安達 紀子(あだち のりこ、1959年 - )は、ロシア演劇研究家、エッセイスト、通訳、翻訳家。マリンスキー・オペラ友の会の会員。早稲田大学講師[1]。 京都府京都市生まれ。旧姓・松岡[2]。1983年京都産業大学外国語学部ロシア語学科卒業[2]、早稲田大学大学院文学研究科露文専攻修士課程修了[2]。その後、1986年から1992年までモスクワで暮らし[2]、映画撮影所モスフィルム、朝日新聞モスクワ支局、マールイ劇場などで通訳の仕事を行った[2]。帰国後、早稲田大学大学院博士課程に入学してロシア演劇を研究する一方[2]、演劇雑誌『悲劇喜劇』に評論を執筆[2]。 1999年『モスクワ綺想曲』で小野梓記念賞受賞[2]。同年、ロシア文化省よりプーシキン記念メダルを授与される[2]。
来歴
著書
『モスクワ狂詩曲 ロシアの人びとへのまなざし1986-1992』新評論 1994
『モスクワ綺想曲 ロシアの中のモスクワ、モスクワの中のロシア』新評論 1998
『ゲルギエフ カリスマ指揮者の軌跡』東洋書店 ユーラシア・ブックレット 2005
『ロシア春のソナタ、秋のワルツ 1999?21st』新評論 2010
翻訳
チェーホフ『三人姉妹 四幕のドラマ』群像社・ロシア名作ライブラリー 2004
スタニスラフスキー『俳優の仕事 俳優教育システム』全3部、堀江新二・岩田貴
ゴーリキー『どん底』群像社・ロシア名作ライブラリー 2019
チェーホフ『〈新訳〉桜の園』未來社・転換期を読む 2020
脚注^ 『ロシア春のソナタ、秋のワルツ』著者紹介
^ a b c d e f g h i “京都産業大学 外国語学部/国内外で活躍!! 外国語学部卒業生からのメッセージ/安達(旧姓 松岡)紀子 さん
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