客貨車区
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出典脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2018年3月)


日本中心に書かれており、世界的観点からの説明がされていないおそれがあります。(2011年9月)


都電荒川電車営業所東急長津田検車区旧式のレンガ造扇形車庫と転車台(小樽市総合博物館

車両基地(しゃりょうきち)は、鉄道車両の滞泊、整備や列車の組成等を行う施設である。
目次

1 概要

2 名称の定義

2.1 電留線・留置線

2.2 JR東日本の場合


3 車両基地の設置場所

4 車両基地の主な設備

5 車庫線を旅客営業している区間

6 参考文献

7 脚注

7.1 注釈

7.2 出典


8 関連項目

概要

車両基地の名称は、JRでは電車区あるいは機関区などと呼ばれることが多く、他の鉄道事業者では検車区と呼ばれることが多い。そのほかにも役割や規模の違いで、機関庫、運転所、車庫などと呼ばれるものもあり、鉄道事業者によっても名称は異なる。日本国有鉄道(国鉄)時代には、客車区、貨車区、その双方を受け持つ客貨車区が日本各地に置かれており、非電化区間の無煙化促進拠点では気動車区も新設された。

国土交通省が定めた「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」によれば、専ら車両の収容を行うために使用される場所を車庫といい、専ら車両の入換え又は列車の組成を行うために使用される場所を操車場というと規定されている。さらに車庫には車両検査修繕施設として十分なものを有することとしている。したがって、電車区や検車区などと呼ばれている施設は、車庫と操車場の機能を併せ持ったものと言うことができる。また、JRの場合、車両工場を自社で運営しているが、これは車庫の一形態とみなされる。

また、東日本旅客鉄道(JR東日本)では、2004年度に一部の「電車区」・「運転所」などを「車両センター」に名称変更している。

車両基地が近くにあり、車両の運用上その出入り口となる駅のことを車両基地所在駅あるいは車庫所在駅と称する。車両基地所在駅に該当する駅からは、列車の入出庫を兼ねて、始発・終着列車が大量に設定されることがある。

自社線内に場所を確保できない場合等に、車両基地を相互乗り入れ先の路線内に設けることもある(例:東京地下鉄日比谷線半蔵門線大阪市営地下鉄堺筋線)。これを俗に植民地車庫と呼ぶことがある。また、自社の車両基地が諸事情によりない場合に、乗り入れ先等、他社の車両基地を間借りする場合がある[注 1][注 2]

本線から離れた場所に設置された車両基地は、本線と専用の引込線で結ばれている。これを車庫線ともいう。車庫線は、本来、旅客路線としての営業するためのものではないが、延長距離の長い車庫線については、沿線住民の要望で旅客営業を行っているケースがある(例:博多南線,地下鉄千代田支線など。他の例は車庫線を旅客営業している区間を参照)。

また、鉄道の日などに行われる車両基地の一般公開では、最寄駅からシャトル列車が運転されるケースもある。
名称の定義

以下の名称は一例である。鉄道事業者によっては、以下と異なる名称を用いている場合もある。
工場・検車区など
一般的に「工場」と呼ばれる場合が多い。車両の
重要部検査および全般検査・車両の修繕補修などを主に行う。日本国有鉄道(国鉄)では工場のほか、工場より職員規模の小さなものを「車両所」と称した。また新幹線総局が博多に、工場と動力車区の機能を統合した「総合車両部」を置いた(博多総合車両部)。


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