宮城谷昌光
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宮城谷 昌光
(みやぎたに まさみつ)
誕生 (1945-02-04)
1945年2月4日(79歳)
愛知県宝飯郡三谷町(現・蒲郡市[1] 三谷町)
職業小説家
歴史小説作家
時代小説作家
言語日本語
国籍 日本
教育文学士
最終学歴早稲田大学第一文学部英文学科卒業
ジャンル時代小説
歴史小説
青春小説
恋愛小説
代表作『天空の舟』(1990年)
夏姫春秋』(1991年)
『楽毅』(1997年 - 1999年)
『子産』(2000年)
三国志』(2004年 - 2013年)
『孔丘』(2020年)
主な受賞歴新田次郎文学賞(1991年)
直木三十五賞(1991年)
芸術選奨(1993年)
中日文化賞(1996年)
司馬遼太郎賞(2000年)
吉川英治文学賞(2001年)
菊池寛賞(2004年)
紫綬褒章(2006年)
毎日芸術賞(2016年)
旭日小綬章(2016年)
配偶者宮城谷聖枝
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宮城谷 昌光(みやぎたに まさみつ、1945年2月4日 - )は、日本小説家歴史小説時代小説作家である。古代中国の偉人にスポットを当てた作品を得意とする。本名は宮城谷 誠一(みやぎたに せいいち)。
来歴・人物

愛知県宝飯郡三谷町(現・蒲郡市三谷町)[2] 生まれ。愛知県立時習館高等学校を経て、早稲田大学第一文学部英文学科卒業[3]。大学卒業後、出版会社勤務や家業の土産物屋の手伝いなどを経て、郷里で英語の塾を開いていたが、作家として名が売れるまでは苦しい生活が長く続いた。その後、立原正秋と出会い、教えを受ける。立原に「必然性のない漢字を使ってはならない」と言われたことから、日本語と漢字に向き合う日々を送ることになる。長い間、自分の言葉を探し苦しんでいた昌光は、白川静の著書に出会ったことで光明を見出すことになった。後にその白川と対談したとき「あなたは勉強家だ」と白川を驚嘆させ、「文章も清新でよろしい」と評価されている。

最初は恋愛小説などを書いており、またフランスの現代思想家たちの著作を愛読していたが、次第に歴史に関心が移り、歴史小説を書くようになった。『史記』をはじめとする漢籍を修めただけでなく、白川に深い影響を受け金文甲骨文字まで独学で学んだ。『史記』全文を筆写したことがあるという。春秋戦国時代など古代中国に素材を求めた作品が多い。1990年代に入ったとたん、長い不遇が嘘のように一躍ベストセラー作家の地位を占めた。

一時、日本の戦国時代を題材にした作品も手がけていて、また、自分の郷里である三河を舞台とした作品も執筆している。なお、日本史作品の執筆にあたっては、それまで使用していた「中国史資料用」とは別の書庫を準備し、「これが完成するまでは日本史作品には手をつけない」と心に決めていたという。

『王家の風日』が500部刊行にもかかわらず司馬遼太郎の目に止まり、はがきを受けている。また、『天空の舟』は司馬の激賞を受けた後、知人の経営する中小出版社から出版され、この作品が出世作となった。その後、自分の作品が刊行される度に司馬に送付しており、その度にはがきを受けたという。

1996年1月3日文藝春秋社の編集者・和田宏の仲介により司馬と初対面する。喫茶室で懇談後、昌光の夫人同伴で夕食会を催す。司馬が他界する1か月前であった。司馬の死後、和田は「あの新年の陽光がいっぱいのホテルの喫茶室で、司馬さんから宮城谷さんに何かとても大きいものが引き継がれたのだ」と述懐している[4]

かつてはカメラを趣味とし、1981年には雑誌『日本カメラ』の年度賞で8位に入賞している。
受賞・候補歴

1990年、『天空の舟』で直木賞候補。

1991年、『天空の舟』で新田次郎文学賞[5]、『夏姫春秋』で第105回直木賞受賞[5]

1993年、『重耳』で第44回芸術選奨文部大臣賞受賞[5]

1996年、「中国歴史小説の分野に新境地を開く作家活動」の功績で中日文化賞受賞[6]

2000年、第3回司馬遼太郎賞受賞[5]

2001年、『子産』で第35回吉川英治文学賞受賞[7]

2004年、第52回菊池寛賞受賞[7]

2006年紫綬褒章受章[7][8]

2016年、『劉邦』で第57回毎日芸術賞受賞[7]旭日小綬章受章[7][9]

作品リスト
歴史小説
中国

作品名単行本文庫概要
天空の舟 小説・伊尹伝1990年7月 海越出版社【上下】
2000年8月
文藝春秋【上下】1993年9月 文春文庫【上下】王朝末、王の治世。混乱しゆく末世に摯は何を思い、何を成したのか、王朝創始の立役者伊尹を描く。
侠骨記1991年2月 講談社1994年2月 講談社文庫名相管仲の治めるの前に劣勢が続く隣国の将軍曹?は決意を胸に斉との盟約の場に臨む。ほか、平民から帝となった、周王朝黎明期を太公望とともに支えた召公?、奴隷の身分からの君主に買われ宰相となり万民に慕われた百里奚を描いた短編4編を収録。
王家の風日1988年6月 史料出版社(500部限定)

1991年2月 海越出版社 1994年3月 文春文庫攻める周の太公望たち、斜陽の商を知力の限りを尽くして支える箕子。そして牧野の地に両軍が集結した。
夏姫春秋1991年8月 海越出版社【上下】2000年11・12月 文藝春秋 【上下】1995年9月 講談社文庫【上下】春秋時代、小国に生まれた絶世の美女夏姫。その激動の人生と彼女を巡る男たちを主軸とした歴史物語。第105回直木三十五賞受賞作品。
孟夏の太陽1991年9月 文藝春秋1994年9月 文春文庫春秋時代の国を彩る一族のクロニクル。苦難の時を経て、ついには国として独立する。『月下の彦士(げんし)』『老桃残記(ろうとうざんき)』『隼の城』も収録。
沈黙の王1992年9月 文藝春秋1995年12月 文春文庫表題作は商の高宗武丁が苦難を乗越え初めて文字を生み出すまでを描く。西周王朝崩壊に直面した鄭の君主父子2代それぞれに焦点を当てた『妖異記』『豊饒の門』。その他、有窮(窮)后?寒?による王朝簒奪を描いた『地中の火』『鳳凰の冠』を収録。
花の歳月1992年4月 講談社1996年1月 講談社文庫前漢王朝前期・呂太后の専制下。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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