年平成14年)4月1日:富士急湘南バスとして営業開始。

2008年(平成20年)

9月1日:路線バスでPASMO取り扱い開始。

9月30日:富士急バスカードの販売を終了。

10月1日:富士急バスカードの無料払い戻し開始。


2009年(平成21年)9月30日:富士急バスカードの利用を終了。


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