宝石商リチャード氏の謎鑑定
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宝石商リチャード氏の謎鑑定
ジャンル
ミステリー[1]
小説
著者辻村七子
イラスト雪広うたこ
出版社集英社
レーベル集英社オレンジ文庫
刊行期間2015年12月17日 -
巻数既刊12巻(2022年6月現在)
漫画
原作・原案など辻村七子、雪広うたこ
作画あかつき三日
出版社一迅社
掲載誌コミックZERO-SUM
レーベルZERO-SUMコミックス
発表号2020年1月号 -
発表期間2019年11月28日 -
巻数既刊6巻(2024年3月現在)
アニメ
原作辻村七子
監督岩崎太郎
シリーズ構成國澤真理子
キャラクターデザイン近藤奈都子
音楽戸田信子
アニメーション制作朱夏
製作「宝石商リチャード氏の
謎鑑定」製作委員会
放送局TOKYO MX
放送期間2020年1月 - 3月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』(ほうせきしょうリチャードしのなぞかんてい)は、辻村七子による日本ライト文芸作品。装画は雪広うたこ集英社オレンジ文庫集英社)より2015年12月から刊行されている。2021年6月時点でシリーズ累計部数は80万部を突破している[2]

本作はイギリスから来た美貌の宝石商リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアンと正義感のある日本人男子大学生・中田 正義のコンビが宝石に潜んでいる持ち主の隠れた心理面を紐解く、宝石商と宝石を題材としたジュエルミステリーである。第1巻から第6巻までの第1部はオムニバス形式の短編集、第7巻以降の第2部からは長編形式がとられている[3]

第一部の各巻には4話の短編小説が収録されており、リチャードが経営する宝石店「ジュエリー・エトランジェ」を訪れる客にかかわる宝石の謎をリチャードが解決する内容となっている。また、本作は人種差別といったデリケートな題材も扱う[3]。ライターの嵯峨景子はリアルサウンドに寄せた記事の中で、第二部は宝石にまつわるエピソードは減った一方、リチャードをはじめとする登場人物たちの背景にまつわる物語が展開されたと指摘している[4]

2020年1月から3月までTVアニメが放送された[5]。制作は朱夏
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2022年12月)(使い方

第一部
宝石商リチャード氏の謎鑑定
公務員を目指す大学生の中田 正義は、酔っ払いに絡まれていたイギリス人男性リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアンを助ける
[3]。リチャードが宝石商であることを知った正義は、亡き祖母の遺品であるピンクサファイアの指輪の調査をリチャードに依頼する[3]
宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト
正義が将来の進路に迷っていた矢先、実父の染野閑が現れる。金に困っていた閑からしつこく迫られるようになった正義は、理由を伏せたうえでエトランジェをやめようとする。
第二部
宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石(ルビー)の女王と裏切りの海
大学卒業後、正義は公務員試験の勉強を続ける傍ら、リチャードの勤務先である宝石店の本社・スリランカでインターンをしていた。その矢先、ある人物から「リチャードを助けて」というメールがくる
[4]。正義は、リチャードの名前で予約された豪華客船に乗り込む。
宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金(ドール)の愛
リチャードの母・カトリーヌの招待で、リチャードと正義は南フランスのプロヴァンスへ行く[4]。2人はそこで出会ったオクタヴィアとともにあるゲームに挑む。
宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚(サーンウー)
戒厳令の発令を受け、正義は滞在先のスリランカから日本へ一時帰国するも、ヴィンセントという人物に会うために香港へ行く。
宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀
リチャードと正義は、オクタヴィアからスリランカのリゾート地・ヌワラエリヤへ呼び出される。
第三部
宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と
螺鈿箪笥
27歳になった正義は、引きこもりの母親を持つ少年・みのるを引き取る。
登場人物
主要人物
中田 正義(なかた せいぎ)
声 -
内田雄馬[6]松田利冴(少年時代)公務員を目指す男子大学生。本作の主人公。テレビ局の夜勤バイトの帰りに通りかかった公園で、泥酔の悪漢に絡まれていたリチャードを助ける。祖母の遺品であるピンクサファイアの指輪に関する調査をリチャードに依頼したことをきっかけに、「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトとして働き始める。正義感が強く真っすぐな性格だが、時折突っ走ってしまうところがあり、リチャードに窘められている。また、良くも悪くも素直な性格である為、迂闊な失言で客の不興を買ってしまうこともある。祖母はスリで母親とは仲が悪く、実父の家庭内暴力により両親は離婚、中田は母の再婚後の姓という複雑な家庭環境に育つ。この複雑な過去がリチャードとの共通点となりそれぞれの家族の絆の修復のきっかけとなってゆく。
リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン(Richard Ranasinghe de Vulpian)
声 - 櫻井孝宏[6]山村響(少年時代)イギリス人の宝石商であり、銀座に居を構える宝石店「ジュエリー・エトランジェ」のオーナー。週末はエトランジェの営業、それ以外の日は世界中の顧客の元を飛び回り仕事をこなす敏腕ビジネスマン。30代に見えるが年齢不詳。英語や日本語を始めとして世界各地の十か国語以上の言語を使いこなす。好物は甘味で、正義の作るプリンを絶賛する。本名はリチャード・クレアモント(Richard Claremont)。ロンドンの伯爵家の後継者だが、遺産相続のトラブルにより実家とは絶縁状態にあり、祖母の母国であるスリランカに出奔中に宝石商となる。性格は潔癖かつ生真面目で、正義同様の正義感の持ち主である。根底では他者と円滑なコミュニケーションを取りたいと願っているが、美しすぎる容姿と高すぎるスキルのせいで嫉妬や誤解を受けることが多く、気の置ける友人がなかなかできなかった。貴族である先祖の人種差別のせいで実家がバラバラになり大勢の人が不幸になったことが骨身に染みており、「あらゆる人種、国籍、趣味、性的嗜好を差別しない」という宝石店エトランジェの約款を作る。彼とクレアモント家の関係者の人間関係がストーリーの軸となる。
正義の友人達
谷本晶子(たにもと しょうこ)
声 -
花澤香菜[7]正義と同じ大学の教育学部二年生。鉱物マニア。良き相談相手であり、正義にとって特別な存在。
下村晴良(しもむら はるよし)
声 - 井口祐一[7]正義の友人。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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