定額制動画配信サービス(ていがくせいどうがはいしんサービス、英: Subscription Video on Demand Service、SVOD)は、映画やテレビ番組のオンラインストリーミングを提供するサブスクリプション形式のサービスである。視聴した番組を補足するDVDオファリングへの機能拡張として、開始された[1]。代表例として、Netflix・Hulu・Prime Video・Disney+・Apple TV+などがある。 1994年、ローリング・ストーンズがインターネットを介してライブ映像を配信した。この時代はWindows 95が登場する以前であり、実験的な企画の範疇にとどまった[2]。2000年代に入り徐々にインターネットの回線速度が向上し始めると、多数の動画の配信サービスが現れるようになり、徐々に定額制動画サービスへと移行した。 2020年、アメリカ合衆国内で新型コロナウイルス感染症の感染が拡大すると、ほとんどの映画館が閉鎖を余儀なくされた。このため映画は定額制動画配信サービスを通じて家庭で観るという風潮が急速に強まった[3][4]。 サービス親会社開始年会員者数利用者数主な配信 Amazonプライム・ビデオAmazon.com, Inc.1650万人アマゾン・スタジオ、MGM[5][6] NetflixNetflix, Inc.2015720万人NETFLIXオリジナル[7] Disney+ウォルト・ディズニー・ジャパン2020360万人ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル・ジオグラフィック、20世紀スタジオ、STAR[8] Hulu日本テレビ放送網2011300万人Huluオリジナル、日本テレビ[9] U-NEXTUSEN-NEXT HOLDINGS2007400万人TBSテレビ、テレビ東京、NIKKEI、 HBO、HBO Max、パラマウント、ユニバーサルミュージック[10] dアニメストアNTTドコモ TELASAKDDI Rakuten TV楽天NBA DAZNDAZN Group Ltd.2016100万人Jリーグ、 YouTube PremiumGoogle LLC2018YouTube Originals サービス親会社開始年会員者数利用者数主な配信コンテンツ提供エリア出典 NetflixNetflix, Inc.20072億4720万人NETFLIXオリジナル、スタジオジブリ(米国、日本を除く[注 1])全世界[21]
歴史
主な動画配信サービス
日本で展開しているサービス
コンテンツ出典
有料全体
KADOKAWA2012250万人アニメ、2.5次元ミュージカル、声優を中心としたバラエティ番組[5]
ABEMAサイバーエージェント
テレビ朝日201692万人ABEMA、テレビ朝日[12]
テレビ朝日202090万人テレビ朝日[13]
DMM TVDMM.com2022100万人DMM TVオリジナル、FANZA
DAZNとのダブルコースあり[14]
FODプレミアムフジテレビジョン2005100万人300万人フジテレビジョン[15]
NHKオンデマンド日本放送協会2008320万人NHK[16]
WOWOWオンデマンドWOWOW2021267万人WOWOW、CBS、SHOWTIME、パラマウント・ピクチャーズ、MTVE、ニコロデオン、コメディ・セントラル、Miramax[17][18]
J:COM STREAM
NPB(一部チームの試合を除く)、
F1
世界で展開しているサービス
有料全体