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出典検索?: "宗谷" 列車
宗谷
サロベツ
特急「宗谷」(2018年5月 幌延駅)
概要
国 日本
種類特別急行列車
現況運行中
地域北海道
前身特急「スーパー宗谷」「サロベツ」[注 1]
運行開始2017年3月4日
運営者北海道旅客鉄道(JR北海道)
路線
起点
札幌駅(宗谷)
旭川駅(サロベツ)
終点稚内駅
営業距離
396.2 km(札幌 - 稚内間)
259.4 km(旭川 - 稚内間)
平均所要時間
約5時間10分(宗谷)
約3時間44分(サロベツ)
運行間隔
1往復(宗谷)
2往復(サロベツ)
列車番号
51D・52D(宗谷)
60D+号数、閑散期の曜日運休の一部列車は6000を加算(サロベツ)
使用路線函館本線(宗谷のみ)・宗谷本線
車内サービス
クラスグリーン車・普通車
座席
グリーン車指定席:1号車(半室)
普通車指定席:1 - 3号車(1号車半室)
普通車自由席:4号車
技術
車両キハ261系気動車(苗穂運転所)
軌間1,067 mm(狭軌)
電化※気動車使用のため電気動力不使用、下記は運行区間の電化状態
交流20,000 V・50 Hz(札幌 - 北旭川間)
非電化(北旭川 - 稚内間)
最高速度
120 km/h(札幌 - 旭川 - 名寄間)
95 km/h(名寄 - 稚内間)
詳細は宗谷本線#路線データを参照。
路線図
宗谷(そうや)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が札幌駅 - 稚内駅間を函館本線・宗谷本線経由で運行している特別急行列車。
本項目では、同じく宗谷本線で運行されている特急「サロベツ」と、過去に宗谷本線およびその支線である天北線で運行されていた優等列車の沿革についても記述する。 1960年(昭和35年)7月1日に準急「宗谷」として札幌駅 - 稚内駅間で運転開始し、札幌駅 - 旭川駅間では「オホーツク」を併結していた。1961年(昭和36年)10月1日には急行列車格上げと同時に、函館駅発着(室蘭本線・千歳線経由)で運行されるようになり、1964年(昭和39年)10月1日には経由を室蘭本線から小樽駅経由に変更の上で、単独運転を開始した。 1981年(昭和56年)10月1日には札幌駅発着に戻され、1989年(平成元年)5月1日には天北線廃止に伴い、札幌駅 - 浜頓別駅 - 稚内駅間で運行されていた「天北」を経路変更を行ったうえで編入し[1]2往復化されたが、1992年(平成4年)7月1日には上下の2便目を別愛称の「サロベツ」として分離し再度1往復となった。 その後、JR北海道と北海道、名寄市などが出資する第三セクター北海道高速鉄道開発を主体とする、宗谷本線旭川駅 - 名寄駅間の高速化改良事業が完成した2000年(平成12年)3月11日ダイヤ改正より、宗谷本線を走行する急行列車4往復はすべて特急列車への格上げ・速達化が実施された。このうち、キハ261系気動車(基本番台)を使用した昼行2往復については、「宗谷」の愛称を引き継ぐ形で「スーパー宗谷」の愛称が起用された。「スーパー宗谷」の運転開始により、札幌駅 - 稚内駅間の所要時間は急行時代の最速列車から52分(うち、札幌駅 - 名寄駅間は38分)[2]もの大幅な短縮が図られた。 2017年(平成29年)3月4日のダイヤ改正では、それまで札幌駅 - 稚内駅間に3往復運転されていた特急のうち2往復を旭川駅 - 稚内駅間に短縮・再編し、引き続き札幌駅 - 稚内駅間で運転される1往復は「宗谷」に再改称されている。 列車名は北見国宗谷郡や宗谷支庁(→宗谷総合振興局)、稚内市にある宗谷岬および走行線区の宗谷本線に由来する。なお、宗谷本線特急列車運転開始時の愛称の一般公募でも「スーパー宗谷」が最多得票であった[2]。ヘッドマークは「スーパー宗谷」運転開始時に制定されたものから文字を抜いたもので、急行時代のヘッドマークをもとに道北地域の地形を図案化したものとしている[2][注 2]。 走行距離は396.2 kmに及び、これは2017年3月4日以降、日本国内で定期運行されている気動車特急で最も長い。電車特急を含めても、にちりんシーガイア(413.1 km)に次いで第2位である。 JR北海道発足後の1991年(平成3年)、宗谷本線名寄以北の運営効率化・経費削減を狙って宗谷北線運輸営業所が発足し、地元密着の運営を行うこととなった[3]。 そのような中で、急行列車の愛称について沿線の幌延町から豊富町にかけて広がるサロベツ原野(利尻礼文サロベツ国立公園の一部)のイメージアップを狙って[4]、地元自治体の要望があり[3]、1992年(平成4年)7月1日に「宗谷」2往復のうち、上下の2便目に当たる1往復を別愛称の「サロベツ」に変更したことで登場した愛称である[4]。この時点では「宗谷」と愛称以外の違いは特段存在しなかった。 2000年(平成12年)3月11日の宗谷本線高速化完成に伴うダイヤ改正では、札幌駅 - 稚内駅間昼行特急列車1往復の愛称とされ、「スーパー宗谷」と異なり、専用の改造を施されたキハ183系気動車が夜行の「利尻」(2006年定期運転終了)と共通で使用された。
概要
宗谷
サロベツ