客員(きゃくいん、かくいん)とは
団体または企業などの正規の構成員以外で、特に迎えられ客分として待遇される者をいう[1]。
日本学士院が学術分野で特別な功労があった外国人に贈る栄誉称号。日本学士院法第6条に基づき与えられる[注釈 1][2]。
大学における教員の職位・称号の一つ。 非常勤の教員のうち、客員待遇に相当する研究業績や職歴を有する者に付与される呼称(客員教授、客員准教授、客員講師など)[3]。
大学における名誉称号の一つ(名誉客員教授など)[4]。
研究所などにおける職位の一つ。非常勤の研究員や研究所員のうち、その地位に相応しいと判断される者に付与される呼称(客員研究員、客員所員
日本学士院法^ 第6条 日本学士院は、わが国における学術の発達に関し特別に功労のあつた外国人に、日本学士院客員の称号を与えることができる。
出典^ 新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)495頁、705頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)440頁、627頁参照。
^ 日本学士院ウェブサイト「 ⇒日本学士院法」参照。
^ 文部科学省ウェブサイト「 ⇒文部省高等教育局長・文部省学術国際局長通知国立大学等の客員教授及び客員助教授の取扱いについて」参照。
^ 名誉客員教授の設置例としては東京芸術大学や愛知県立大学など。東京芸術大学ウェブサイト「 ⇒○東京芸術大学名誉客員教授称号授与規則 (PDF) 」参照。なお、愛知県立大学では功労ある外国人教員に贈る称号として位置づけている。愛知県立大学ウェブサイト「 ⇒愛知県立大学外国人教員への名誉客員教授称号の授与について (PDF) 」参照。
^ 東北大学ウェブサイト「 ⇒○国立大学法人東北大学客員研究員取扱規程」や独立行政法人国立環境研究所ウェブサイト「独立行政法人国立環境研究所 客員研究員規程