あらん けい
安蘭 けい
本名安田瞳子[1]
生年月日 (1970-10-09) 1970年10月9日(53歳)
出生地 日本・滋賀県甲賀郡(現・湖南市)[2]
民族 韓国
血液型AB型
職業女優、歌手
ジャンル宝塚歌劇、ミュージカル
活動期間1991年 -
活動内容1991年:宝塚歌劇団入団
1992年:雪組に配属
2000年:星組に異動
2006年:同組トップスター就任
2009年:宝塚歌劇団退団、以降舞台中心に活動。
事務所ホリプロ
公式サイト安蘭けい公式ファンクラブサイト
宝塚歌劇
『雨に唄えば』
『王家に捧ぐ歌』
『スカーレット・ピンパーネル』
ミュージカル
『ワンダフルタウン』
『MITSUKO』
『アリス・イン・ワンダーランド』
『サンセット大通り』
受賞
第25回松尾芸能賞 新人賞(2004)
第34回菊田一夫演劇賞 演劇大賞(2008)
第1回岩谷時子賞 奨励賞(2010)
第38回菊田一夫演劇賞 演劇賞(2012)
第28回読売演劇大賞 優秀女優賞(2020)
備考
宝塚歌劇団卒業生
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本記事に加筆する際は出典を忘れないでください。
安蘭 けい(あらん けい、朝: ?? ??, 本名・安田瞳子[1]、1970年10月9日[3] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団星組トップスター。血液型AB型[2]、公称身長167cm。愛称は「とうこ」[4]。ホリプロ所属、所属レコード会社はポニーキャニオン。滋賀県甲賀郡(現・湖南市)出身[2]。 1989年、3度の受験失敗を経て、4度目の受験で宝塚音楽学校に合格し、入学[7]。卒業時の成績は首席。[6] 1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。芸名は「アリラン伝説」の主人公にちなんでつけた[8]。月組『ベルサイユのばら』で初舞台を踏む。同期生には春野寿美礼、朝海ひかる、花總まり、成瀬こうきなど。 1992年、雪組に配属される。1995年、新人公演『JFK』で初主演[9]。ジョン・F・ケネディ役を演じる。 『エリザベート』のルドルフの子供時代や『ICARUS』のイカロスなど、少年役を相次いで演じた。1999年頃からは組替えで雪組に配属された同期の朝海、成瀬とともにトリオで使われることが多かった。後に「雪組三兄弟」(当時流行していただんご三兄弟に由来)とも呼ばれる[10]。 2000年、星組に組替え。2003年には日生劇場『雨に唄えば』でドン役を演じる[11]。さらに『王家に捧ぐ歌』では事実上のヒロイン・アイーダ役を演じる[12]。『ミュージカル』誌では作品がベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門2位、さらに松尾芸能新人賞も受賞した[13](現役のタカラジェンヌでは初の受賞[14])。2004年には『ファントム』日本初演でシャンドン伯爵を演じる[15]。翌2005年、主演公演『龍星』では複雑な生い立ちをもつ孤独な主人公を演じて好評を博し、日本青年館における宝塚公演の史上最高観客動員数を記録した[16]。 2006年には『ベルサイユのばら』が再演され、大劇場と東京でそれぞれオスカルとアンドレを演じた。なお、この再演により本公演でオスカル・アンドレ・フェルゼンと男役が演じる三役全てを演じたことになり、これは宝塚史上初である[17]。 2006年、湖月わたるの退団を受け、入団16年目にして星組トップスターに就任する[18]。日本国籍でないことを公表したタカラジェンヌがトップスターに就任した例は鳳蘭(中国籍、後に日本に帰化)に次ぐ2人目[19][5]。首席入団で男役トップになったのは、汀夏子以来のことだった。トップ就任した大劇場初日の挨拶で、「夢は見るだけでなく叶えるもの。でも、もし叶えられなくても、叶えるために努力する道のりが夢」という名言を残す[4]。相手役には専科より遠野あすかを迎えた[20]。お披露目公演は、ドラマシティ・日本青年館公演「ヘイズ・コード」。大劇場お披露目公演は『さくら/シークレットハンター』。 2007年、青池保子の漫画を原作とした『エル・アルコン-鷹-』では、ダーティー・ヒーローを演じた。2008年には熱望していた[21]『赤と黒』を上演。同年6月、日本初演となるブロードウェイミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』を上演。同作の作曲家フランク・ワイルドホーンより、「ビューティフルでソウルフル。ブロードウェーの一流の歌手と苦労して作った曲を情熱的に見事に歌ってくれた」と絶賛される[22]。同作品は新東京宝塚劇場開場以来史上最高の動員記録を樹立し[23]、第34回菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞[24]。『ミュージカル』誌でもベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門1位を獲得した[13]。 『スカーレット・ピンパーネル』の上演を機に、退団を決意[25]、2009年4月26日、『My Dear New Orleans?愛する我が街?/ア ビヤント』の東京公演千秋楽を最後に退団。相手役の遠野と同時退団だった[26]。 2009年8月、ミュージカル『The Musical AIDA -宝塚歌劇団「王家に捧ぐ歌」より-』アイーダ役で女優としてデビュー[14]。以降、ミュージカルやストレートプレイなど、舞台中心に活躍を続けている。 2010年6月、ポニーキャニオンより舞台生活20周年記念アルバム『arche』を発売[27]。同年10月2日に東京・六本木ヒルズアリーナで開かれた「日韓交流おまつり2010」のオープニングに登場し、ルーツが朝鮮半島であることを明かす[6]。後のインタビューで『焼肉ドラゴン』のような日韓合作ミュージカルや演劇への出演希望を語った。 2014年10月4日、出身地である湖南市より、市の発展と知名度向上に貢献したとして、市制10周年式典時に表彰を受けた[28]。 芸能生活30周年を記念して、2021年4月にコンサート『AVANCE』を開催[29]。同年10月、ミュージカル曲を中心に収録したアルバム『AVANCE』を発売した[30]。 劇場名を付していない公演は宝塚大劇場・東京宝塚劇場での通常公演。
略歴
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
雪組時代
1992年3月 - 7月、『この恋は雲の涯まで』
1992年10月 - 1993年3月、『忠臣蔵?花に散り雪に散り?』 - 新人公演:堀部安兵衛(本役:轟悠)
1993年1月 - 2月、バウホール公演『セ・ラムール』 - 少年ルグラン
1993年5月 - 8月、『天国と地獄―オッフェンバック物語―/TAKE OFF』 - クリント 新人公演:ルイ・ナポレオン(本役:和央ようか)
1993年11月 - 1994年3月、『ブルボンの封印/コート・ダジュール』 - 新人公演:コルベール(本役:轟悠)
1994年5月 - 8月、『風と共に去りぬ』 - 新人公演:フランク・ケネディ(本役:楓沙樹)
1994年11月 - 3月、『雪之丞変化/サジタリウス』 - むく犬の吉 新人公演:闇太郎(本役:轟悠)
1995年5月 - 8月、『JFK/バロック千一夜』 - 新人公演:ジョン・F・ケネディ(本役:一路真輝)*新人公演初主演
1995年1月、バウホール公演『グッバイ・メリーゴーランド』 - ミッシェル
1995年9月 - 10月、バウホール公演『大上海』 - 黄徴信
1995年11月 - 12月、『あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール』 - 美鳥 新人公演:大海人皇子(本役:一路真輝)*新公主演
1996年2月 - 6月、『エリザベートー愛と死の輪舞ー』 - ルドルフ(少年時代) 新人公演:トート(本役:一路真輝)*新公主演
1996年8月 - 12月、『虹のナターシャ/La Jeunesse!』 - 洪孫科 新人公演:三条薫(本役:高嶺ふぶき)*新公主演
1996年10月 - 11月、バウホール・日本青年館公演『アナジ』 - 楊子竜
1997年3月 - 7月、『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ』 - アゾラン
1997年5月 - 6月、バウホール公演『嵐が丘』 - エドガー
1997年9月 - 11月、宝塚大劇場公演『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』 - ウィリアム
1997年12月 - 1998年4月、『春櫻賦/LET'S JAZZ -踊る五線譜-』 - 中城安辰