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宇宙科学博覧会
国際児童年協賛宇宙科学博覧会
Space Science Exposition
SPACE EXPO'78/'79
展示場の一部として使われた
船の科学館
(東京都品川区)
通称・略称宇宙博
国際児童年宇宙博(第2期)
開催時期第1期:1978年7月16日 - 1979年1月15日
第2期:1979年3月24日 - 9月2日
会場 日本 東京・有明13号地(現・江東区青海1丁目南西部付近)、船の科学館周辺
主催宇宙科学博覧会協会
後援総理府、科学技術庁、外務省、文部省他
協賛国立科学博物館、宇宙開発事業団、東京大学宇宙航空研究所他
来場者数第1期:5,514,658人
第2期:5,618,976人
最寄駅国鉄・京浜急行電鉄 品川駅
直通バス有
駐車場有
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宇宙科学博覧会(うちゅうかがくはくらんかい 英:Space Science Exposition)は、東京都江東区・品川区で開催された宇宙開発をテーマとした博覧会。1978年から1979年にかけ2期に分け開催された。
概要1977年に京都で開かれる「生命の起源国際会議」の後援となった日本科学協会が1976年にアメリカ航空宇宙局(NASA)のバイキング計画チームと接触し一般向け公開講演会を要請した際、バイキング計画のカメラや予備機などを日本に持ち込む可能性を示唆されたことをきっかけに宇宙開発をテーマとした博覧会を立案、日米の宇宙科学の発展や現状・未来構想を通じ日本の宇宙科学技術の振興・発展に寄与し青少年へ宇宙科学の平和利用を継承させ国際間の友好関係に貢献することを目的に1978年7月から1979年1月まで第1期を開催。閉会後、非来場者や稲村佐近四郎総務長官からの再実施の要望や、展示内容が国際児童年の趣旨にふさわしいとの意見を受け、児童権利宣言の精神に則り宇宙科学技術のもたらす利益や宇宙開発による未来を世界中のどの子供にも享受できるよう真剣に考える事を目的に1979年3月から9月まで第2期「国際児童年協賛宇宙科学博覧会」が開催された。
シンボルマーク:無限の宇宙を表す紺色の円形をベースとして地球を示す青色の丸を中心に据え宇宙への広がりの可能性を3つの白い楕円弧の帯で表した。
マスコットマーク:内側に日本人が古来からの月面のイメージとして空想したウサギの餅つきをイメージしたヘルメットを被ったウサギと3つの星をあしらい、外周に「SPACE EXPO」のロゴを2つ連ねた。
第1期「宇宙科学博覧会」(SPACE EXPO'78)
開催期間:1978年(昭和53年)7月16日 - 1979年(昭和54年)1月15日
テーマ:宇宙-人類の夢と希望(SPACE-DREAM AND HOPE FOR HUMANITY)
入場料
当日券:大人1500円、大学生・シルバー1200円、中高生800円、小学生400円、幼児100円
前売り・団体券:大人1200円、大学生・シルバー(65歳以上)1000円、中高生650円、小学生300円、幼児100円(3歳以上・大人1人につき1人無料)
団体は20名以上、31人以上で添乗員1名無料
第2期「国際児童年協賛宇宙科学博覧会」(SPACE EXPO'79)
開催期間:1979年(昭和54年)3月24日 - 1979年(昭和54年)9月2日
テーマ:宇宙-人類の夢と希望 わが子への愛を世界のどの子にも
入場料 - 国際児童年に因み小中学生の料金を半額に値下げした。
一般券:大人1500円、大学生・シルバー(65歳以上・身障者)1200円、高校生800円、中学生400円、小学生200円、幼児100円
団体券:大人1200円、大学生・シルバー1000円、高校生650円、中学生300円、小学生150円、幼児100円
組織
主催:宇宙科学博覧会協会
特別援助:日本船舶振興会
特別協賛:日本海事科学振興財団
後援
共通:総理府、科学技術庁、外務省、文部省、通商産業省、運輸省、郵政省、建設省、自治省
第1期のみ:東京都教育委員会
第2期のみ:法務省、厚生省、農林水産省、労働省、警察庁
協賛:国立科学博物館、宇宙開発事業団、東京大学宇宙航空研究所、国立極地研究所(第2期のみ)
協力(第2期のみ):47都道府県教育委員会
協会役員
名誉会長:福田赳夫(第1期)、大平正芳(第2期)いずれも当時内閣総理大臣
名誉顧問
第1期:園田直(外務大臣)、砂田重民(文部大臣)、河本敏夫(通産大臣)、福永健司(運輸大臣)、服部安司(郵政大臣)、櫻内義雄(建設大臣)、加藤武徳(自治大臣)、稲村佐近四郎(総理府総務長官)、熊谷太三郎(科学技術庁長官)