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宝ヶ池駅
駅構内の様子
たからがいけ
Takaragaike
所在地京都市左京区上高野上荒蒔町5-4[1]北緯35度3分29.37秒 東経135度47分32.43秒 / 北緯35.0581583度 東経135.7923417度 / 35.0581583; 135.7923417
宝ヶ池駅(たからがいけえき)は、京都府京都市左京区にある叡山電鉄叡山本線・鞍馬線の駅。駅ナンバリングはE06。
駅ナンバリングは叡山本線の番号のみ付与されているが、駅番号を表記する色はホームごとにそれぞれの路線のラインカラーが使われている。また、構内に設置されている駅名標や路線図・公式サイトなどにはすべて宝ケ池と表記されている。 島式1面・相対式2面4線のホームを持つ無人駅。当駅の南側(出町柳側)で複線の叡山本線から鞍馬線が左方向に複線分岐して、当駅ホーム部分では各々の複線が並行し、叡山本線が1・2番線、鞍馬線が3・4番線(2・3番線が島式の形状)となっている[1]。 各ホームの中ほどには上屋が設置されているほか、2・3番ホームには待合室もあるが、室内には自動販売機と建付けの幅の細いベンチが設置されているだけで、出入口の扉や窓ガラスは撤去されている。通路の中央付近に出町柳方面の先発電車を示す簡単な表示板がある[1]。また発車案内用の自動放送設備がある。 ホームの南側に駅構内踏切(第1種甲)があり各ホームを結んでいるが、無人駅で改札口が無いため一般の人や自転車の横断も多く、車両通行禁止であるにも関わらずバイクの通行もある。また、踏切の東西には有料駐輪場がある[1]ほか、かつては西側にトイレが設置されていた。 バリアフリー対応の状況は、西側の白川通側入口から鞍馬方面の4番線ホームへはスロープとなっているため車椅子などでの移動が可能だが、他のホームへは踏切のレール面からホームの高さまで3,4段の緩やかな階段があるため、車椅子などでの利用は介護者が必要である。 のりば1■叡山本線修学院・出町柳方面(八瀬比叡山口からの電車) 鞍馬電気鉄道開業時から駅の基本構造は変っていない。直通開始まで2・3番線ホームは中央で区切られ、階段に面して各々の改札口(簡単な仕切のみ)が設けられていた。駅すぐ西側の白川通との間の現在はマンションとなっている所は鞍馬電気鉄道の本社のあった場所であり、京福電気鉄道時代には木造の大きな建物が事務所として用いられていた。[7] 3番線ホームの八幡前側に鞍馬方面下り線への片渡り線がある。以前は朝に1本のみ3番線から岩倉への折返し電車が存在したが1990年前後に廃止となり[8]、現在この駅での折返し営業電車は異常時以外存在しない[9]。なお、ここは開業時には両渡り分岐が設置されていた[10]。 柱に残る「やまはな」の旧駅名
目次
1 歴史
2 駅構造
2.1 配線図
2.2 乗換時の取扱い
3 駅周辺
3.1 路線バス
4 隣の駅
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
歴史
1925年(大正14年)9月27日 - 京都電燈が経営する叡山電鉄平坦線の山端駅(やまばなえき)として開業[2]。
1928年(昭和3年)12月1日 - 鞍馬電気鉄道により山端 - 市原間が開業し、接続駅となる[2][3]。
1929年(昭和4年)12月20日 - 鞍馬電気鉄道と京都電燈(出町柳駅方面)との乗り入れを開始[4]。
1942年(昭和17年)
3月2日 - 京都電燈の会社解散準備に伴い、鉄軌道部門を分離設立した京福電気鉄道(京福)へ譲渡され、同社の駅となる[2]。
8月1日 - 鞍馬電気鉄道が京福に合併する。これにより当駅は京福叡山本線と鞍馬線の駅となる[2]。
1944年(昭和19年)
5月1日 - 当駅 - 八瀬(現在の八瀬比叡山口)間が、戦争に伴う資材供出のため単線化[2]。
11月10日 - 当駅 - 二軒茶屋間が、戦争に伴う資材供出のため単線化[2]。
4番ホーム端部に残る低床ホーム
1949年(昭和24年)12月 - 元田中から当駅まで京都市電の直通運転を開始[5]。近隣の宝が池公園にあった競輪場への輸送に対応するためである。当駅には市電用の低床ホームが設けられ[6]、現在も4番ホームの北側にその跡が残っている。
1951年(昭和26年)7月1日 - 当駅 - 八瀬間が再び複線となる[2]。
1954年(昭和29年)6月10日 - 駅名を宝ヶ池駅に変更[2]。
1955年(昭和30年)9月1日 - この日限りで京都市電の直通運転を終了[6]。
1958年(昭和33年)4月9日 - 当駅 - 岩倉間が再び複線となる[2]。
1986年(昭和61年)4月1日 - 路線が京福から分離設立した叡山電鉄へ譲渡され、同社の駅となる[2]。
駅構造
2■叡山本線八瀬比叡山口方面
3■叡山本線修学院・出町柳方面(鞍馬方面からの電車)
4■鞍馬線二軒茶屋・鞍馬方面