宮下遥
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この項目では、バレーボール選手について説明しています。初名が宮下遥だったグラビアアイドルについては「北條まみ」をご覧ください。

宮下 遥
Haruka Miyashita


基本情報
国籍 日本
生年月日 (1994-09-01) 1994年9月1日(29歳)
出身地三重県桑名市
ラテン文字Haruka Miyashita
身長178cm
体重61kg
血液型B[1]
選手情報
所属岡山シーガルズ
背番号14
愛称ハルカ
ポジションS
指高228cm
利き手右[2]
スパイク290cm
ブロック283cm[2]
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宮下 遥(みやした はるか、女性、1994年9月1日 - )は、日本バレーボール選手。V.LEAGUE DIVISION1の岡山シーガルズに所属している。
来歴

三重県桑名市出身。2人姉妹の長女。小学1年生(6歳)のとき、母の影響でバレーボールを始めた[2]

小学生の頃はアウトサイドヒッターとしてプレーしており、6年生のときには既に170cmを超える長身だった。

大阪国際大和田中学校入学後、岡山シーガルズの監督であり同校の総監督でもある河本昭義の勧めでセッターへと転向した。

2009年5月、中学3年生のときに岡山シーガルズに選手登録され、この年の「第58回 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」において、14歳8ヶ月での初出場を記録。これはVリーグ史上最年少出場記録であった。

2009年11月28日、グリーンアリーナ神戸で開催された久光製薬スプリングスとのVプレミアリーグ開幕戦において途中出場を記録。15歳2ヶ月でプレミアデビューを果たすと同時に、これまでのVプレミアリーグ史上最年少出場記録であった堀口夏実(元 岡山シーガルズ)の15歳4ヶ月を2ヶ月更新した。河本は「間違いなく全日本級のセッター」と太鼓判を押している[3]

2010年3月23日、2010年度全日本女子チーム(現・日本代表)登録メンバー33名の内の1人に選ばれた[4]。15歳での代表入りは2004年の狩野舞子以来の史上4人目。セッターというポジションに限れば、1980年の中田久美以来、30年ぶりの選出となった[5]。同年9月、「第2回アジアカップ」に全日本B代表として出場した。

2011/12Vプレミアリーグではスターティングメンバーに定着し、シーズンを通して活躍。8位に終わった昨シーズンから躍進し、このシーズンを4位で終えた。

2012年4月18日、「ロンドンオリンピック世界最終予選兼アジア予選」に出場する全日本代表登録メンバーに、デンソー・エアリービーズ大竹里歩東レ・アローズ浜口華菜里らと共に追加登録された[6]

2013年3月、大阪国際滝井高校を卒業。同年8月、WGP2013の対タイ戦で全日本A代表デビューし、このゲームを白星で飾った[7]

2013/14Vプレミアリーグでは、所属する岡山シーガルズの史上最高位更新(2位)に貢献。自身も敢闘賞・ベスト6を受賞[8]

2013年8?9月、「FIVBバレーボールワールドグランプリ2013」で全日本のセッターとして本格的なデビューを果たした。これまで全日本の正セッターを務め、ロンドンオリンピックでの銅メダル獲得に貢献した竹下佳江の引退後、「全日本の若き司令塔」と大きな期待を受け、「セッターが変わったから日本が弱くなったと言われるのが怖い」と慄いていた宮下だったが、今大会の決勝ラウンド初日には「MIP賞(もっとも印象的な選手)」を受賞するほどの活躍を見せた[9]。札幌でのファイナルラウンドでは5試合中1勝4敗とチームとしては振るわなかったものの、今大会中に19歳の誕生日を迎えた宮下は、巧みなトスで世界を相手に奮闘した[10]。宮下の活躍には敵将も称賛し、アメリカ代表監督のカーチ・キライは「非常に素晴らしい選手が出てきた。」とコメントし、ブラジル代表監督のジョゼ・ギマラエスは「必ずトップレベルの選手になるだろう。」と褒め称えた[10]

2014年6月26日、2014年度「Project CORE」メンバー8名に選出された[11]

2016年のリオデジャネイロオリンピックに正セッターとして出場[12]

2016/17Vプレミアリーグで岡山シーガルズは初となる降格を喫した。

2017年6月15日、日本バレーボール協会により全日本代表のエントリーメンバー18名が発表。宮下はこれに選出された[13]

2018年、全日本の中田久美監督就任2年目。正セッター不在と呼べる状況の中、宮下の招集は見送られた。

2018年5月5日、「第67回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」の大会来場者による投票で選ばれる『あなたが選ぶNEXT6(大会出場チームであなたが選ぶ次代を担う選手)』で4位に選ばれた[14][15]

2019年4月6日、「2018-19 V.LEAGUEオールスターゲーム 女子大会」に山口舞丸山亜季らと共に選出[16][17]

2019年4月1日、日本バレーボール協会により2019年度女子日本代表チームが発表。宮下はこれに選出され、2017年以来約2年ぶりに全日本代表へ復帰した[18]

2019年10月20日、SAGAサンライズパーク体育館で開催された「2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN」の日立リヴァーレ戦においてVリーグ通算230試合出場を達成。史上最年少の25歳1ヶ月で「Vリーグ栄誉賞」を受賞した[19][20][21]。この日の試合の後には宮下の受賞を祝うセレモニーが催され、「岡山県バレーボール協会」や「シーガルズを応援する高梁有志の会」らから花束が贈呈された。宮下は涙を浮かべながらそれを受け取り、「ここまで頑張ってこられたのもたくさんの方の支えや応援があったから。このチームで最高の思いができるよう最後まで私らしく全力で頑張ります。」と話した[19]

2020年4月3日、岡山県が岡山ゆかりのアスリートを支援する「オリンピアン・パラリンピアン育成事業」の強化指定選手に選出[22]

2022年、日本代表に再び選ばれ、ネーションズリーグ予選ラウンドの第2週・フィリピンラウンドに出場した[23]

2024年4月26日、5月に開催される「黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」を最後に現役を引退することがシーガルズより発表された[24]
プレースタイル

岡山シーガルズ監督の河本昭義は、「シーソーゲームのさなかに来る生きたボール、悪球をさばくときの精度が高い。」とコメントしている[25]


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