宝ホールディングス株式会社
TAKARA HOLDINGS INC.
種類株式会社
市場情報東証プライム 2531
宝ホールディングス株式会社(たからホールディングス、英: TAKARA HOLDINGS INC.)は、京都府京都市伏見区に本社、同市下京区に本社事務所を置く、日本酒を中心とした酒類製造メーカーである宝酒造やタカラバイオなどを傘下に持つ持株会社である。宝酒造はCMや広告等では「タカラ」や「TaKaRa」という風に表記される。日経平均株価の構成銘柄の一つ[2]。
なお本項では、宝酒造株式会社(たからしゅぞう、英: TAKARA SHUZO CO., LTD.)についても記述する。 2002年(平成14年)、持株会社化とともに「宝ホールディングス」(東証第1部上場)に商号を変更した。現在の宝酒造株式会社は、バイオテクノロジー関連事業を扱うタカラバイオとともにこの年に設立された事業子会社である。 環境活動は大切なものと考え、1979年(昭和54年)に北海道札幌市の「豊平川にサケを呼び戻そう!」と「カムバック・サーモンキャンペーン」から始まる自然保護活動を行っている。 企業理念は、「自然との調和を大切に、発酵やバイオの技術を通じて人間の健康的な暮らしと生き生きとした社会づくりに貢献します。」である[3] 。 清酒「松竹梅」や、みりん、焼酎などを製造、販売している。中でも焼酎のシェアは主力商品である「純」の発売から、現在まで首位の座を維持し続けている。また、初めて缶チューハイを発売したことでもその名を知られている。 創業期からの主力商品である「寶(宝)焼酎」(甲類焼酎)のラベルに用いられている“寶”(『宝』の旧字体)のロゴがそのまま社章にも使われている。 1953年(昭和28年)、愛媛県青果連からの要請で「タカラポンジュース」[注 1]を発売、これが宝酒造が手がけた最初の飲料である。また「タカラビール」というブランドでビールを製造・販売していたこともあったが、同業他社との販売戦略に敗れ撤退し、生産設備はサッポロビールと麒麟麦酒に売却、2006年(平成18年)までノンアルコールビールを製造・販売していたが、それらを含むソフトドリンク事業から全面撤退した。この事は、テレビドラマ『弟』の劇中でも、当時の社長が石原裕次郎とCM契約を取り付けるシーンで語られている。 2000年(平成12年)に海外生産(韓国ハイト社によるOEM)による「タカラcanチューハイ「サワー」<モルト>」で発泡酒に参入し、2001年(平成13年)にチューハイ色を消した「ドライモルト」にリニューアルするもほぼ即時撤退となったが、2022年にノンアルコール飲料事業に再参入し、「タカラ辛口ゼロボール」を発売している。 石原プロモーションとの関係が非常に深く、石原裕次郎、渡哲也、舘ひろしなどがCMに出演している。1970年(昭和45年)、石原裕次郎が「松竹梅」のCMに初出演。同社がスポンサーとして提供した石原プロ製作のTVドラマ『西部警察』では、大門軍団が祝杯を挙げる際などに宝酒造の樽酒(松竹梅)が登場している。また、日本全国縦断ロケではPART-II第26話「?北都の叫び? カムバック・サーモン」で札幌工場[注 2]、PART-III第49話「京都・幻の女殺人事件?京都篇?」では伏見工場でロケが行われ、その当時の社長であった大宮隆が本人役として出演している。
概要
宝ホールディングスの概要
宝酒造の概要
石原プロモーションとの関係
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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