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出典検索?: "宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年4月)
『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』(うちゅうせんかんヤマト あらたなるたびだち)はフジテレビ系列で1979年7月31日放映のテレビアニメーションおよび、東映系で1981年3月14日公開の劇場用アニメーション映画である。
通称「新た」「新たなる旅立ち」。アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まったリメイク版アニメシリーズについては「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」を参照 「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第5作で、オリジナルシリーズ唯一のテレビスペシャル作品である。『宇宙戦艦ヤマト2』の続編として制作され、テレビスペシャルとして放映された[注 1]。西崎義展は当時、本作を「テレフィーチャー」(テレビ用映画)と呼び、かつ劇場版新作への布石として新世代キャラクターを数人、登場させた。CMなどを除いた正味の放映時間は95分。 1981年8月15日に日本テレビ系列で再放送された時には、冒頭に『ヤマト2』のダイジェストシーンが挿入され、本編の一部がカットされた。 本作の制作以前、ヤマトシリーズのテレビ用作品はよみうりテレビ(日本テレビ系)で放送されるのが常だったが、本作はフジテレビ系で放送された。この変更には、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の劇場公開前夜の1978年8月4日に劇場版『宇宙戦艦ヤマト』(ラストのイスカンダルのくだりをテレビ版同様に差し替えたバージョン)がフジテレビ系全国ネットで初放映された縁が関係している[注 2]。世は正にヤマトブーム・アニメブームであり、その巨大な一連のメディアミックス展開は、これまで日本のアニメーションに例の無かった放送局のボーダーレスをも実現したのである。 当時の雑誌などのコメントでは、松本零士の主導色が濃い『宇宙戦艦ヤマト2』の完成度、主に作画などのクオリティ面に対し、西崎義展にとって不満が残ったことが制作の発端のひとつであることが語られていた。制作時期が劇場版『銀河鉄道999』とぶつかったこともあり、松本は敵キャラクターなどの一部原案程度の参加に留まったことから、松本の作風が希薄な作品となった[注 3]。 本作の放送後に販売されたムック本『ロードショー特別編集 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』には主演声優の座談会が掲載されたが、『さらば』でいったんシリーズとして完結の形をとりながらさらに続編を制作したことについては、とまどいのコメントが吐露されている(特に伊武雅刀には相当の不満があったことがうかがえる)[3]。
作品解説