宮古列島
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「宮古群島」はこの項目へ転送されています。1950年から1952年まで存在した地方自治体としての宮古群島については「群島 (沖縄)」をご覧ください。
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宮古列島宮古島周辺の航空写真
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地理
場所東シナ海フィリピン海太平洋
座標北緯24度30分 - 25度00分
東経124度30分 - 126度00分
諸島南西諸島先島諸島
島数12島(うち有人島は8島)[1]
主要な島宮古島(158.87km2)[1]
伊良部島(29.06km2)[1]
多良間島(19.81km2)[1]
面積226.20 km2 (87.34 sq mi)
国土地理院、2017年10月1日現在)[2]
最高標高113 m (371 ft)[3]
最高峰宮古島(a)、(b)
所属国
日本
都道府県沖縄県
市町村宮古島市宮古郡多良間村
最大都市宮古島市(人口54,340人[1]
人口統計
人口55,522人[1]
人口密度246.2 /km2 (637.7 /sq mi)[1]
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宮古列島(みやこれっとう)または宮古諸島(みやこしょとう)は、南西諸島西部の島嶼群で、先島諸島の一部を成す。
地理

8つの有人島と、その周囲の無人島、岩礁群からなる。全島が隆起サンゴ礁からなり、総じて平坦な島嶼群である。8つの有人島のうち、宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島は列島の北側に一群となって位置し、行政区分では沖縄県宮古島市に属する。また、多良間島、水納島は南側に一群となって位置し、宮古郡多良間村に属する。宮古列島の北西には尖閣諸島、西には八重山列島がある。

8つの有人島の名称、面積(2016年10月1日現在、大神島のみ1994年10月1日現在)[1]、人口(住民基本台帳人口、2017年1月1日現在)[1] は以下のとおり。

島所属自治体面積(km2)人口(人)人口密度(人/km2)
宮古島宮古島市158.8748,250303.7
池間島宮古島市2.83598211.3
大神島宮古島市0.2425104.2
来間島宮古島市2.8416558.1
伊良部島宮古島市29.065,199178.9
下地島宮古島市9.6810310.6
多良間島多良間村19.811,17759.4
水納島多良間村2.1652.3
宮古島池間島大神島フデ岩八重干瀬来間島伊良部島下地島多良間島水納島 宮古列島の島・岩礁など。点線右側は宮古島市、左側は宮古郡多良間村

琉球大学の研究チームによれば、宮古諸島の住民の遺伝情報(ゲノム)を解析したところ、遺伝的に異なる3集団に分けられることがわかった。各集団の人口変化や形成時期も推定でき、移住の歴史が反映されているという。地域によって遺伝的な差がみられ、「宮古島北東部」「宮古島南西部」「池間島・伊良部島」の3集団に大別された。人口変化の推定では、「池間島・伊良部島」集団は10ー15世代(200ー300年)前に大きく減ったと考えられ、これは1771年の明和の大地震の大津波の被害とその後の強制移住が関係しているのではないかという。3集団の形成は、沖縄本島にいたと想定される祖先集団から950ー1710年前に「池間島・伊良部島」集団が分かれ、250ー810年前に「宮古島南西部」集団が、60ー540年前に「宮古島北東部」集団がそれぞれ生じたと考えられた。遺伝的に異なる集団が狭い地域で維持されてきたことは、17世紀から1903年までの人頭税で人の移動が厳しく制限されてきたことが関係する可能性があるという[4]
生物

宮古列島には、ハブ類(ハブヒメハブサキシマハブ)が生息していない。これは各島とも平坦で、過去の海進の際に水没したためとされる。ただし、少数ではあるが固有種も確認されているため、完全には水没していないとする説もある。

固有種としては、以下のものがある。

ミヤコカナヘビ

ミヤコサワガニ

ミヤコニイニイ

ミヤココキクガシラコウモリ

宮古島及び伊良部島に生息。1971年7月を最後に確認されておらず、2012年の環境省第4次レッドリストにより、絶滅と評価された[5]


ミヤコショウビン

かつて宮古島に生息。絶滅したとされるが、実在自体に疑問も呈されている[6]


交通

2008年有村産業によるフェリー航路の運航休止(事実上の廃止)以降、宮古列島内と域外の間の公共交通機関による移動は航空路線のみに限られている。日本国内でアクセス手段が航空路線のみの有人島は他に、八重山列島がある。
空港

以下の3つの空港がある。

宮古空港(宮古島)

下地島空港(下地島)

多良間空港(多良間島)

宮古列島内では宮古空港 - 多良間空港間に定期路線がある。下地島空港は、2019年3月に新ターミナル開業後国内線・国際線のLCCが就航するまでは定期便は就航していなかった。
航路

以下の定期航路がある。

宮古島(島尻漁港) - 大神島:
大神海運が運航。

宮古島(平良港) - 多良間島(多良間港普天間地区):多良間海運が運航。

多良間島 - 水納島間には定期航路はなく、チャーター船で渡る。かつては宮古島平良港 - 伊良部島佐良浜港間にも定期航路があったが、伊良部大橋の開通に伴い廃止された。
道路

宮古島と、池間島、来間島、伊良部島の間はそれぞれ池間大橋来間大橋伊良部大橋により陸路で連絡している。伊良部島と下地島は細い水路で隔てられているのみで、その間には6本の橋が架かっており、交通上はあたかもひとつの島のようである。
文化
アヤゴ(アヤグ)

宮古諸島の古謡の総称。


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