家政婦のミタ
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家政婦のミタ
ジャンル
テレビドラマ
脚本遊川和彦
演出猪股隆一
佐藤東弥
石尾純
日暮謙
出演者松嶋菜々子
長谷川博己
相武紗季
忽那汐里
中川大志
綾部守人
本田望結
野波麻帆
佐藤仁美
平泉成
白川由美
オープニング作曲:池頼広
エンディング斉藤和義やさしくなりたい
製作
プロデューサー田中芳樹(CP)
大平太
太田雅晴
制作日本テレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2011年10月12日 - 12月21日
放送時間水曜 22:00 - 22:54
放送枠水曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数11
公式サイト
特記事項:
初回・第9話・最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
第10話は35分遅延かつ15分拡大(22:35 - 23:44)。
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『家政婦のミタ』(かせいふのミタ)は、2011年10月12日から12月21日まで毎週水曜日22時 - 22時54分に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマである。主演は松嶋菜々子[1]で、遊川和彦のオリジナル脚本である[2]
概要

頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯を主人公にした物語。タイトルは『家政婦は見た!』が元になっている[1][2]

松嶋は本作品が日本テレビの連続ドラマ初主演作で、他局を含めた連続ドラマとしては2年ぶりの主演作であり11年ぶりの単独主演作であった。松嶋や父親役の長谷川の代表作となり、子役本田望結中川大志もブレイクし、テレビなどの出演オファーが殺到した。阿須田家の隣人を演じた佐藤にも注目が集まり、再び出演が増加した。

最終回は40.0%を記録し、21世紀に放送された日本のテレビドラマとしては、初の40%超えを記録し(後述)、初回の視聴率と最終回の視聴率の差が20ポイントを超えた初のドラマとなった。最終回放送時のTwitterの書き込み数が10705件、2ちゃんねるのドラマ実況では書き込み数がライフを抑え歴代1位、2011年度総合第5位にランクインした。さらに最終回の2日後、12月23日の日本経済新聞では「春秋」欄において、本作品と映画界の森田芳光監督(2011年12月20日逝去)の 『家族ゲーム』を郊外家庭の裏の顔を描いた新旧名作と位置づけて紹介している。

本作品の高視聴率を背景に職場や学校などで「承知しました」「それは業務命令でしょうか」「それはあなたが決めることです」などのドラマ上の決まり文句が流行るとともに、ロケ地である千葉市動物公園の入園者数が増加するなど「(家政婦の)ミタ現象」が起こった。

第71回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞したほか、プロデューサーがエランドール賞を受賞するなどの高評価を得た。
あらすじ

母親の死により崩壊寸前の阿須田家に、三田という家政婦が派遣されてきた。仕事は全て完璧にこなすが、常に無表情かつ機械的で、さらに命令されれば犯罪行為も平然と行う三田に振り回される阿須田家の人々。しかし、その三田の型破りな行動により、バラバラだった家族は絆を取り戻していく。

阿須田家は三田に信頼を置くようになり、一見突飛な数々の行動の裏にも、実は愛情や思いやりが秘められていたことに気付いた子供たちは、三田に本当の家族の一員となってほしいと望む。しかし彼女は、その申し出を素直に受け入れることのできない壮絶な過去と大きな心の傷を抱えていた。
キャスト
主人公
三田灯(みた あかり)
演 -
松嶋菜々子本作品の主人公昭和50年12月25日生まれ、36歳。現在の苗字は亡き夫・三田直也と結婚後のもの、旧姓は「仁村」で、出生姓は「市川」。阿須田家に派遣されてきた謎の敏腕な家政婦
性格・特徴
必要最低限の事以外は口にしない上、いかなる時も喜怒哀楽を出さずロボットのように無機質な雰囲気を漂わせている。低体温症なのか、体温も希衣や翼が驚くほど低い。物をぶつけられたり殴られたりしても全く動じず、一瞬で違う場所に移動するなど人間離れした能力を持っている。自らはあくまで家政婦というスタンスであり、雇用主の家族の一員になる事は決してないと常に宣言している。とあるトラウマから背後に立たれる事を嫌い、背後から触れられると反射的に相手を投げ飛ばしてしまう。
家政婦としての能力
家政婦として家事全般における洗練されたスキルはもちろんの事、1秒単位にも及ぶ正確な時間感覚、他人の発言を一字一句間違えず覚える記憶力、相手の本質を見抜く洞察力を備え、あらゆる仕事を完璧にこなす。家事以外にも勉学・情報収集・遺失物捜索、さらに遊びやスポーツまであらゆる技能を備えており、顧客の要望には「家政婦」の域に留まらずあらゆる面で対応できる。スキルの範囲内であれば、簡単な作業かられっきとした犯罪行為まで、その内容に関係なく「承知しました」の一言で何でもやってしまう。破壊行為や放火などのあまりに過激な依頼や、偵察や劇の練習などの気乗りしない様子の依頼をされたときは「それは(これは)業務命令でしょうか?」と確認を取る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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