宮藤官九郎
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宮藤 官九郎
プロフィール
本名宮藤 俊一郎
誕生日 (1970-07-19)
1970年7月19日(53歳)
出身地宮城県栗原市若柳(旧栗原郡若柳町
血液型O型
主な作品
テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク
木更津キャッツアイ
ぼくの魔法使い
マンハッタンラブストーリー
タイガー&ドラゴン
吾輩は主婦である
流星の絆
うぬぼれ刑事
あまちゃん
ごめんね青春!
ゆとりですがなにか
監獄のお姫さま
いだてん?東京オリムピック噺?
俺の家の話
離婚しようよ
不適切にもほどがある!
映画『GO
ピンポン
木更津キャッツアイ 日本シリーズ
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
舞妓Haaaan!!!
中学生円山
謝罪の王様
土竜の唄』シリーズ
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
舞台『鈍獣』
『メタルマクベス』
受賞
読売文学賞
第25回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞
岸田國士戯曲賞
第29回向田邦子賞
ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(受賞多数)
2013年新語・流行語大賞
平成28年度(第67回)芸術選奨文部科学大臣賞
ほか、受賞歴参照
その他
俳優活動(映画、テレビドラマ)
劇団大人計画所属
ロックバンドグループ魂メンバー
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宮藤 官九郎(くどう かんくろう、1970年7月19日[1] - )は、日本脚本家ラジオパーソナリティ[2]俳優映画監督演出家作詞家作曲家放送作家ミュージシャン、濡れ場評論家[3]ロックバンドグループ魂ギタリストとしての名義は暴動(ぼうどう)。パンクバンド画鋲のギタリスト。本名:宮藤 俊一郎(くどう しゅんいちろう)。愛称は「クドカン」「クン[4]」。劇団大人計画所属。

妻は振付師の八反田リコ[5]。血液型はO型身長176.5cm[6](宮藤官九郎の小部屋にて、「.5がミソです。つーかたぶん177です」と語っている)。宮城県栗原市(旧栗原郡若柳町)出身[7]
略歴

実家は文具店を経営[8][9]。父は教員であり、校長を務めたこともある。年の離れた姉が2人いる。

幼少時から文才を発揮し朝日新聞主催の作文コンクールで2年連続の県予選入賞歴がある[10][4]

ビートたけしのオールナイトニッポン』のヘビーリスナーであった。同番組で放送作家兼たけしのトークの相方役を務めた高田文夫に憧れ、高田が司会を務めた宮城ローカルのTV番組『マル金ギャハハ倶楽部』の素人参加コーナーにも出演している[11]

女ばかりの家庭に育ったため(父は単身赴任で不在)、バンカラな校風で知られた[12]宮城県築館高等学校へ進学。高校へは詰襟下駄という格好で通った。

高校卒業後は、高田の母校でもある日本大学芸術学部放送学科に進学するが一身上の都合で中退している[13]。大学を中退した理由の一つに、友人がほとんどおらず、通学してもつまらなかったからだと語っている。しかし、決して裕福ではない実家に学費を出してもらいながら自己都合で大学中退したことを現在に至るまで悔やんでいる。

1990年に松尾スズキが主宰する劇団「大人計画」に演出助手として所属[14]。その後、バラエティ番組構成作家としての活動も行う。大人計画の部分公演の作・演出を務めるようになり、1996年から自身の公演を「ウーマンリブ」と名づけている。

24歳の時に結婚。

1995年に宮藤、阿部サダヲ村杉蝉之介の3名でグループ魂を結成。2005年には、「君にジュースを買ってあげる?」で第56回NHK紅白歌合戦出場。

2000年に放送された『池袋ウエストゲートパーク』で脚本を担当。高視聴率を記録し出世作となった。続く、『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』の脚本を担当し、人気脚本家の一人となる。

2003年度第41回ゴールデン・アロー賞特別賞を受賞する。

2005年しりあがり寿の漫画の映画化『真夜中の弥次さん喜多さん』で映画監督デビューを果たす。同年、第1子(長女)が誕生。

中学時代は河合その子斉藤由貴のファンだった。2006年には、斉藤由貴を主演に起用した『吾輩は主婦である』で、はじめて昼ドラの脚本を手がけている。

2006年、アニメ映画『鉄コン筋クリート』に、声優として参加。舞台挨拶では「自分の声が嫌いである」と語った。

2006年11月に出版された枡野浩一の『ショートソング』に短歌を寄稿。

2013年上期の連続テレビ小説あまちゃん』の脚本を担当し[15]、第78回ザテレビジョンドラマアカデミー賞作品賞・脚本賞や2013年新語・流行語大賞のほか、複数の賞を受賞した[16]

2017年、テレビドラマ『ゆとりですがなにか』の脚本による成果が認められ、第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。スピンオフドラマ「山岸ですがなにか」においては、ネットドラマの脚本をはじめて手がけた[17]

2019年、NHK大河ドラマいだてん?東京オリムピック噺?』の脚本を担当[18]

2020年3月31日、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。腎盂炎の治療を受けていたところ、同日に感染が判明したもので、症状について、発熱はしているものの、肺炎や風邪症状はないことを宮藤自身がコメントしていた[19]。4月7日に退院[20]。5月11日、パーソナリティーを務める『ACTION』(TBSラジオ)にリモート出演で復帰[21]。6月1日、スタジオ復帰[22]
ギタリストとして

「暴動」名義でのグループ魂のギタリスト[23][24]、2018年ごろよりパンクバンド「画鋲」のギタリスト[25]ザ・たこさんの準ギタリスト(DH制)[26][27]等、バンドの一員としての活動のほか、2016年の『ステキロックオペラ サンバイザー兄弟』[28]や2021年の『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』[29]等の舞台での演奏活動もある。

またPsychederhythmからは宮藤によるプロデュースのギター、Psychomasterが制作された[30][31]。このギターは宮藤が出演した「シーバスリーガル」のCMでも使用された[32]
エピソード

ミステリー執筆中、犯人を簡単に見破られてしまって公園の噴水で頭を冷やしているのを妻に目撃されたり、街で見かけた変わった人を尾行して作品に生かすなどのエピソードを数多く持っている[33]

ナンバーガールやそのソングライターである向井秀徳の大ファンを公言しており、自身の作品の音楽を向井に依頼することもある[34][35]

執筆する作品には大人計画所属の劇団員(阿部サダヲ池津祥子猫背椿荒川良々平岩紙皆川猿時など)を頻繁に起用。マネジメント契約のみの星野源小松和重少路勇介なども常連である。

池袋ウエストゲートパーク』で長瀬智也山下智久を起用して以降、ジャニーズ事務所所属のアイドルはクドカンドラマの常連となっており、岡田准一櫻井翔松岡昌宏二宮和也錦戸亮重岡大毅生田斗真らが出演している[36][37]

ドラマ作品のシナリオそのものは宮藤名義で販売を行なっているものの、一方で、自らのシナリオを宮藤名義のみ(代筆してくれる小説家がいてその人の名義があるならば可)でノベライズ化、小説化することは拒んでいる[38]。理由は、自分のプロとしての責任はシナリオに関することのみであり、完成した作品に表われたキャストやスタッフによる表現に対しての評価が良くも悪くも宮藤のみの責任として受け止められるのは困るという宮藤の考えからである[38]
評価

笑福亭鶴瓶は2023年9月の宮藤をゲストに迎えた配信において「心豊かですよね。あんだけのものを書けて、これだけしゃべれるんですもん」と述べている[4]

大石静は宮藤と共同脚本を担当することになったNetflixのドラマ『離婚しようよ』のオファーが来たとき、「宮藤さんが大好きで作品もよく観てて、すごい才能だと思ってたから、比べられるのは怖いと思った」と、当初思ったが、自身の成長のために受けることにした[39]


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