宇月原晴明
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宇月原 晴明(うつきばら はるあき、1963年12月15日 - )は、日本小説家。本名の永原孝道(ながはら たかみち)名義でも書評や評論などの活動をしている。目次

1 来歴・人物

2 作品リスト

2.1 宇月原晴明名義

2.2 永原孝道名義


来歴・人物

岡山県生まれ。早稲田大学文学部日本文学科卒。

早稲田大学在学中、『早稲田文学』に重松清らと一緒に携わる。卒業後は出版社に勤務。当初は『現代詩手帖』を中心に現代詩の作家・批評家として活動した。1999年、永原孝道名義で書いた「お伽ばなしの王様-青山二郎論のために」(『死の骨董』)で第6回三田文学新人賞を受賞。その後宇月原晴明名義で、織田信長が実は両性具有ふたなり)だったという、奇抜な発想の『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』でデビュー、同作品で、第11回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。そのあと2006年に、壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を、その御霊を鎮めようとする若き詩人の王源実朝、そしてマルコ・ポーロの二人の視点から描いた幻想歴史小説『安徳天皇漂海記』で第19回山本周五郎賞を受賞する。
作品リスト
宇月原晴明名義

『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』(
新潮社、1999 のち新潮文庫

『聚楽 太閤の錬金窟(グロッタ)』(新潮社 2002 のち新潮文庫)

『黎明に叛くもの』(中央公論新社 2003 のち中公文庫

1 『平蜘蛛の妖し夢』(C★NOVELS、2004)

2 『堕天の明星』

3 『風林火山を誘え』

4 『本能寺の禍星』


『天王船』(中公文庫、2006 上記のノベルス版に収録された外伝を集めた文庫版)

安徳天皇漂海記』(中央公論新社、2006)のち文庫 

『廃帝綺譚』(中央公論新社、2007)のち文庫 

『かがやく月の宮』新潮社、2013 

永原孝道名義

詩集『イライザのために』七月堂、1994

『ワードウォーズ 言語は戦争する』沖積舎、1995

『死の骨董 青山二郎と小林秀雄』以文社、2003











第19回山本周五郎賞
1980年代

第1回 山田太一異人たちとの夏

第2回 吉本ばななTUGUMI

1990年代

第3回 佐々木譲エトロフ発緊急電

第4回 稲見一良ダック・コール

第5回 船戸与一砂のクロニクル

第6回 宮部みゆき火車

第7回 久世光彦一九三四年冬―乱歩

第8回 帚木蓬生閉鎖病棟

第9回 天童荒太家族狩り

第10回 真保裕一奪取』/篠田節子ゴサインタン 神の座

第11回 梁石日血と骨

第12回 重松清エイジ

2000年代

第13回 岩井志麻子ぼっけえ、きょうてえ

第14回 乙川優三郎五年の梅』/中山可穂『白い薔薇の淵まで』

第15回 吉田修一パレード』/江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』

第16回 京極夏彦覘き小平次

第17回 熊谷達也邂逅の森

第18回 荻原浩明日の記憶』/垣根涼介君たちに明日はない

第19回 宇月原晴明『安徳天皇漂海記

第20回 森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』/恩田陸『中庭の出来事』


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