室屋 義秀
生誕 (1973-01-27) 1973年1月27日(51歳)
奈良県
国籍 日本
レース経歴
初出場2009
最高順位1位(2017年)
機体ジブコ エッジ540V3、エクストラ300S、エクストラ300L、エクストラ330SC、エクストラ330LX
公式サイト
⇒室屋義秀 オフィシャルウェブサイト
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室屋 義秀(むろや よしひで、1973年1月27日 - )は、日本のパイロット。福島県福島市在住。2002年に活動を開始した競技志向型(エアロバティックス)エアショーチームのメインパイロット。2009年からレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップにアジア人として初めて参加し、2017年に年間総合優勝に輝いた[1]。 幼少時代、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイに憧れ、パイロットを目指す。中央大学杉並高等学校卒業。中央大学文学部入学後、航空部に所属し、グライダーで飛行訓練を開始。 1993年、20歳で渡米し飛行機のライセンスを取得。1995年に兵庫県但馬空港で行われたブライトリング・ワールドカップで帝王ユルギス・カイリスやパトリック・パリスなどの世界最高峰の飛行技術を目の当たりにし、本格的なエアロバティックスの訓練を開始する。 1997年、再び渡米し、ランディ・ガニエのもと訓練を積む。その後、自身初の競技会にも臨み、アドバンスクラス世界選手権では日本代表にも選ばれる。翌1998年、日本でエアショー活動開始。 2002年には現在活動中のエアショーチーム「Team deepblues(後のTeam Yoshi MUROYA)」を立ち上げる。また、多額の借金をし、約3,000万円の中古競技機(スホーイ 26M)を購入した。しかし、燃料費やメンテナンス費用などにコストがかかるため、スポンサーを探していたところ、たまたまテレビ番組「マネーの虎」のエアロバティック・パイロットになりたいという女子大生の企画を見たことで、その出演者である堀之内九一郎にコンタクトを取ったところ、「夢があるなら頑張れ」と堀之内にスポンサーを快諾された[2][3]。 2003年にはアンリミテッドクラス世界選手権にも出場。同年、 ⇒NPO法人ふくしま飛行協会を設立。理事の一人として、国内のホームベースでもあるふくしまスカイパークで、青少年の健全育成のための教育活動や航空文化の啓蒙活動にあたる。この年、後にレッドブル・エアレースでもチームコーディネーターとして共に闘うことになる盟友ロバート・フライとフォーメーションでエアショーを開始。 2004年、エアロバティックスの道に入るきっかけともなったユルギス・カイリス、ロバート・フライと共に3機でフォーメーションエアショーを行う「 ⇒Air Bandits」を結成。2007年、レッドブル・ジャパンとスポンサー契約締結。エアショー活動にドイツ製のEXTRA300Sが加わる。 2008年、スペイン・バルセロナで行われたレッドブル・クオリフィケーションキャンプに参加し訓練に合格。レッドブル・エアレース・ワールドシリーズの参戦に必要なスーパーライセンスを取得し、翌2009年、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2009に正式参戦。最終戦スペイン・バルセロナ大会では、自身最高となる6位入賞を果たす。2010年、前年に引き続きレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2010に参戦。また、国内で初めて開催された「第1回 ⇒全日本曲技飛行競技会」では事務局を務める。 既婚者で、3人の娘を持つ[4]。 2015年、日本(千葉市美浜区幕張海浜公園)で初めてレッドブル・エアレースが開催され、このレースからジブコ エッジ540V3を投入[5][6]。
人物・経歴