宮崎空港駅
駅舎(2010年7月)
みやざきくうこう
Miyazaki Airport
◄田吉 (1.4 km)
宮崎空港駅(みやざきくうこうえき)は、宮崎県宮崎市大字赤江にある、九州旅客鉄道(JR九州)宮崎空港線の駅[1]。同線の終着駅である[1]。
2003年(平成15年)8月10日に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の那覇空港駅が開業するまでは日本最南の空港駅であった。 島式ホーム1面2線を有する高架駅で、ホームは少しカーブしている[1]。駅舎から外に出るとすぐ前が宮崎空港旅客ターミナルビルの入口とバスターミナルであり、列車から航空会社カウンターまでの距離が短い。エスカレーター、エレベーターが完備されている。 JR九州本体が業務を行う直営駅だが、駅長の配置はない。みどりの窓口が設置されている[1][2][3]。 ICカード「SUGOCA」の利用が可能(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)で、簡易SUGOCA改札機が設置されている。タッチパネル式のICカード対応自動券売機が設置されており、SUGOCAポイントのチャージやICカードでの特急券の購入などが行える。また、改札内にもICカードチャージ機が設置されている。 2015年8月6日より向谷実作曲の接近メロディ・発車メロディが使用されている。なお、この曲は「ニコニコ超会議2015」内のブースにおいて、小倉駅在来線ホーム・大分駅・宮崎駅の発車メロディの先行公開を行った際、会場に中継で参加した宮崎県知事の河野俊嗣から「宮崎空港駅にも発車メロディーを作ってほしい」という要望を受け、会場にシンセサイザーを持ち込んでいた向谷が即興で制作したもので、曲名は「ブーケンビリアン」である。 事務管コードは▲942201を使用している。 のりば路線行先 2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は458人である[10]。 当駅から宮崎市街地へは宮崎交通の路線バスの方が便数が多い。一方、大分市・延岡市・日向市方面へは、当駅開業を境に直通バスがなくなり、競合する公共交通機関は存在しない(この方面へのアクセスの歴史は宮崎空港線#歴史も参照のこと)。 空港ビル周辺にも民家や空港以外の施設(事業所など)があることなどから、周辺住民・施設利用者も当駅を利用することが多い。 開業後の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。 年度1日平均 当駅は宮崎空港の敷地内に位置し、駅北側にエプロン・誘導路・滑走路が広がっていて駅ホームから航空機や、「航空大学校」と書かれた格納庫を見ることができる[1]。
歴史
1996年(平成8年)7月18日:開業[4]。
2015年(平成27年)11月14日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[5]。
2022年(令和4年)4月1日:宮崎支社の発足により、鹿児島支社から同支社へ移管[6]。
2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[7]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[8]。
駅構造
のりば
1・2■宮崎空港線南宮崎・宮崎・延岡方面[9]
当駅から南宮崎・宮崎までは乗車券のみで特急列車の普通車自由席に乗車できる[1]。
車止め標識は特大サイズではなく、標準サイズである。
改札口(2022年1月)
みどりの窓口と自動券売機(2022年1月)
ホーム(2022年1月)
利用状況
乗車人員
1996年784
1997年753
1998年751
1999年774
2000年773
2001年814
2002年828
2003年774
2004年762
2005年763
2006年786
2007年789
2008年786
2009年724
2010年712
2011年732
2012年782
2013年818
2014年788
2015年840
2016年[11]864
2017年[12]909
2018年[13]955
2019年[14]928
2020年[15]321
2021年[10]458
駅周辺ホームから見た宮崎空港
(2009年7月)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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